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| == 組織の歴史 == | | == 組織の歴史 == |
− | === 宇宙世紀改暦-ジオン共和国建国 === | + | === 宇宙世紀改暦~ジオン共和国建国 === |
− | 宇宙世紀改暦前、首相官邸ラプラスに設立間もない宇宙軍が配備。しかし、ラプラス事件によって改暦セレモニーの真っ只中であった首相官邸がテロによって爆破される。そして、それに乗じて発生した諸紛争を平定する為に、連邦軍はその武力を振るったと言われている。
| + | 宇宙世紀改暦前、[[首相官邸ラプラス]]に設立間もない宇宙軍が配備。しかし、[[ラプラス事件]]によって改暦セレモニーの真っ只中であった首相官邸がテロによって爆破される。そして、それに乗じて発生した諸紛争を平定する為に、連邦軍はその武力を振るったと言われている。 |
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| それから半世紀以上の時が流れ、宇宙世紀0059年。サイド3が[[ジオン共和国]]として成立すると、コロニーの自治独立を認めない連邦はサイド3への経済制裁を実施した。 | | それから半世紀以上の時が流れ、宇宙世紀0059年。サイド3が[[ジオン共和国]]として成立すると、コロニーの自治独立を認めない連邦はサイド3への経済制裁を実施した。 |
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| === [[一年戦争]] === | | === [[一年戦争]] === |
− | [[ジオン公国]]の[[ミノフスキー粒子]]と[[モビルスーツ]]を用いた戦略・戦術により敗北寸前にまで追い込まれるが、ジオンの捕虜となっていた[[レビル将軍]]の行った「[[レビルの演説 (ジオンに兵なし)|ジオンに兵なし]]」の演説により降伏はせず、以降はレビル派が軍の指揮を採り[[オデッサ作戦]]、[[星一号作戦]]を立て続けに発動。[[ア・バオア・クー]]での戦闘でジオン公国を降伏させるまでに至った。しかし、その組織は決して一枚岩であるとは言い難く、末期には宇宙軍・陸軍間の戦後を見据えた利権闘争やレビル派の[[グレイヴ]]の強硬など、後ろ暗い様相を見せている。 | + | [[ジオン公国軍]]の[[ミノフスキー粒子]]と[[モビルスーツ]]を用いた戦略・戦術により開戦から間もなく敗北寸前にまで追い込まれ、一時はジオン有利の[[南極条約|休戦条約]]を受け入れざるを得ない状況に陥るが、ジオンの捕虜となっていた[[レビル将軍]]の行った「[[レビルの演説 (ジオンに兵なし)|ジオンに兵なし]]」の演説により降伏はせず、休戦条約を戦時条約に変更させた上で戦争を継続した。以降はレビル派が軍の指揮を採り[[オデッサ作戦]]、[[星一号作戦]]を立て続けに発動。[[ア・バオア・クー]]での戦闘でジオン公国を降伏させるまでに至った。しかし、その組織は決して一枚岩であるとは言い難く、末期には宇宙軍・陸軍間の戦後を見据えた利権闘争やレビル派の[[グレイヴ]]の強硬など、後ろ暗い様相を見せている。 |
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| 開戦当初、MSの有用性を軽視していた事で大敗を喫した背景から自陣営でのMS開発を実施しており、[[V作戦]]を経てMSの開発に成功すると、MSとその運用を前提とした母艦・支援兵器の開発を重視するようになる。 | | 開戦当初、MSの有用性を軽視していた事で大敗を喫した背景から自陣営でのMS開発を実施しており、[[V作戦]]を経てMSの開発に成功すると、MSとその運用を前提とした母艦・支援兵器の開発を重視するようになる。 |
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| === 一年戦争後 === | | === 一年戦争後 === |
− | ジオンに勝利した連邦は、接収したジオン系装備も取り込みつつ戦争で失った軍備を再編。各地に潜伏する[[ジオン残党]]の蜂起に備える事になる。その一環として[[ジョン・コーウェン]]らが中心となって[[ガンダム開発計画]]が実施される。そんな中、ジオン残党組織[[デラーズ・フリート]]が武装蜂起。強奪された[[ガンダム試作2号機]]によって[[コンペイトウ]]観艦式が襲撃され、式に参加していた宇宙艦隊の大半が消滅する事となった。
