「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」を編集中

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暫定的な内容であり、本編の内容は差し控えてください。
 
暫定的な内容であり、本編の内容は差し控えてください。
 
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{{作品概要
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== 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(MOBILE SUIT GUNDAM IRON-BLOODED ORPHANS) ==
| 読み = きどうせんしガンダム てっけつのオルフェンズ
+
:ガンダムシリーズにおけるTVシリーズでは第19作目にあたる。TBS系列の毎日放送(MBS)をキー局として放送された。二期構成で製作され、2015年10月から2016年3月までを第一期、2016年10月から2017年4月までを第二期とする。
| 外国語表記 = Mobile Suit Gundam Iron-Blooded Orphans
+
:キャッチフレーズは「'''いのちの糧は、戦場にある'''」。本作と同じ時系列や世界設定を用いたスピンオフ作品「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼(げっこう)」も製作されている。
| 原作 =  
 
*矢立肇
 
*[[富野由悠季]]
 
*サンライズ
 
| 監督 = 長井龍雪
 
| シリーズ構成 = 岡田麿里
 
| キャラクターデザイン =
 
*伊藤悠(原案)
 
*千葉道徳
 
| メカニックデザイン = 
 
*鷲尾直広
 
*海老川兼武
 
*形部一平
 
*寺岡賢司
 
*篠原保
 
| 美術 = 草薙
 
| 音楽 = 横山克
 
| アニメーション制作 = サンライズ
 
| 制作 =
 
*サンライズ
 
*MBS
 
| 協力 =
 
*創通
 
*ADK
 
| 放送局 =
 
*MBSテレビ
 
*TBS系列
 
*他
 
| 放送期間 =
 
第1期:2015年10月4日 - 2016年3月27日
 
第2期:2016年10月2日 - 2017年4月2日
 
| 話数 = 全50話(第1期:全25話、第2期:全25話)
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
 
 
 
== 概要 ==
 
:ガンダムシリーズにおけるTVシリーズでは第19作目にあたる。TBS系列の毎日放送(MBS)をキー局として放送された。二期構成で製作された。便宜上2015年10月から2016年3月までを第一期、2016年10月から2017年4月までを第二期とする。<br>キャッチフレーズは「'''いのちの糧は、戦場にある'''」。本作と同じ時系列や世界設定を用いたスピンオフ作品「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼(げっこう)」も製作されている。
 
 
 
 
 
:英語タイトルの“Orphans”とは孤児の意味。その通りに孤児が主人公であり、社会的弱者の貧困や搾取などの社会問題が散りばめられている。小川正和プロデューサーが十代・二十代の若者をターゲットにした作品として企画を立ち上げ、長井龍雪を監督として起用することで企画が始動。「今の若者にとっては国のために戦うといった展開は現実味がないだろう」という小川氏の判断などもあり、仲間のために戦う少年兵の集団が主人公となった。元々ガンダムファンであった長井監督は「ガンダムに戦争は不可欠だが、戦争を知らない世代である自分がどう戦争を描くのか」について考えた結果、後から加わった脚本家である岡田の意見もあり、広島ヤクザの抗争をメインの一つに据えることが決定される。
 
:戦争は単純な勧善懲悪で割り切れるものではないとして、時に主人公側である鉄華団が冷徹な行動を取るシーンも描写されたが、折りに触れて「悪」や「報い」が断定的にインタビューで語られてもいる。また、派手さを優先されやすいロボットアニメでありながら、「宇宙空間という極限環境で稼働し作業に従事するものがビーム一発で壊れるのはおかしい。もっとひしゃげたりつぶれたりするはず」という意見から本作ではビーム兵器はほとんど存在せず、爆発するよりも割れたり砕けたりする破壊描写を取っている。断面や欠片などを詳細に描かなくてはならないことに加えて、線の多いモビルスーツデザインであるため作画コストはかなり高く、労働量と待遇の問題が見合わずにスタジオから離脱した古参スタッフもいたほど。
 
