軌道エレベーター

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軌道エレベーター

地球の赤道上に建設された超巨大建造物。全高5万kmにも達する人類史上最大の構造物である。高度3万5千km付近に設置された太陽光発電衛星からの電力を地上に送る目的で建設されたもので、化石燃料に代わるエネルギー源となっている。エレベーター本体は地上から伸びているが、地上の土台だけでは巨大な質量を支えられないため、高度1万km付近と3万5千km付近にオービタルリングを設置して安定させているほか、先端にカウンターウェイトの役割を果たすバラスト衛星が取り付けられている。エレベーター内部には電力を送るチューブのほかに、宇宙空間に設置されたステーションと地上を往復するリニアトレインが存在する。観光スポットとしても人気が高く、連日、多くの観光客が地上とステーションを往復している。防護システムとしてデブリの侵入を防ぐ電磁ネットや、デブリが衝突した時の衝撃を吸収するショックアブソーバーがステーションに設置されている。ユニオンの「タワー」、AEUの「ラ・トゥール」、人革連の「天柱」の全部で3基が存在し、それぞれを三大国が管理しているが、『1st』の時点では「ラ・トゥール」のみ未完成であった。『2nd』以降は全て連邦の管理下に置かれ、「ラ・トゥール」は「アフリカタワー」の名称で完成する。何重もの防御措置が取られているものの、その大きさから防衛は困難を極め、構造上の観点からも「ひどく脆い」建造物である。人類共通の財産なので、軌道エレベーター及びオービタルリングへの攻撃は国際条約で厳重に禁止されているが、『2nd』でアロウズは条約を無視してメメントモリ2号基で「アフリカタワー」を攻撃し、「ブレイク・ピラー」事件を引き起こした。また、内部にはCBの秘密工場が極秘裏に設置され、MSの開発と製造を行っている。 タワー

ユニオンが南アメリカ・アマゾン川上流地域に建造した軌道エレベーター。三大勢力では最も早く完成している。

天柱(てんちゅう)

人革連がソロモン諸島北方海上に建造した軌道エレベーター。低軌道ステーションには人革連軍特務部隊「頂部」が駐屯している。『1st』開始時で建造から10年を迎え、第1話では記念式典が執り行われていた。

ラ・トゥール

AEUがアフリカ・ヴィクトリア湖西方に建造していた軌道エレベーター。三大国家群の中では最も建造が遅れており、『1st』開始時ではエネルギー供給は開始されているものの、リニアトレインなどの周辺施設はまだ完成しておらず、本格稼働には至っていないが、『2nd』では「アフリカタワー」の名称で完成している。アロウズによる「ブレイク・ピラー」事件にて甚大な被害を受けるが、事件から4か月後には連邦加盟国の技術支援により送電が再開されている。