| + | ジオンに勝利した連邦は、各地に潜伏する[[ジオン残党]]の蜂起に備え、接収したジオン系装備も取り込みつつ戦争で失った軍備を再編。その一環として[[ジョン・コーウェン]]らが中心となって[[ガンダム開発計画]]が実施される。そんな中、ジオン残党組織[[デラーズ・フリート]]が武装蜂起。強奪された[[ガンダム試作2号機]]によって[[コンペイトウ]]観艦式が襲撃され、式に参加していた宇宙艦隊の大半が消滅する。 |
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− | [[ジーン・コリニー]]派はこの[[デラーズ紛争]]の混乱を利用してコーウェン派を排斥し軍上層部を掌握。更にコリニーの腹心であった[[ジャミトフ・ハイマン]]は地球至上主義者を纏め上げ、[[ティターンズ]]を結成。ティターンズはジオン残党狩りを目的にその規模を拡大していった。 | + | [[デラーズ紛争]]の最中に[[ジーン・コリニー]]は[[シーマ・ガラハウ]]と内通し、紛争の混乱を利用する形で自陣営の地固めを行い、紛争終盤にはコーウェン派を排斥し軍上層部を掌握するが、デラーズ・フリートの最終目標である北米大陸への[[コロニー落とし]]を阻止する事は出来なかった。戦後はデラーズ紛争に関わる記録を封印・抹消し、コロニー落としを「事故」として処理した事で軍の面目を維持している。 |
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| + | 0084年にはコリニーの腹心であった[[ジャミトフ・ハイマン]]が地球至上主義者を纏め上げ、[[ティターンズ]]を結成。ティターンズはジオン残党狩りを目的にその規模を拡大していった。 |
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| === [[グリプス戦役]]~[[第一次ネオ・ジオン抗争]] === | | === [[グリプス戦役]]~[[第一次ネオ・ジオン抗争]] === |
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| 当初は世論を味方に付けたティターンズが優勢に立ち、一時期は連邦軍を傘下に収める程の権力を手に入れるが、[[クワトロ・バジーナ]]による[[ダカール演説]]によってそれまで秘匿して来た専横を暴露された事で、パワーバランスは逆転。連邦はエゥーゴを中心に再編が行われ、ティターンズの壊滅によってグリプス戦役も終結した。 | | 当初は世論を味方に付けたティターンズが優勢に立ち、一時期は連邦軍を傘下に収める程の権力を手に入れるが、[[クワトロ・バジーナ]]による[[ダカール演説]]によってそれまで秘匿して来た専横を暴露された事で、パワーバランスは逆転。連邦はエゥーゴを中心に再編が行われ、ティターンズの壊滅によってグリプス戦役も終結した。 |
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− | しかし、グリプス戦役という内紛は連邦の戦力を大幅に削ぐ形となり、その隙を突く形で[[ネオ・ジオン]]が連邦に宣戦布告。余力を持たないエゥーゴに代わり軍の主導権を握っていた軍高官らは事なかれ主義を貫き、ネオ・ジオンへの対応は[[アーガマ]]の[[ガンダムチーム]]にほぼ丸投げされる形となった。その後も軍高官は[[ダカール]]の無血開城、[[ダブリン]]のコロニー落としの黙認、サイド3のネオ・ジオンへの移譲等の迷走を繰り返し、最終的にネオ・ジオンへの艦隊の派遣を決定するが、艦隊が[[アクシズ]]へ到着したのは、ネオ・ジオンが内乱によって自滅した後の事であった。 | + | しかし、グリプス戦役という内紛は連邦の戦力を大幅に削ぐ形となり、その隙を突く形で[[アクシズ]]が[[ネオ・ジオン]]を名乗り連邦に宣戦布告。余力を持たないエゥーゴに代わり軍の主導権を握っていた軍高官らは事なかれ主義を貫き、ネオ・ジオンへの対応は[[アーガマ]]の[[ガンダムチーム]]にほぼ丸投げされる形となった。その後も軍高官は[[ダカール]]の無血開城、[[ダブリン]]のコロニー落としの黙認、サイド3のネオ・ジオンへの移譲等の迷走を繰り返し、最終的にネオ・ジオンへの艦隊の派遣を決定するが、艦隊が[[アクシズ]]へ到着したのは、ネオ・ジオンが内乱によって自滅した後の事であった。 |
