23行目: |
23行目: |
| | センサー有効半径 = | | | センサー有効半径 = |
| | 搭載システム = [[ゼロシステム]] | | | 搭載システム = [[ゼロシステム]] |
− | | 設計 = [[ドクターJ]]<br/>[[プロフェッサーG]]<br/>[[ドクトルS]]<br/>[[H教授]]<br/>[[老師O]]<br/>[[ハワード]] | + | | 設計 = [[ドクターJ]]<br/>[[プロフェッサーG]]<br/>[[ドクトルS]]<br/>[[H教授]]<br/>[[老師O]] |
| | 製造 = | | | 製造 = |
| + | *[[カトル・ラバーバ・ウィナー]] (2号機) |
| *[[ドクターJ]] (1号機) | | *[[ドクターJ]] (1号機) |
− | *[[カトル・ラバーバ・ウィナー]] (2号機)
| + | | 所属 = コロニー独立組織 ⇒ [[OZ]] |
− | | 所属 = [[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]所有 ⇒ [[OZ]] (鹵獲) ⇒ [[ピースミリオン]] (回収) | |
| | 所属組織 = | | | 所属組織 = |
| | 所属部隊 = | | | 所属部隊 = |
| + | | 所有者 = |
| + | *[[カトル・ラバーバ・ウィナー]] ⇒ [[OZ]] ⇒ [[マイク・ハワード]] (2号機) |
| + | *[[ドクターJ]] ⇒ [[アディン・ロウ・ジュニアクローン|アルファ]] ⇒ [[ザイード・ウィナー]] (1号機) |
| | 母艦 = | | | 母艦 = |
− | | 主なパイロット = [[ヒイロ・ユイ]]<br/>[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]<br/>[[アディン・ロウ]]</br>他 | + | | 主なパイロット = [[カトル・ラバーバ・ウィナー]] (2号機)<br/>[[ヒイロ・ユイ]] (2号機)<br/>[[トラント・クラーク]] (2号機)<br/>[[アディン・ロウ]] (1号機)<br/>[[アディン・ロウ・ジュニアクローン|アルファ]] (1号機) |
| }}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> | | }}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> |
| | | |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− | カトキハジメ氏による2度目のリデザイン版[[ウイングガンダムゼロ]]。1度目のリデザインである[[ウイングガンダムゼロ (EW版)]]とは異なり、機体形状や機体カラーがTV版を準拠したものになっている。
| + | カトキハジメ氏が新たにリデザインした[[ウイングガンダムゼロ]]。[[ウイングガンダムゼロ (EW版)]]の外見が大きく変更されたのに対し、本機はTV版ウイングゼロに準拠した形状と機体カラーとなっている。機体名称は変更されているが、本機も設定上はTV版のウイングゼロと同一の機体である。 |
| | | |
− | 武装はツインバスターライフルがやや大型化されている以外に大きな変わりはなく、ネオバード形態もウイング内部に追加された副翼以外に変わりはない。追加武装として「メッサーツバーク」が存在している。
| + | 基本的な機体形状はほぼ変更されておらず、細身のシルエットとなっている。細かい変更点はスラスターユニット内にネオバード形態で展開される副翼が追加され、コックピット位置が腹部から胸部に変更。また、[[ゼロシステム]]起動時に胸部装甲が展開するギミックが追加されている。 |
| | | |
− | 『[[新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop|FT]]』において本機の設定が追加された。科学者たちが設計した試作零号機を元に、[[オペレーション・メテオ]]発動以前に[[ドクターJ]]が独自に試作1号機を製造している。この機体は[[アディン・ロウ]]が運用したが、この時点では狙撃シークエンスやツインバスターライフルが未完成で、[[ゼロシステム]]も実用可能段階にはない状態であった。この時の運用データは後に[[ウイングガンダム (EW版)]]や2号機に活かされることになった。2号機はTV版と同じく[[H教授]]が残した設計図を元に[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]の手によって製造されている。
| + | 武装もTV版と同じ物を装備しているが、ツインバスターライフルとウイングシールドはやや大型化されている。また、新たな追加装備として「メッサーツバーク」が設定された。 |
| + | |
| + | 『FT』では[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]が製造した機体以外に、もう一機存在していたと設定されている。5人のガンダム開発者が設計したプロトゼロは試作零号機とされ、この設計図を元に[[ドクターJ]]が[[ウイングガンダム (EW版)]]の前段階として独自に1号機を製造。完成時は武装や狙撃シークエンスが未完成でゼロシステムも実用段階になかったため、凄腕のスナイパーである[[アディン・ロウ]]の協力を得て運用データを取得した。また、ウイングガンダムのアグレッサー機としても運用された。このデータはウイングガンダムや、カトルが製造する2号機に活かされることとなった。 |
| + | |
| + | なお媒体によっては他のEW版ガンダムに合わせる形で「ウイングガンダムプロトゼロ (EW版)」と表記されることもある。 |
| | | |
| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
54行目: |
61行目: |
| :ネオバード形態に変形可能。 | | :ネオバード形態に変形可能。 |
| ;自爆装置 | | ;自爆装置 |
