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対するジオン公国軍は、欧州に侵攻する連邦軍を迎撃する方針を採り、[[マ・クベ]]大佐 (少佐)指揮の資源採掘部隊と鉱山防衛部隊、[[ユーリ・ケラーネ]]少将指揮の欧州方面軍、アフリカなどからの増援部隊が布陣を固めた。しかし、[[ガルマ・ザビ]]大佐の死後、地球のジオン公国軍は混乱状態にあった他、[[キシリア・ザビ]]少将直属であり地球方面軍とは命令系統が異なるマ・クベの思惑もあり、組織だった抵抗ができない状態にあった。
 
対するジオン公国軍は、欧州に侵攻する連邦軍を迎撃する方針を採り、[[マ・クベ]]大佐 (少佐)指揮の資源採掘部隊と鉱山防衛部隊、[[ユーリ・ケラーネ]]少将指揮の欧州方面軍、アフリカなどからの増援部隊が布陣を固めた。しかし、[[ガルマ・ザビ]]大佐の死後、地球のジオン公国軍は混乱状態にあった他、[[キシリア・ザビ]]少将直属であり地球方面軍とは命令系統が異なるマ・クベの思惑もあり、組織だった抵抗ができない状態にあった。
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=== 作戦の推移 ===
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本作戦は連邦軍の勝利に終わり、オデッサの防衛にあたったジオン軍部隊はその後、宇宙や地球各地へと退却。この戦いの決着によって[[一年戦争]]の主戦場は宇宙へと移りゆく事になった。
;10月10日 18''':'''00
  −
:イギリス(グレートブリテン島)のサウスサンプトン基地より、レビル将軍率いる連邦軍第3軍が出撃。ヨーロッパ、中東、アフリカ方面の地上・航空戦力をワルシャワに集結させ、10月15日の作戦開始を目指す。
  −
 
  −
;10月11日 02''':'''50
  −
:第3軍、ドーバー海峡を横断。他部隊も7方面からオデッサに向けて出撃。
  −
 
  −
;10月12日
  −
:連邦軍、ジオン公国軍潜水艦隊に対する牽制のため、オスロより艦艇を南下させる。
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  −
;10月15日
  −
:オデッサ作戦開始予定日。連邦軍、各部隊が集結地点のワルシャワに到着できず作戦開始が遅延。
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  −
;10月20日
  −
:連邦軍、集結地点のワルシャワに到着。野戦本部を設置。
  −
 
  −
;10月25日
  −
:作戦の最終確認後、陽動部隊を各地に派遣。
  −
 
  −
;11月2日
  −
:航空部隊を中心とした増援部隊が到着。
  −
 
  −
;11月6日
  −
:公国軍、鉱山基地防衛隊に黒い三連星が合流。
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;11月7日
  −
:公国軍、牽制のため2個潜水艦隊を北上させる。
  −
 
  −
;11月7日 06''':'''00
  −
:オデッサ作戦開始。ワルシャワから進撃した連邦軍第3軍や地中海経由戦力の本隊がオデッサ西部から、第2・第7軍が北西部から、第4軍が北部から、東南アジア方面からの派遣部隊が西部から侵攻し公国軍欧州方面軍と交戦。黒海東岸・西岸から北岸へと進撃した連邦軍が鉱山基地防衛隊と交戦。[[ジオン軍]]の数倍に相当する戦力を以って、オデッサへの侵攻を開始する。
  −
 
  −
:[[ホワイトベース]]は所定の位置に就き、前線支援任務を開始。作戦開始に前後してミデア隊と接触し、[[コア・ブースター]]を技術士官も引き渡されるが、直後にジオン軍の[[黒い三連星]]が襲撃。[[ガンダム]]の活躍により撃破に成功するものの、この戦闘においてミデア隊の[[マチルダ・アジャン]]が戦死する。
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;11月7日 13''':'''40
  −
:連邦軍第3軍、ジオン軍第1陣の防衛網を突破。公国軍は守備範囲を狭める。
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  −
;11月7日 20''':'''00
  −
:突出した連邦軍第3軍、公国軍の反撃を受ける。
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  −
;11月8日
  −
:地形や防衛陣地を利用した公国軍の包囲戦術や、諜報網による連邦軍の作戦情報の把握により、終日、膠着状態が続く。
  −
 
