名台詞
機動武闘伝Gガンダム
;「流派東方不敗は 王者の風よ 全新系列 天破侠乱 見よ!東方は赤く燃えている!! 」
:流派東方不敗の銘文。同門の徒があった場合の挨拶として拳を交えながらこの漢文を朗読する慣わしがあるらしい。『この世は常に新しい波乱に満ちている 嘆きと助けを求める声は天を破らんばかりだ 見よ、そのため東方は赤く燃えているではないか 流派、東方不敗の役目は 王者の風を吹かせそれを鎮めることなのだ』という意味。
;「戦いとは詭道なり……策なくおのが勢いのまま戦うは敗れる兆しなり」<br />「ううぅぬ……今一歩と迫りながら惜しいことよ……だが素直に引くことも兵法の一つ」
:第17話より。孫子の兵法をベースにした流派東方不敗の兵法でドモン・カッシュを翻弄する。ただ力だけでないところがポイント。ドモンは師匠の教えを守って教科書通りの方策を獲るが、東方不敗は「生兵法は怪我の元」と裏をかいて罠を張っていた。師匠が教えたことを逆手に取って罠にはめるのはズルくないか?という声もあるが、これは「教えを知っているだけでなく、経験を伴ってこそ意味がある」という深い教えがある……らしい。
;「わしの名を知らぬか?未だ負けを知らぬは、東方不敗よ!」
:記録上は現役ガンダムファイターの頃から黒星は少なからずあったりする。年齢と病気があって現在の戦闘力と考えると、現役時代のマスターアジアを負かすというのはどんな実力者なのだろうか・・・。
;「たわけが!わしがいつそんなものを欲しいといった!!」
:ドモンに「デビルガンダムを使って世界を掌握しようとしている」と問答になった際に。確かに「デビルガンダムが必要」という方向性は一貫しており、ウォンの手先になってまでこれを欲する「理由」は明らかになっていなかった。
;「貴様も見たはず!ネオホンコンの裏の姿を!そうだ、世界がガンダムファイトとうつつを抜かしておる間にも、あのような場所が地球のいたるところに広がっておる!ローマを見なんだか。パリも、ロンドンも、貴様の祖国のネオジャパンの京都ですら滅びの一途を辿っておるのを忘れたか!!」
:これこそがガンダムファイトの暗部、コロニーの主導権争いのために地球を破壊しつくす「ショー」に対する怒りこそが彼の戦う理由だったのである。
;「分らぬか。地球を汚す人類そのものがいなけなれば自然はおのずとよみがえる。そして最強の力をもったデビルガンダムさえいれば、もう誰も地球へ降りられなくなる……フフフ…ウハハハハハ……そうだ、それがいい!それが一番だ!そのためなら人類など滅びてしまえ!!」
:東方不敗の深い深い絶望がこの言葉に込められている。
;「まだ分からんのか! なにがガンダムファイトだ! なにが理想的な戦争よ!<br/> 我が身を痛めぬ勝利が何をもたらす? 所詮はただのゲームぞ!」
:ドモンとの一騎打ちで。ガンダムファイトによる「無益な流血を避ける」という理想と異なり、世界はこの「戦争」をショーとして見ていた。世界に対する無責任さを指摘し、一人ひとりがそれを重く受け止め、そのありようを考えなければならない、と説いている。決して「戦争をして血を流せ」という意味ではない。
;「こぉの馬鹿弟子がぁぁぁぁ!」
:色々なところで使われているが、たいていは目の前の問題にばかり気を取られてしまうドモンに「もっと大局的に見よ」という師匠の訓示。馬鹿弟子といいながらもドモンのそんな真っ直ぐなところを気に入っていたようでもある。
;「そこまでか?貴様の力などそこまでのものに過ぎんのか!それでもキングオブハートか!<br/>足を踏ん張り、腰を入れんか!そんなことでは悪党のワシ一人倒せんぞ!このバカ弟子が!<br/> 何をしておる、自ら膝をつくなど勝負を捨てたもののすることぞ!立て!立ってみせい!]
:ドモンとの一騎打ちの最終局面、石破天驚拳の打ち合いで追い詰めながらもドモンを熱く鼓舞し、底力を引き出させた。敵でありながらも弟子を叱咤し、自分を乗り越えさせ、散っていく姿に多くのファンが胸をうたれた。
;「……よろしい。今こそお前は、本物のキング・オブ・ハート……!」
:ドモンとの一騎打ちのトドメとなる石破天驚ゴッドフィンガーからのヒートエンドで、自分を超えた弟子への最高の賛辞。あまりのラスボスっぷりと見事すぎる散りざまに、監督である今川泰宏氏はこの後も話が続くにもかかわらず、絵コンテで「完」と入れてしまったという逸話があるほど。