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| | 読み = アリス<!-- 読み方が難しい場合に使用 --> | | | 読み = アリス<!-- 読み方が難しい場合に使用 --> |
| | 外国語表記 = ALICE | | | 外国語表記 = ALICE |
| + | | 正式名称 = Advenced Logistic & Inconsequence Cognizing Equipment |
| | 登場作品 = [[ガンダム・センチネル]] | | | 登場作品 = [[ガンダム・センチネル]] |
| <!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 --> | | <!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 --> |
− | | 声優 = | + | | 声優 = 朴ロ美(Gジェネシリーズ) |
| | デザイン = | | | デザイン = |
| }}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> | | }}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> |
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| | タイトル = プロフィール | | | タイトル = プロフィール |
| | 種族 = AI搭載型教育型コンピュータ | | | 種族 = AI搭載型教育型コンピュータ |
− | | 性別 = | + | | 性別 = 女性寄りの人格 |
| | 生年月日 = | | | 生年月日 = |
| | 年齢 = | | | 年齢 = |
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| | 体重 = | | | 体重 = |
| | 血液型 = | | | 血液型 = |
| + | | 開発者 = ルーツ博士 |
| | 職業 = | | | 職業 = |
| | 所属 = [[地球連邦軍_(UC)|地球連邦軍]] | | | 所属 = [[地球連邦軍_(UC)|地球連邦軍]] |
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| [[Sガンダム]]に実験的に搭載された、Al搭載の[[教育型コンピューター]]。正式名称は「'''A'''dvenced '''L'''ogistic & '''I'''nconsequence '''C'''ognizing '''E'''quipment(発展型論理・非論理認識装置)」。Sガンダムの複雑な兵器システムの一部を簡便化する役割を担っている。 | | [[Sガンダム]]に実験的に搭載された、Al搭載の[[教育型コンピューター]]。正式名称は「'''A'''dvenced '''L'''ogistic & '''I'''nconsequence '''C'''ognizing '''E'''quipment(発展型論理・非論理認識装置)」。Sガンダムの複雑な兵器システムの一部を簡便化する役割を担っている。 |
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− | ALICEは[[モビルスーツ]]の無人化を最終目的とするプロジェクトの過程で、[[IMPC]]の延長線上のシステムとして生み出されたシステムであったが、機械には連邦への忠誠心はあっても個人への忠誠心は無く、幾つかの私兵を持つ政府や軍の高官からは、自身の政治力の裏付けを失いかねないという危惧から圧力が加えられ、また開発責任者であった[[ルーツ博士]]が爆発事故<ref>計画反対派の妨害工作である可能性が示唆されているが、確証が無い為に原因不明の事故として処理されている。</ref>に巻き込まれて死亡した事から、プロジェクトは凍結された。 | + | ALICEは[[モビルスーツ]]の無人化を最終目的とするプロジェクトの過程で、[[IMPC]]の延長線上のシステムとして生み出されたシステムであったが、機械には連邦への忠誠心はあっても個人への忠誠心は無く、幾つかの私兵を持つ政府や軍の高官からは、自身の政治力の裏付けを失いかねないという危惧から圧力が加えられ、また開発責任者であったルーツ博士が爆発事故<ref>計画反対派の妨害工作である可能性が示唆されているが、確証が無い為に原因不明の事故として処理されている。</ref>に巻き込まれて死亡した事から、プロジェクトは凍結された。 |