  −
;11月9日 03''':'''35
  −
:連邦軍、膠着状態を打開すべく総攻撃を開始。[[第44機械化混成連隊 (独立混成第44旅団)|独立混成第44旅団]]、陸上艦隊を中心に[[144高地]]へ[[陸戦型ジム]]や[[陸戦強襲型ガンタンク]]などを投入し、最終防衛ラインを突破。北方より攻撃を行う連邦軍第4軍、包囲網を突破。膠着状態の打破に成功する。
  −
 
  −
;11月9日 05''':'''00
  −
:膠着状態の打破を受け、連邦軍が攻勢を強める。
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  −
;11月9日 06''':'''30
  −
:ホワイトベース隊、鉱山基地後方から突入。
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;11月9日 11''':'''00
  −
:公国軍、防衛網を縮小。連邦軍第3軍、カルパティア山脈東のキシニョフに到達。
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  −
:作戦が終盤に近づいた頃に[[ランバ・ラル隊]]の残党が[[クラウレ・ハモン]]に率いられ、ホワイトベース隊を襲撃。[[錐の戦法]]による一点突破で撃沈しようとするも作戦は失敗し残党部隊は全滅。この戦闘で[[リュウ・ホセイ]]が戦死する。
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;11月9日 17''':'''00
  −
:オデッサ陥落。基地司令官の[[マ・クベ]]、オデッサを放棄し、陥落直前に宇宙へと脱出。基地のジオン残存部隊はその後、宇宙や地球各地へと退却し、この戦いの決着によって[[一年戦争]]の主戦場は宇宙へと移りゆく事になった。
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  −
;11月10日 14''':'''00
  −
:連邦軍、臨戦態勢から警戒態勢へ移行。残敵の掃討を実施。
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=== 異説について ===
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上記の作戦の推移は劇場版『1st』及び後出の作品におけるものであり、初出であるTV版『1st』とは展開が異なる。特に目立っているのはホワイトベース隊の動向に関する物であり、オデッサ作戦への参加時期やランバ・ラル隊、ハモン隊、黒い三連星と交戦した時日、投入兵器などで大きな差異がある。そのため「ガンダムファクトファイル(ガンダムパーフェクトファイル)」などの媒体においては、TV版の展開が激戦により戦況や投入戦力に関する記録が明確さを欠いた結果できた異説の1つとして取り扱われている。
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連邦軍が連邦軍がヨーロッパ、中東、アフリカ方面の地上・航空戦力を集結。同作戦へ参加する為にオデッサへ移動中だった[[ホワイトベース]]が[[黒い三連星]]を退けたとの報告を受け、これを切っ掛けとしてレビルは11月7日に作戦開始を命じた。対する[[ジオン軍]]は連邦軍中将[[エルラン]]を内通させ、彼の連邦軍離反を計算に入れた上で部隊を展開しており、同部隊に対して兵力を割いていなかった。しかし、[[アムロ・レイ]]によってエルランの内通が発覚。エルラン逮捕に伴い、連邦軍は戦力の薄いこのポイントを基点として一気に戦線の突破を図った。
  −
 
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追い詰められたオデッサ基地司令[[マ・クベ]]は連邦軍への恫喝を目的に[[南極条約]]で使用が禁止されている水爆ミサイルの使用を示唆。だが、レビルはそれに臆する事なく攻撃を指示。これを受けマ・クベはミサイルの発射を強行するも、黒い三連星の残る2機を撃破した[[ガンダム]]が[[Gスカイ|Gスカイ・イージー]]を[[SFS]]として活用し、空中で弾頭部を切り落とす離れ業を成功させた事で不発に終わった。この一件が決定打となり、11月9日にオデッサは陥落。マ・クベは宇宙へと脱出した。
      
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
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;*[[ダブデ]]
 
;*[[ダブデ]]
 