:第一期では[[オルガ・イツカ]]を中心に団結した少年たちの物語として展開。命以外何一つ持たないという彼らの「持たざる者の強み」と「命の軽さ」というまさしく体を張った生き様で、「ヒューマンデブリ」「宇宙ネズミ」と侮られてきた彼らが一つの大仕事を自分たちの手で成し遂げるという一種のサクセス・ストーリーであった。
 
:第二期では社会的に大きな認知をされることになった鉄華団と、台頭してきた彼らを敵視するテイワズ内部の不満を抱えた勢力との身内での対立が始まる。また、腐敗した体制を露見してしまったギャラルホルンも[[マクギリス・ファリド]]が復興の旗手としてその発言力を高めつつあることを危惧する[[ラスタル・エリオン]]達と緊張を高め、ラスタルの命令による爆破テロとそれに端を発した紛争に発展。新興勢力と既得権勢力との対立図式は味方同士の足の引っ張り合いと、敵同士での結託という混迷の物語へとシフトしていく。
 
:シリーズ構成は「とらドラ!」「ここさけ」「あの花」などでの長井龍雪監督とのタッグで知られる岡田麿里。彼女は自らの経験を投影した学生同士や少女中心の青春群像を得意としており、本作でも戦闘シーンよりも性愛や身内同士の対立などの人間ドラマに重点が置かれている。
 
:一期ではサクセスストーリーとして幕を閉じた物語だが、二期のストーリーが進行するに従って登場人物が次々に命を落としていく展開が目立つようになる。最終的には、鉄華団は組織として壊滅。これは監督が物語開始以前から三日月や鉄華団について、新撰組や滅びの美学を意識した「主人公勢力の全滅」という結末を予定していたため。だが、「一期でクーデリアを送り届ける」「二期で鉄華団が滅びる」という最重要部分以外は予定されていた展開の急な変更も数多く、作中で語られなかった設定や本編後に追加で発表された設定も枚挙に暇がない。
 
:そのため、鉄華団の役割を始め、マクギリス・ファリドが望んだものとは何だったのか、モビルアーマーとは、厄祭戦とは何だったのかなどなど現在でも様々な議論がなされている。これらのうちにはインタビューやスピンオフ作品などで回答がなされているものもあるので、興味を持った人は調べてみると良いだろう。
 
  
 
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
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;第二期
 