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| この時期のMS開発は各工廠による独自開発が行われており、各生産拠点ごとに機体ナンバーが割り振られていた。ティターンズの支援によってその傾向は顕著となり、ニュータイプ研究所を中心とした[[強化人間]]及び強化人間専用機の開発も活発化していた。一方、エゥーゴのスポンサーである[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム]]はこれ以降連邦軍の兵器開発シェアの大半を独占。その影響力を強めていく事になる。 | | この時期のMS開発は各工廠による独自開発が行われており、各生産拠点ごとに機体ナンバーが割り振られていた。ティターンズの支援によってその傾向は顕著となり、ニュータイプ研究所を中心とした[[強化人間]]及び強化人間専用機の開発も活発化していた。一方、エゥーゴのスポンサーである[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム]]はこれ以降連邦軍の兵器開発シェアの大半を独占。その影響力を強めていく事になる。 |
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| 宇宙世紀0100年の[[ジオン共和国]]の自治権返還に伴い、連邦政府は戦乱の消失を宣言。ジオン系組織という連邦にとって最大にして最適な仮想敵が消失していった事で、やがて軍の組織力が低下。連邦軍は徐々に衰退の一途を辿る事になる。しかし、0105年に反連邦組織[[マフティー・ナビーユ・エリン]]がその勢力を拡大させ、[[アデレード]]の連邦中央閣僚会議を襲撃。連邦軍はアデレードでの戦闘でそのリーダーであるマフティーを逮捕し、動乱を終結させた。 | | 宇宙世紀0100年の[[ジオン共和国]]の自治権返還に伴い、連邦政府は戦乱の消失を宣言。ジオン系組織という連邦にとって最大にして最適な仮想敵が消失していった事で、やがて軍の組織力が低下。連邦軍は徐々に衰退の一途を辿る事になる。しかし、0105年に反連邦組織[[マフティー・ナビーユ・エリン]]がその勢力を拡大させ、[[アデレード]]の連邦中央閣僚会議を襲撃。連邦軍はアデレードでの戦闘でそのリーダーであるマフティーを逮捕し、動乱を終結させた。 |
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− | この当時のMSは、大型化と複雑化が顕著となっており、軍備圧迫を招いていると見た[[サナリィ]]によってMSの小型化が提言され、以降は全長15mの小型MSが主力となっていった。
| + | それ以降大規模な紛争や事件は起きる事はなかったものの、宇宙世紀0120年~0122年にかけて[[オールズモビル|火星独立ジオン軍]]が武装蜂起。二度に渡るオールズモビル戦役は、第十三独立艦隊によって鎮圧された。 |
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− | 宇宙世紀0120年~0122年にかけて[[オールズモビル|火星独立ジオン軍]]が武装蜂起。二度に渡るオールズモビル戦役は、第十三独立艦隊によって鎮圧される。
| + | この当時のMSは、万能化を突き詰めた事による大型化が顕著となっており、軍備圧迫を招いていると見た[[サナリィ]]によってMSの小型化が提言される。大型MSやその関連設備の製造と補修によって利潤を得ていたアナハイムはこれに反発するが、サナリィの開発した[[ガンダムF90]]がその有用性を示した事で、以降は全長15mの小型MSが主力となっていった。 |
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| === [[コスモ・バビロニア建国戦争]]~[[木星戦役]] === | | === [[コスモ・バビロニア建国戦争]]~[[木星戦役]] === |