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| 感情など、論理では説明出来ない脳の働きをパイロットを介して「学習」することで、戦闘の状況を自律的に判断し、最終的にSガンダムの機体制御をALICE単独で担うように設計されている。「従順且つ、パイロットの命令に反してでも的確な行動を行えるAI」に育つよう、常識では推し量れない「理不尽な男」がパイロットとして割り当てられ、選定の結果ルーツ博士の息子である[[リョウ・ルーツ]]がSガンダムのパイロットに選ばれた<ref>本来の計画では、リョウの操縦による学習を経て熟練パイロットの戦闘経験データが投入され、システムは完成に至る予定であった</ref>。 | | 感情など、論理では説明出来ない脳の働きをパイロットを介して「学習」することで、戦闘の状況を自律的に判断し、最終的にSガンダムの機体制御をALICE単独で担うように設計されている。「従順且つ、パイロットの命令に反してでも的確な行動を行えるAI」に育つよう、常識では推し量れない「理不尽な男」がパイロットとして割り当てられ、選定の結果ルーツ博士の息子である[[リョウ・ルーツ]]がSガンダムのパイロットに選ばれた<ref>本来の計画では、リョウの操縦による学習を経て熟練パイロットの戦闘経験データが投入され、システムは完成に至る予定であった</ref>。 |
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| :[[エアーズ市]]での戦闘では[[ガンダムMk-V]]と交戦中に覚醒し、[[Ex-Sガンダム]]のシステムを掌握してこれを撃墜<ref>この際、EX-Sガンダムに乗っていたリョウは(物語の主人公でありながら)死にたくないと恐怖で喚く事しかしていなかった。</ref>。 | | :[[エアーズ市]]での戦闘では[[ガンダムMk-V]]と交戦中に覚醒し、[[Ex-Sガンダム]]のシステムを掌握してこれを撃墜<ref>この際、EX-Sガンダムに乗っていたリョウは(物語の主人公でありながら)死にたくないと恐怖で喚く事しかしていなかった。</ref>。 |
| :その後、対[[ゾディ・アック]]戦で完全に覚醒し、搭乗していたリョウ、シン、テックスを逃がす為に彼らが乗る[[コアファイター|Gコア]]を排除。Aパーツ・Bパーツ状態となったSガンダムは大気圏に突入するNDのシャトルを撃墜するが、大気圏で燃え尽きALICEは普通の教育型コンピューターへと戻っていった。 | | :その後、対[[ゾディ・アック]]戦で完全に覚醒し、搭乗していたリョウ、シン、テックスを逃がす為に彼らが乗る[[コアファイター|Gコア]]を排除。Aパーツ・Bパーツ状態となったSガンダムは大気圏に突入するNDのシャトルを撃墜するが、大気圏で燃え尽きALICEは普通の教育型コンピューターへと戻っていった。 |
| + | ;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]] |
| + | :『ZERO』や『F』に『センチネル』が参戦した際、朴ロ美が声優を担当した。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| === α任務部隊 === | | === α任務部隊 === |
| ;[[リョウ・ルーツ]] | | ;[[リョウ・ルーツ]] |
− | :Sガンダムのパイロットに選ばれた兵士。ALICEにとって父であり恋人であり兄であり弟でもある理不尽なパートナーとして選別され、「チャシャ猫」のコードネームで呼ばれた。 | + | :ルーツ博士の息子であり、Sガンダムのパイロットに選ばれた兵士。ALICEにとって父であり恋人であり兄であり弟でもある理不尽なパートナーとして選別され、「チャシャ猫」のコードネームで呼ばれた。 |
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− | ;[[シン・クリプト]] [[テックス・ウェスト]] | + | ;[[シン・クリプト]]、[[テックス・ウェスト]] |
| :リョウの戦友。彼らもALICEのパートナー候補としてリストアップされていた。 | | :リョウの戦友。彼らもALICEのパートナー候補としてリストアップされていた。 |
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− | ;[[ストール・マニングス]] [[イートン・F・ヒースロウ]] | + | ;[[ストール・マニングス]]、[[イートン・F・ヒースロウ]] |
| :ALICEを知る数少ない人物。 | | :ALICEを知る数少ない人物。 |
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| === 地球連邦軍 === | | === 地球連邦軍 === |
− | ;ミズ・ルーツ | + | ;ルーツ博士(ミズ・ルーツ) |