;第二期
:[[オルガ・イツカ]]率いる[[鉄華団]]は、大きな犠牲を出しながらも[[クーデリア・藍那・バーンスタイン]]、蒔苗東護ノ介の護衛を完遂し、火星圏に大きな利益をもたらした。また、蒔苗の推挙によってアーブラウ軍事顧問を務めることとなり、「鉄華団」の名は広く知られることとなった。クーデリアもまたアドモス商会を設立し、テイワズやノブリスの後ろ盾に支えられたハーフメタルの取引で得た資金を火星の福祉に回す日々を送る。一方、対照的に[[ギャラルホルン]]は蒔苗東護ノ介の復権を強引な形で妨害しようとしたことがきっかけで内部の腐敗が明らかになり、その信頼を失墜させていた。新米社長として多忙な日々を送るオルガやクーデリアの躍進は、それまで味方側だった人々の反感をも買うことになってしまう。[[ギャラルホルン]]もまた同様に、[[マクギリス・ファリド]]をはじめとする若きセブンスターズによって長老達の立場が脅かされつつあった。そんな中、クーデリアに恨みを抱いた火星の活動家が大海賊「夜明けの地平線団」を雇い、クーデリアと鉄華団に差し向ける。主導権を得るために味方が味方を撃ち、敵が味方となる混乱の世代闘争の幕開けである。
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:[[オルガ・イツカ]]率いる[[鉄華団]]は、大きな犠牲を出しながらも[[クーデリア・藍那・バーンスタイン]]、蒔苗東護ノ介の護衛を完遂し、火星圏に大きな利益をもたらした。また、蒔苗の推挙によってアーブラウ軍事顧問を務めることとなり、「鉄華団」の名は広く知られることとなった。一方、対照的に[[ギャラルホルン]]は蒔苗東護ノ介の復権を強引な形で妨害しようとしたことがきっかけで内部の腐敗が明らかになり、その信頼を失墜させていた。新米社長として多忙な日々を送るオルガや鉄華団の面々はようやく「自分たちの居場所」を見つけ、その前途は揚々たるものであった。しかし、そうした彼らの躍進は、本来味方であるテイワズ内部からの反感を買うことになってしまう。[[ギャラルホルン]]もまた同様に、[[マクギリス・ファリド]]をはじめとする若きセブンスターズによって長老達の立場が脅かされつつあった。主導権を得るために味方が味方を撃ち、敵が味方となる混乱の世代闘争の幕開けである。
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== 概要 ==
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:英語タイトルのORPHANSとは孤児の意味。社会的弱者の貧困や搾取などの社会問題を取り上げ、第一話からしてBPO案件になってしまうなど衝撃のスタートを切った。ガンダムシリーズはもともと戦争という世界の暗部に触れるものではあるが、同様のタブーにも踏み込んでいくことで大きな話題となる。監督の長井龍雪は、戦争は単純な勧善懲悪で割り切れるものではないため敵味方それぞれに戦う理由があり、また責められるべき瑕疵があるとして、時に主人公側である鉄華団も冷徹な行動を取るシーンも描写された。また、派手さを優先されやすいロボットアニメでありながら、「宇宙空間という極限環境で稼働し作業に従事するものがビーム一発で壊れるのはおかしい。もっとひしゃげたりつぶれたりするはず」という意見から本作ではビーム兵器はほとんど存在せず、爆発するよりも割れたり砕けたりする破壊描写を取っている。
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:第一期では[[オルガ・イツカ]]を中心に団結した少年たちの物語として展開。命以外何一つ持たないという彼らの「持たざる者の強み」と「命の軽さ」というまさしく体を張った生き様で、「ヒューマンデブリ」「宇宙ネズミ」と侮られてきた彼らが一つの大仕事を自分たちの手で成し遂げるという一種のサクセス・ストーリーであった。
 +
:第二期では社会的に大きな認知されることになった鉄華団と、台頭してきた彼らを敵視するテイワズ内部の不満を抱えた勢力との身内での対立が始まる。また、腐敗した体制を露見してしまったギャラルホルンも[[マクギリス・ファリド]]が復興の旗手としてその発言力を高めつつあることを器具する[[ラスタル・エリオン]]達と緊張を高めつつあった。新興勢力と既得権勢力との対立図式は味方同士の足の引っ張り合いと、敵同士での結託という混迷の物語へとシフトしていく。
 +
:「とらドラ!」で非常に高い評価を受けている長井龍雪監督とのタッグで知られる岡田麿里の脚本は対立や駆け引きなどの人間ドラマが秀逸とされ、本作でも同様に人間同士の物語として展開していく。しかし、ストーリーが進行するに従って登場人物が次々に命を落としていく展開が目立つようになる。これは物語開始当初から「主人公勢力の敗北」という結末が決まっていたため、どんどん味方が居なくなっていくという絶望的な状況で、なお足掻くという彼らの姿を描くためであったとされている。しかし、その描写は様々あるものの「その回でクローズアップ→その回で退場」とパターン化し、キャラクターの生死が記号としての印象が強くなってしまった。最終的には前述のとおり鉄華団は組織として壊滅。死亡した団員以外は傭兵業から完全に足を洗った者や別の働き方を見つけた者、あるいは鉄華団の呪縛から逃れられなかった者など様々あるが「それでも彼らは生きている」として物語は幕を閉じることになる。
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:現在でも様々な議論がなされており鉄華団の役割を始め、マクギリス・ファリドが望んだものとは何だったのか、モビルアーマーとは、厄祭戦とは何だったのかなどなど枚挙に暇がない。これはインタビューなどで岡田麿里氏の発言からいくつか回答がなされているが、それらの中には作中で語られるべき大きな要因があったにも関わらず「(作中たびたびあった同性でのやや親密な描写に関して)火星では同性婚が認められている」「マクギリスはガンダム・バエルを手に入れた時点で計画が完了しており、その後は何も考えてなかった」「(終盤でダインスレイフ中心の戦闘に関して)ダインスレイフはエースパイロットなら難なくよけられる(※作中で「外れた」ことはあっても「避けられた」描写はほとんどない)」など、結果として人間に対しては万能のヒットマン、モビルスーツに対してはダインスレイフという記号的な、ありていに言えば雑な展開に終始し、「[[ラスタル・エリオン]]は[[マクギリス・ファリド]]がやろうとしたことをずっと平和的にやるつもりだった」など物語そのものの根本すら否定しかねない発言まであり、岡田麿里氏の悪評である「物語の整合性がつけるのが苦手」という部分で批判を浴びた。さらには「登場人物の声当てをした声優が気に入ったのでストーリーを改変した」など作品を私物化するような発言もあり、大きく評価を落とした。
  
