8行目:
8行目:
*[[機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル]]
*[[機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル]]
*[[機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還]]
*[[機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還]]
−
| デザイン = 藤田一巳
+
| デザイナー = 藤田一巳
}}
}}
28行目:
28行目:
| 所属 = [[ティターンズ]] ⇒ [[エゥーゴ]]
| 所属 = [[ティターンズ]] ⇒ [[エゥーゴ]]
| 主なパイロット =
| 主なパイロット =
−
*[[エマ・シーン]](1号機)
+
*[[エマ・シーン]] (1号機)
−
*[[カクリコン・カクーラー]](2号機)
+
*[[カクリコン・カクーラー]] (2号機)
−
*[[ジェリド・メサ]](3号機)
+
*[[ジェリド・メサ]] (3号機)
−
*[[カミーユ・ビダン]](3号機)
+
*[[カミーユ・ビダン]] (3号機)
*[[エル・ビアンノ]]
*[[エル・ビアンノ]]
*その他多数
*その他多数
37行目:
37行目:
==概要==
==概要==
−
[[グリプス]]にて[[ティターンズ]]が開発した[[ガンダム]]の発展機。ガンダムの正当な後継機をティターンズが開発する事で部隊の威権を補強し、連邦軍内での地位を固めると同時にティターンズの仮想敵であるジオン残党を恫喝するという政治的な意図を以って開発された。反地球連邦組織との本格的な軍事衝突が無い頃に開発が進められていた機体であり、当初より[[スペースコロニー]]の暴徒鎮圧用に開発されている。
+
[[グリプス]]にて[[ティターンズ]]が開発した[[ガンダム]]の発展機。ガンダムの正当な後継機をティターンズが開発する事で部隊の威権を補強し、[[地球連邦軍 (UC)|連邦軍]]内での地位を固めると同時にティターンズの仮想敵である[[ジオン残党]]を恫喝するという政治的な意図を以って開発された。反地球連邦組織との本格的な軍事衝突が無い頃に開発が進められていた機体であり、当初より[[スペースコロニー]]の暴徒鎮圧用に開発されている。
地球至上主義を掲げるティターンズのフラッグシップとして、ジオン系の技術を排除し連邦系技術のみで開発が進められた。最大の特徴は装甲と別体化した「[[ムーバブルフレーム]]」と呼ばれる機体構造で、これによって既存のモビルスーツと比較して柔軟な稼動領域を獲得し、運動性や拡張性の向上に成功した。また、コクピットには[[全天周モニター]]と[[リニアシート]]が導入されており、ガンダムMk-IIは以後開発される第二世代モビルスーツの雛形と呼べる機体となった<ref>ただし、Mk-II自体はガンダリウム合金を用いていない為、1.5世代機と呼ばれる事もある。</ref>。
地球至上主義を掲げるティターンズのフラッグシップとして、ジオン系の技術を排除し連邦系技術のみで開発が進められた。最大の特徴は装甲と別体化した「[[ムーバブルフレーム]]」と呼ばれる機体構造で、これによって既存のモビルスーツと比較して柔軟な稼動領域を獲得し、運動性や拡張性の向上に成功した。また、コクピットには[[全天周モニター]]と[[リニアシート]]が導入されており、ガンダムMk-IIは以後開発される第二世代モビルスーツの雛形と呼べる機体となった<ref>ただし、Mk-II自体はガンダリウム合金を用いていない為、1.5世代機と呼ばれる事もある。</ref>。
75行目:
75行目:
;VCU-505EX-Gry/Ver.009 バルカン・ポッド・システム
;VCU-505EX-Gry/Ver.009 バルカン・ポッド・システム
:頭部のコ・プロセッサの大型化に伴い、オプションとして外装化された頭部バルカン砲。銃口は頭部左側に2門を備え、右側にはカウンターウェイトを兼ねたマガジンを備える。
:頭部のコ・プロセッサの大型化に伴い、オプションとして外装化された頭部バルカン砲。銃口は頭部左側に2門を備え、右側にはカウンターウェイトを兼ねたマガジンを備える。
−
;XB-G-1048L ビーム・サーベル
+
;XB-G-1048L [[ビーム・サーベル]]
:バックパックのバーニアアーム部に2基装備。出力0.45MW。バックパックにエネルギーサプライデバイスが配されており、取り外したサーベルは単体で稼働する<ref>腕部にサプライケーブルを備えていない機体であっても使用出来るが、敵に奪われて使用されるというデメリットもあった。</ref>。グリップ部は角柱型になっている。