− | :各ガンダムに搭載されている自爆システム。 | + | :各ガンダムに搭載されている機密保持用の自爆システム。ゼロシステムによって精神が不安定化した[[トラント・クラーク]]によって使用され、大破した。 |
| | | |
| === 武装・必殺攻撃 === | | === 武装・必殺攻撃 === |
| + | ;マシンキャノン |
| + | :両肩に内蔵されている4銃身式機関砲。発砲時は肩口の装甲が展開し銃身が露出する。展開方式は[[ウイングガンダムゼロ (EW版)]]と同様となっている。 |
| ;ツインバスターライフル | | ;ツインバスターライフル |
− | :2挺のライフルを平行連結した2連装型バスターライフル。ネオバード形態時は、分割した状態でシールドの左右に固定される。TV版に準拠した形状となっているが、やや大型化している。 | + | :2挺のライフルを平行連結した2連装型バスターライフル。ネオバード形態時は、分割した状態でウイングシールド左右に固定される。TV版の[[ウイングガンダムゼロ]]の物とほぼ同形状だが、銃身が大型化している。 |
− | ;マシンキャノン
| |
− | :両肩に内蔵されている4銃身式機関砲。発砲時は肩口の装甲が展開し銃身が露出する。
| |
| ;[[ビームサーベル]] | | ;[[ビームサーベル]] |
− | :両肩部に2基収納されている。 | + | :両肩部に2基収納されている接近戦用のビーム兵装。 |
| ;ウイングシールド | | ;ウイングシールド |
− | :対ビームコーティングが施されたシールド。ネオバード形態時には機首となる。 | + | :腕部に装着される[[ガンダニュウム合金]]製のシールド。ネオバード形態では機種パーツとなる。TV版ウイングゼロの物より大型化しており、先端部の小翼が可動式に変更されている。 |
| :;ウイングバルカン | | :;ウイングバルカン |
| ::シールド両脇に2門内蔵されている機関砲。 | | ::シールド両脇に2門内蔵されている機関砲。 |
| ;メッサーツバーク | | ;メッサーツバーク |
− | :ツインバスターライフルの強化ユニット。通常は3基を銃身に装着したドライツバークバスターとして使用する。 | + | :ツインバスターライフルの強化ユニット。単体でも携行式の[[ビームライフル]]として機能する。通常は3基をツインバスターライフルに装着した「ドライツバークバスター」として運用することを想定している。 |
| | | |
| == 対決・名場面 == | | == 対決・名場面 == |
74行目: |
81行目: |
| | | |
| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |
| + | === 別デザイン === |
| ;[[ウイングガンダムゼロ]] | | ;[[ウイングガンダムゼロ]] |
− | :TV版における本機。本機のデザイン元である。 | + | :TV版デザインの本機。本機のデザイン元である。 |
| + | |
| + | === 改修機 === |
| ;[[ウイングガンダムゼロ (EW版)]] | | ;[[ウイングガンダムゼロ (EW版)]] |
− | :本機を改修した機体。TV版ゼロのリデザインとしてはこちらが先になる。 | + | :[[トラント・クラーク|トラント]]によって大破した2号機を修復・改修した機体。TV版ゼロのリデザインとしてはこちらが先になる。 |
| + | ;[[白雪姫]] / [[ウイングガンダムスノーホワイトプレリュード]] |
| + | :解体されていた1号機を[[カトル・ラバーバ・ウィナー|W教授]]が再建造・改修した機体。後者はその前身にあたる。 |
| + | |
| + | === 系列機・派生機 === |
| ;[[ウイングガンダムセラフィム]] / [[ガンダムルシフェル]] | | ;[[ウイングガンダムセラフィム]] / [[ガンダムルシフェル]] |
| :ウイングゼロの量産型とその試験機。 | | :ウイングゼロの量産型とその試験機。 |
90行目: |
104行目: |
| ;[[シェンロンガンダム (EW版)]] | | ;[[シェンロンガンダム (EW版)]] |
| :本機を元に設計された機体の1つ。近接格闘戦を重視して設計された。 | | :本機を元に設計された機体の1つ。近接格闘戦を重視して設計された。 |
− | ;[[白雪姫]] / [[ウイングガンダムスノーホワイトプレリュード]] | + | ;魔王 |
− | :解体された試作1号機を元に[[カトル・ラバーバ・ウィナー|W教授]]が開発した機体とその前身。 | + | :試作零号機の設計を元に開発されたデスサイズの前身にあたる機体。プロトゼロ1号機と共に解体されたが、後にW教授によって[[魔法使い]]として再建造・改修された。 |
− | ;[[魔法使い]]
| |
− | :試作零号機を元に開発された「魔王」を元にW教授が開発した機体。「魔王」はデスサイズの前身にあたる。
| |
| ;[[プロメテウス]] | | ;[[プロメテウス]] |
− | :試作零号機を元に開発された機体を元に[[トロワ・バートン|ドクトルT]]が開発した機体。元の機体はヘビーアームズの前身にあたる。 | + | :試作零号機の設計を元に開発されたヘビーアームズの前身にあたる機体。同じく解体されたが、[[トロワ・バートン|ドクトルT]]によって再建造・改修された。 |
| ;[[シェヘラザード]] | | ;[[シェヘラザード]] |
− | :試作零号機を元に開発された機体を元にドクトルTが開発した機体。元の機体はサンドロックの前身にあたる。 | + | :試作零号機の設計を元に開発されたサンドロックの前身にあたる機体。同じく解体されたが、ドクトルTによって再建造・改修された。 |
| + | ;[[ガンダムエピオン (EW版)]] |
| + | :試作零号機の設計を手に入れた[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]が開発した機体。 |
| | | |
| == 余談 == | | == 余談 == |