 
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
136行目: 98行目:
 
;[[ネモ・バクラザン]]
 
;[[ネモ・バクラザン]]
 
;[[エレク・ファルク]]
 
;[[エレク・ファルク]]
;[[ガラン・モッサ]]
 
  
 
== メカニック ==
 
== メカニック ==
186行目: 147行目:
 
;[[ホタルビ]]
 
;[[ホタルビ]]
 
:
 
:
 
 
=== ギャラルホルン ===
 
=== ギャラルホルン ===
 
'''一期'''
 
'''一期'''
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;[[ギャラルホルンモビルワーカー]]
 
;[[ギャラルホルンモビルワーカー]]
 
:
 
:
;[[ハーフビーク級戦艦]]
+
;[[ハーフビーク級]]
 
:
 
:
;[[ビスコ級クルーザー]]
+
;[[ビスコ級]]
 
:
 
:
 
'''二期'''
 
'''二期'''
226行目: 186行目:
 
;[[ヘルムヴィーゲ・リンカー]]
 
;[[ヘルムヴィーゲ・リンカー]]
 
:
 
:
;[[グレイズシルト]]
+
;[[グレイズ・シルト]]
 
:
 
:
 
;[[レギンレイズ・ジュリア]]
 
;[[レギンレイズ・ジュリア]]
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== 用語 ==
 
== 用語 ==
;[[ガンダム・フレーム]]
 
;[[ヴァルキュリア・フレーム]]
 
;[[ロディ・フレーム]]
 
;[[ヘキサ・フレーム]]
 
;[[ゲイレール・フレーム]]
 
;[[グレイズ・フレーム]]
 
;[[テイワズ・フレーム]]
 
;[[イオ・フレーム]]
 
;[[レギンレイズ・フレーム]]
 
;[[阿頼耶識システム]]
 
;[[エイハブ・リアクター]]
 
;[[ナノラミネートアーマー]]
 
;[[高硬度レアアロイ]]
 
;[[厄祭戦]]
 
  
 
== 世界観 ==
 
== 世界観 ==
 +
 +
== スタッフ ==
 +
;原作
 +
:矢立肇、富野由悠季
 +
:サンライズ
 +
;原作
 +
:矢立 肇
 +
:富野 由悠季
 +
 +
;監督
 +
:長井 龍雪
 +
;シリーズ構成
 +
:岡田 麿里
 +
;キャラクターデザイン原案
 +
:伊藤 悠
 +
;キャラクターデザイン
 +
:千葉 道徳
 +
;メカデザイン
 +
:鷲尾 直広
 +
:海老川 兼武
 +
:形部 一平
 +
:寺岡 賢司
 +
:篠原 保
 +
;美術
 +
:草薙
 +
:音楽
 +
:横山 克
 +
 +
;制作協力
 +
:創通・ADK
 +
;製作
 +
:サンライズ・MBS
  
 
== 主題歌 ==
 
== 主題歌 ==
337行目: 315行目:
 
| 話数 || タイトル
 
| 話数 || タイトル
 
|-
 
|-
| colspan="2" | 第一期
+
| colspan="2" | 1期
 
|-
 
|-
 
| 第1話 || 鉄と血と
 
| 第1話 || 鉄と血と
389行目: 367行目:
 
| 第25話 || 鉄華団
 
| 第25話 || 鉄華団
 
|-
 
|-
| colspan="2" | 第二期
+
| colspan="2" | 2期
 
|-
 
|-
 
| 第26話 || 新しい血
 
| 第26話 || 新しい血

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