差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
1,862 バイト追加 、 2023年1月26日 (木) 13:50
編集の要約なし
26行目: 26行目:  
*[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
 
*[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
 
*[[アナハイム・エレクトロニクス社]]
 
*[[アナハイム・エレクトロニクス社]]
 +
|開発拠点 = [[グラナダ]]
 
| 所属 =  
 
| 所属 =  
 
*[[ティターンズ]]
 
*[[ティターンズ]]
41行目: 42行目:     
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[地球連邦軍_(UC)|地球連邦軍]]が[[ジオン公国軍]]から接収した[[ザクIIF2型|ザクII F2型]]を参考にして開発した量産型[[モビルスーツ]][[全天周囲モニター]][[リニアシート]]を導入した初の量産機であり、[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が最初に製造した量産機でもある。
+
[[地球連邦軍_(UC)|地球連邦軍]]が[[ジオン公国軍]]から接収した[[ザクIIF2型|ザクII F2型]]の設計を再考察し、[[アナハイム・エレクトロニクス社]]と共同開発した量産型[[モビルスーツ]][[一年戦争]]終結後、既存機のマイナーチェンジではなく、基礎設計から新規に行い開発された量産機の第1号である。
   −
敵味方への心理的な影響を実証するため外見上はザク系統に近い意匠を持っているが、厳密には[[ジム]]の技術をも組み込んだハイブリッド機と言うべきものであり、[[デラーズ紛争]]後の次期主力機として大量生産されている。しかし連邦系・ジオン系の技術的に異なる動力系統を併用した結果エネルギー供給系は不十分なものとなってしまい<ref>[[流体パルスシステム]]と[[フィールド・モーター]]のように、双方の技術は様々な点で相違点が多かった。</ref>、ビーム兵器を2つ以上同時に使用できない<ref>当初の設定では装備重量比の関係とされていた。</ref>。
+
基本コンセプトは[[ザクII]]とほぼ同じで、敵味方への心理的な影響を実証する目的で外見上もザクに近い意匠を有している。接収した公国軍系の開発技術をベースに、連邦系の生産技術を融合させたもので、新機種というよりはザクの改良型、あるいはザクIIに[[ジム]]の設計を採り入れたハイブリッドMSと言える機体であった。装甲の改良と新型ジェネレーターの搭載によって大幅に軽量化されており、プロペラント積載量の増加、バーニアスラスターの高性能化などもあって、無重力空間での機動性が飛躍的に向上した。
   −
ビーム兵器の併用が出来ない事を除けば、装甲材の軽量化や燃料搭載量の増加、スラスター推力の上昇によって機動性が底上げされている。生産性や操縦性もザク系から引き継がれている為、汎用機として優秀であったが、その反面突出した特長は持たない。
+
[[全天周囲モニター]]や[[リニアシート]]を量産機として初めて標準装備した機体でもあり、汎用機としてあらゆる戦闘に対応可能な上、扱いやすくメンテナンスも容易であった。これといった長所は無いが、生産性の高さから戦後の標準機として連邦軍全体に配備された。
 +
 
 +
腕部や頭部の構造・構成などはザクとほぼ同等で、頭部は通信デバイスの性能はすべて共通であり、機能強化のためアンテナを増設する必要がなくなっている。また、腕部については[[ビーム・サーベル]]などの運用も想定されていたため、マニピュレーターには連邦純正のエネルギーコネクターが装備されている。
 +
 