:バックパックのバーニアアーム部に2基装備。出力0.45MW。バックパックにエネルギーサプライデバイスが配されており、取り外したサーベルは単体で稼働する<ref>腕部にサプライケーブルを備えていない機体であっても使用出来るが、敵に奪われて使用されるというデメリットもあった。</ref>。グリップ部は角柱型になっている。
−
;BAUVA・XBR-M-8C2 ビーム・ライフル
+
;BAUVA・XBR-M-8C2 [[ビーム・ライフル]]
:[[エネルギーCAP|Eパック]]方式の採用によりパック交換を行える事で継戦能力が向上したビーム・ライフル。ライフル本体はパック内に充填されたメガ粒子の出力(使用量)を変更する事が可能で標準状態で7発、最大出力で3発発射可能。Mk-II自体は腕部にエネルギー供給用のサプライケーブルを持たない為、Eパックにライフル自体の稼動動力源である電源も内包する方式になっている。
:[[エネルギーCAP|Eパック]]方式の採用によりパック交換を行える事で継戦能力が向上したビーム・ライフル。ライフル本体はパック内に充填されたメガ粒子の出力(使用量)を変更する事が可能で標準状態で7発、最大出力で3発発射可能。Mk-II自体は腕部にエネルギー供給用のサプライケーブルを持たない為、Eパックにライフル自体の稼動動力源である電源も内包する方式になっている。
:使用しない場合はサイドスカートのラッチにマウントされる。
:使用しない場合はサイドスカートのラッチにマウントされる。
107行目:
107行目:
== 関連機体 ==
== 関連機体 ==
+
=== 強化・装備バリエーション ===
;[[スーパーガンダム]]
;[[スーパーガンダム]]
:Mk-IIが支援機「[[Gディフェンサー]]」と合体した形態。
:Mk-IIが支援機「[[Gディフェンサー]]」と合体した形態。
;[[フルアーマーガンダムMk-II]]
;[[フルアーマーガンダムMk-II]]
:本機にガンダリウム合金の追加装甲を施した状態。機動性が低下したため、スーパーガンダムの案が採用された。
:本機にガンダリウム合金の追加装甲を施した状態。機動性が低下したため、スーパーガンダムの案が採用された。
+
;[[ガンダムMk-IIxII]]
+
:『Define』に登場した本機の改修機。機体の各所にスラスターが追加され、機動性が向上している。
+
+
=== 系列機・派生機 ===
;[[ガンダムMk-II試作0号機]]
;[[ガンダムMk-II試作0号機]]
:『ギレンの野望』シリーズに登場するゲームオリジナル機体。本機のプロトタイプに位置する。
:『ギレンの野望』シリーズに登場するゲームオリジナル機体。本機のプロトタイプに位置する。
−
;[[ガンダムMk-IIxII]]
−
:『Define』に登場した本機の改修機。機体の各所にスラスターが追加され、機動性が向上している。
−
;[[Gディフェンサー]]
−
:本機との連携を目的に開発された宇宙戦闘機。
;[[バーザム]]
;[[バーザム]]
:本機の量産型または本機を参考に開発された量産機とされる。
:本機の量産型または本機を参考に開発された量産機とされる。
125行目:
126行目:
:;[[ヌーベル・ジムIII]]
:;[[ヌーベル・ジムIII]]
::ジムIIIの新造機で、本機の実質的な量産型。
::ジムIIIの新造機で、本機の実質的な量産型。
+
+
=== 技術的関与のある機体 ===
+
;[[Gディフェンサー]]
+
:本機との連携を目的に開発された宇宙戦闘機。
;[[ネモ・ディフェンサー]]
;[[ネモ・ディフェンサー]]
:Gディフェンサーと合体した[[ネモ]]。合体用にバックパックが本機の物に換装されている。
:Gディフェンサーと合体した[[ネモ]]。合体用にバックパックが本機の物に換装されている。
133行目:
138行目:
;次世代試作機
;次世代試作機
:『ADVANCE OF Ζ』の設定に登場する機体。[[ジム・クゥエル]]がベースとなっており、パーツや武装に本機との共通点が見られるが、詳細は不明。
:『ADVANCE OF Ζ』の設定に登場する機体。[[ジム・クゥエル]]がベースとなっており、パーツや武装に本機との共通点が見られるが、詳細は不明。
+
+
=== その他 ===
;[[ビルドガンダムMk-II]]
;[[ビルドガンダムMk-II]]
−
:『[[ガンダムビルドファイターズ]]』に登場するガンプラ。本機がベースになっている。
+
:『[[ガンダムビルドファイターズ]]』に登場するMk-IIベースのガンプラ。幻の5号機という設定で、背部にビルドブースターMk-IIを装備している。
== 余談 ==
== 余談 ==