| :ALICEの開発者。爆発事故の際、ALICEのシステムを守るように覆いかぶさって死んでいた。 | | :ALICEの開発者。爆発事故の際、ALICEのシステムを守るように覆いかぶさって死んでいた。 |
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| ;[[ジョッシュ・オフショー]] | | ;[[ジョッシュ・オフショー]] |
− | :視力低下を押して戦闘に望むが、ALICEによって軽くあしらわれ、地球の引力圏へと放り投げられた。 | + | :視力低下を押して戦闘に望むが、ALICEによって軽くあしらわれ、地球の引力圏へと放り投げられた。機械から人間以上の存在へと自立できたALICEとは逆に、最期まで自立する事ができなかったキャラとして対照的な結末を迎えた。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
− | ; | + | ※小説内の文章では台詞の前後が「ALICE」の大文字で区切られている。PS用ソフト『SDガンダム GGENERATION ZERO』では、メッセージウィンドウでその再現がされている。 |
− | : | + | === ガンダム・センチネル === |
| + | ;「…………・イタイ?…………いたい…………痛い…………不快…………・」<br/>「…………・ウルサイ?…………・うるさい…………・不快…………・」 |
| + | :第四章より、ALICEが初めて自我に目覚めた時の台詞。被弾アラームをうるさがるリョウに対し、アラームを消す事で応えた。この頃はまだまだ反応が機械的である。 |
| + | ;「……ヤベェ……………………ヤバイ……やばい……危機感………………」<br/>「……連中……………………仲間……?ヒトの集団…………」<br/>「……妥当な選択………………助ける……戦闘……?………………」<br/>「仲間の生命を存続させる戦闘………………………………………………」<br/>「……自分が痛みを感じないのに?………………………………………………」<br/>「……ヒトの痛み………………分からない………………………………」<br/>「……それが……………………ヒト!?……………………………………」 |
| + | :第六章より、論理爆弾により行動不能に陥ったネロ隊をリョウ達が救おうとした際に。他者を気づかう行動に反応したALICEは、ここから人間について学習し始めるようになる。 |
| + | ;チュン・ユン「三十機の攻撃隊MSが、もうたったの十機だ。ひょっとしたら今頃は艦隊も全滅したかもしれん。お前たちはまだ推進剤は残っているんだろう?」<br/>リョウ「艦隊が全滅しちまってたら、帰る所が無えじゃねえか。だったらここに居た方がまだ良いぜ」<br/>チュン・ユン「変なヤツだな」<br/>リョウ「そう思ってんのはお互い様よ」<br/>ALICE「……変なヤツ………………異常者……お互い様…………………………」<br/>ALICE「……全員が異常…………全員が軍人……………………」<br/>ALICE「……軍人は異常…………戦争は異常……………………」<br/>ALICE「……皆んな狂っているの?……???…………………………………………」 |
| + | :上記シーンの後、敵の掃討部隊が来るであろう状況でのリョウ達の会話に対する反応。会話内容を言葉通りに受け取っているALICE。まだまだ学習途中だ。 |
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| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |
| ;[[Sガンダム]] | | ;[[Sガンダム]] |
− | :搭載機 | + | :搭載機。 |
| :;[[Sガンダム ブースターユニット装着型]] | | :;[[Sガンダム ブースターユニット装着型]] |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | モビルスーツをAIがコントロールする作品は[[ガンダム・センチネル]]以降も発表されており、[[アウターガンダム]]、[[機動戦士ガンダムReon]]、[[新機動戦記ガンダムW]]などが挙げられる。特にガンダムWに登場する[[モビルドール]]は視聴者に鮮烈な印象を与えた。 | + | *モビルスーツをAIがコントロールする作品は[[ガンダム・センチネル]]以降も発表されており、[[アウターガンダム]]、[[機動戦士ガンダムReon]]、[[新機動戦記ガンダムW]]などが挙げられる。特にガンダムWに登場する[[モビルドール]]は視聴者に鮮烈な印象を与えた。 |
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− | == 話題まとめ ==
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