 +
ハイザックの開発は、連邦軍による公国系技術の検証という側面も持っており、特に基本構造となる各種アクチュエーターや動力装置、電装系、制御系などを比較・検証し、双方を長所を盛り込むという作業は、単純に折半すれば済むというものではなかった。ボディユニットに搭載されたメインジェネレーターは連邦系のデバイスを仕様しており、そのエネルギーゲインを流体パルスに変換して四肢の駆動を行っている。一方、バックパックの換装を想定したため、背面の構造は基本的に連邦系MSを踏襲したものとなっており、バックパックの接合規格も連邦系の物を採用。そのため、必要に応じて[[流体パルスシステム]]と[[フィールド・モーター]]を使い分けており、異なる種類のエネルギー経路が複雑に絡み合ってしまっている。このエネルギー経路の複雑化は、ジェネレーター自体の出力不足と共にビーム兵器を2つ以上同時に使用できないという重大な問題を抱える原因となった<ref>装備質量比が障害となっているとする説もある。</ref>。
    
== カラーバリエーション ==
 
== カラーバリエーション ==
51行目: 56行目:  
:ティターンズ所属機における一般的なカラー。[[ジオン残党]]軍にとって心理的効果が大きく、動揺を狙う意図から、[[ザクII]]に似た緑系統の色が用いられているのが特徴。なお、[[グリプス戦役]]時にティターンズの傘下に入ったジオン共和国軍においてもそのままのカラーで運用されている。
 
:ティターンズ所属機における一般的なカラー。[[ジオン残党]]軍にとって心理的効果が大きく、動揺を狙う意図から、[[ザクII]]に似た緑系統の色が用いられているのが特徴。なお、[[グリプス戦役]]時にティターンズの傘下に入ったジオン共和国軍においてもそのままのカラーで運用されている。
 
;連邦軍カラー
 
;連邦軍カラー
:連邦軍所属機。青系統で塗装されている。
+
:連邦軍所属機。青系統で塗装されている。戦争被害者、あるいはサイド3住民やジオン寄りの勢力に対する配慮とされている。
 
;ハイザック・カスタムカラー
 
;ハイザック・カスタムカラー
 
:『Ζ』第39話にて[[ゼダンの門]]に配備されてた、ハイザック・カスタムと同一のカラーリングの機体。
 
:『Ζ』第39話にて[[ゼダンの門]]に配備されてた、ハイザック・カスタムと同一のカラーリングの機体。
82行目: 87行目:  
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;ザク・マシンガン改
 
;ザク・マシンガン改
:ジオン公国軍で運用された[[ザク・マシンガン]]の改良型である120mmマシンガン。センサーを連邦規格の物に変更した事で命中精度が向上している。
+
:ジオン公国軍で運用された[[ザク・マシンガン]]の改良型である120mmマシンガン。光学系のセンサーを連邦規格の物に変更した事で命中精度が向上している。
 
;BR-87A[[ビーム・ライフル]]
 
;BR-87A[[ビーム・ライフル]]
 
:Eパック方式の携行兵装で、マラサイの物と同型。ビーム・サーベルとの選択装備。予備のEパックはオプション・シールドの裏側に二基格納可能。
 
:Eパック方式の携行兵装で、マラサイの物と同型。ビーム・サーベルとの選択装備。予備のEパックはオプション・シールドの裏側に二基格納可能。
94行目: 99行目:  
:ザクと同様に右肩に固定されている防御兵装。
 
:ザクと同様に右肩に固定されている防御兵装。
 
;オプション・シールド
 
;オプション・シールド
:左腕部ラッチに接続される携行型のシールド。連邦軍で普及しているシールドと同様、十字マークのエンブレムが取り付けられており、所属の識別に有効である。シールド裏にビーム・ライフルの予備エネルギーパックを2基格納できる。
+
:左腕部ラッチに接続される携行型のシールド。ジム系の機体から乗り換えるパイロットのり弁しを考慮して装備された。連邦軍で普及しているシールドと同様、十字マークのエンブレムが取り付けられており、所属を示す記章表示にも有効である。シールド裏にビーム・ライフルの予備エネルギーパックを2基格納できる。
:また「A.O.Z Re-Boot」に登場した機体は十字マークを取り外したものを装備している。
      
=== その他 ===
 
=== その他 ===
6,111

回編集

案内メニュー