;*トーチカ
 
;*トーチカ
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== 作戦の推移 ==
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:イギリス(グレートブリテン島)のサウスサンプトン基地より、レビル将軍率いる連邦軍第3軍が出撃。ヨーロッパ、中東、アフリカ方面の地上・航空戦力をワルシャワに集結させ、10月15日の作戦開始を目指す。
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;10月11日 02''':'''50
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:第3軍、ドーバー海峡を横断。他部隊も7方面からオデッサに向けて出撃。
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;10月12日
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:連邦軍、ジオン公国軍潜水艦隊に対する牽制のため、オスロより艦艇を南下させる。
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:オデッサ作戦開始予定日。連邦軍、各部隊が集結地点のワルシャワに到着できず作戦開始が遅延。
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;10月20日
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:連邦軍、集結地点のワルシャワに到着。野戦本部を設置。
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:作戦の最終確認後、陽動部隊を各地に派遣。
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:公国軍、鉱山基地防衛隊に黒い三連星が合流。
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:公国軍、牽制のため2個潜水艦隊を北上させる。
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:オデッサ作戦開始。ワルシャワから進撃した連邦軍第3軍や地中海経由戦力の本隊がオデッサ西部から、第2・第7軍が北西部から、第4軍が北部から、東南アジア方面からの派遣部隊が西部から侵攻し公国軍欧州方面軍と交戦。黒海東岸・西岸から北岸へと進撃した連邦軍が鉱山基地防衛隊と交戦。[[ジオン軍]]の数倍に相当する戦力を以って、オデッサへの侵攻を開始する。
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:[[ホワイトベース]]は所定の位置に就き、前線支援任務を開始。作戦開始に前後してミデア隊と接触し、[[コア・ブースター]]を技術士官も引き渡されるが、直後にジオン軍の[[黒い三連星]]が襲撃。[[ガンダム]]の活躍により撃破に成功するものの、この戦闘においてミデア隊の[[マチルダ・アジャン]]が戦死する。
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:突出した連邦軍第3軍、公国軍の反撃を受ける。
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:地形や防衛陣地を利用した公国軍の包囲戦術や、諜報網による連邦軍の作戦情報の把握により、終日、膠着状態が続く。
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;11月9日 03''':'''35
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:連邦軍、膠着状態を打開すべく総攻撃を開始。[[第44機械化混成連隊 (独立混成第44旅団)|独立混成第44旅団]]、陸上艦隊を中心に[[144高地]]へ[[陸戦型ジム]]や[[陸戦強襲型ガンタンク]]などを投入し、最終防衛ラインを突破。北方より攻撃を行う連邦軍第4軍、包囲網を突破。膠着状態の打破に成功する。
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:公国軍、防衛網を縮小。連邦軍第3軍、カルパティア山脈東のキシニョフに到達。
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:作戦が終盤に近づいた頃に[[ランバ・ラル隊]]の残党が[[クラウレ・ハモン]]に率いられ、ホワイトベース隊を襲撃。[[錐の戦法]]による一点突破で撃沈しようとするも作戦は失敗し残党部隊は全滅。この戦闘で[[リュウ・ホセイ]]が戦死する。
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;11月9日 17''':'''00
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:オデッサ陥落。基地司令官の[[マ・クベ]]、オデッサを放棄し、陥落直前に宇宙へと脱出。
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;11月10日 14''':'''00
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:連邦軍、臨戦態勢から警戒態勢へ移行。残敵の掃討を実施。
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=== 異説について ===
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上記の作戦の推移は劇場版『1st』及び後出の作品におけるものであり、初出であるTV版『1st』とは展開が異なる。特に目立っているのはホワイトベース隊の動向に関する物であり、オデッサ作戦への参加時期やランバ・ラル隊、ハモン隊、黒い三連星と交戦した時日、投入兵器などで大きな差異がある。そのため「ガンダムファクトファイル(ガンダムパーフェクトファイル)」などの媒体においては、TV版の展開が激戦により戦況や投入戦力に関する記録が明確さを欠いた結果できた異説の1つとして取り扱われている。同展開における作戦の推移は以下の通り。
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連邦軍が連邦軍がヨーロッパ、中東、アフリカ方面の地上・航空戦力を集結。同作戦へ参加する為にオデッサへ移動中だった[[ホワイトベース]]が[[黒い三連星]]を退けたとの報告を受け、これを切っ掛けとしてレビルは11月7日に作戦開始を命じた。対する[[ジオン軍]]は連邦軍中将[[エルラン]]を内通させ、彼の連邦軍離反を計算に入れた上で部隊を展開しており、同部隊に対して兵力を割いていなかった。しかし、[[アムロ・レイ]]によってエルランの内通が発覚。エルラン逮捕に伴い、連邦軍は戦力の薄いこのポイントを基点として一気に戦線の突破を図った。
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追い詰められたオデッサ基地司令[[マ・クベ]]は連邦軍への恫喝を目的に[[南極条約]]で使用が禁止されている水爆ミサイルの使用を示唆。だが、レビルはそれに臆する事なく攻撃を指示。これを受けマ・クベはミサイルの発射を強行するも、黒い三連星の残る2機を撃破した[[ガンダム]]が[[Gスカイ|Gスカイ・イージー]]を[[SFS]]として活用し、空中で弾頭部を切り落とす離れ業を成功させた事で不発に終わった。この一件が決定打となり、11月9日にオデッサは陥落。マ・クベは宇宙へと脱出した。
    
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