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| タイトル = スペック
| タイトル = スペック
| 分類 = 空戦用試作型[[モビルスーツ]]
| 分類 = 空戦用試作型[[モビルスーツ]]
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| 生産形態 = 現地改修機 / 技術試験機
| 型式番号 = RX-160S
| 型式番号 = RX-160S
| 頭頂高 = 20.6m
| 頭頂高 = 20.6m
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== 概要 ==
== 概要 ==
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[[トリントン基地|トリントン湾岸基地]]で立案された技術試験計画によって廃棄予定だった[[バイアラン]]を改修した技術試験機。宇宙世紀0090年代の既存技術のみで滞空能力を向上させる方向で改修されており、最新技術は一切使用されていない。
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[[トリントン基地|トリントン湾岸基地]]で立案された技術試験計画によって、廃棄予定だった[[バイアラン]]を改修した技術試験機。[[宇宙世紀]]0090年代の既存技術のみで滞空能力を向上させる方向で改修されており、最新技術は一切使用されていない。
[[熱核ジェットエンジン]]の強化と姿勢制御プログラムも調整が行われており、背部には航続距離の増加を目的にプロペラントタンクに接続された増加スラスターが増設され、空中機動の統合的な向上を果たしている。この増加スラスターはサブスラスター的な役割として取り付けられてはいるものの、その推力は既存のMS1機分に相当するとされる。
[[熱核ジェットエンジン]]の強化と姿勢制御プログラムも調整が行われており、背部には航続距離の増加を目的にプロペラントタンクに接続された増加スラスターが増設され、空中機動の統合的な向上を果たしている。この増加スラスターはサブスラスター的な役割として取り付けられてはいるものの、その推力は既存のMS1機分に相当するとされる。
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特筆すべきは、バイアラン・カスタムの技術試験計画の発案・進行がトリントン基地の限られた人員によって行われている点であり、開発機関からもたらされた最新技術ではなく、様々なルートを駆使して余剰、あるいは廃棄寸前のパーツを調達している。一見すると時間の無駄に思えるこの機体の改修計画が進められたのは、トリントン基地が戦略的価値の低下によって連邦軍からも「忘れ去られた」と形容されているような状況に置かれていた事も関係している。加えて多くの基地スタッフがこの計画に参加しているが、これは計画を立案した[[ディエス・ロビン]]の熱意にスタッフらが感化された以外にもそれ以外に特にやる事も無かったという理由もあった。
特筆すべきは、バイアラン・カスタムの技術試験計画の発案・進行がトリントン基地の限られた人員によって行われている点であり、開発機関からもたらされた最新技術ではなく、様々なルートを駆使して余剰、あるいは廃棄寸前のパーツを調達している。一見すると時間の無駄に思えるこの機体の改修計画が進められたのは、トリントン基地が戦略的価値の低下によって連邦軍からも「忘れ去られた」と形容されているような状況に置かれていた事も関係している。加えて多くの基地スタッフがこの計画に参加しているが、これは計画を立案した[[ディエス・ロビン]]の熱意にスタッフらが感化された以外にもそれ以外に特にやる事も無かったという理由もあった。
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1号機と[[バイアラン・カスタム2号機|2号機]]が建造され、1号機はパーツマッチングを始めとした検証用の機体、2号機は1号機のデータをフィードバックして改修を加えた完成形となる。1号機が[[宇宙世紀]]0096年のジオン残党軍襲撃の際に運用された。
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1号機と[[バイアラン・カスタム2号機|2号機]]が建造され、1号機はパーツマッチングを始めとした検証用の機体、2号機は1号機のデータをフィードバックして改修を加えた完成形となる。1号機が宇宙世紀0096年のジオン残党軍襲撃の際に運用された。
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== 登場作品と操縦者 ==
== 登場作品と操縦者 ==
;[[機動戦士ガンダムUC]](OVA版)
;[[機動戦士ガンダムUC]](OVA版)
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:1号機のみ登場。公開当時はパイロットが無名の人物だった。[[ジオン公国軍|ジオン残党軍]]のMSを相手に一騎当千の活躍を見せ、ズゴックやデザートゲルググ等の旧式機は勿論、バイアランの後に開発されたカプールや最新鋭機である[[ゼー・ズール]]をも沈黙させている。最終的には[[マラサイ]]の海ヘビに気を取られている隙を[[ヨンム・カークス]]の[[ザクI・スナイパータイプ (カークス機)|ザクI・スナイパータイプ]]の狙撃でスラスターを破壊されつつも斬りかかって来た[[マラサイ]]を逆に撃破している。
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:初登場作品。episode 4にて1号機のみ登場<ref>2号機は姿こそ登場していないものの、ザク・マリナーを撃墜するシーン自体は描かれている。</ref>。下記のディエスについてはパイロットスーツ姿のみ登場した。[[ジオン公国軍|ジオン残党軍]]のMSを相手に一騎当千の活躍を見せ、ズゴックやデザートゲルググ等の旧式機は勿論、バイアランの後に開発されたカプールや最新鋭機である[[ゼー・ズール]]をも沈黙させている。最終的には[[マラサイ]]の海ヘビに気を取られている隙を[[ヨンム・カークス]]の[[ザクI・スナイパータイプ (カークス機)|ザクI・スナイパータイプ]]の狙撃でスラスターを破壊されつつも斬りかかって来た[[マラサイ]]を逆に撃破している。
;[[機動戦士ガンダムUC 星月の欠片]]
;[[機動戦士ガンダムUC 星月の欠片]]
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:パイロットが設定され、1号機に[[ドナ・スター|ディエス・ロビン]]、2号機に[[ビア・キャトリエム]]が搭乗した。1号機の起動試験を行っていたが、ジオン残党軍の攻撃に際して2号機も起動。1号機の出撃を援護する為、格納庫前にいた[[ザク・マリナー]]を攻撃して撃破するが、直後にエラーで機能を停止させた。
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:上記episode 4の公開と共に連載された第3話にて登場。1号機に[[ディエス・ロビン]]、2号機に[[ビア・キャトリエム]]が搭乗した。1号機の起動試験を行っていたが、ジオン残党軍の攻撃に際して2号機も起動。1号機の出撃を援護する為、無人の[[バーザム改]]を囮にして格納庫前にいた[[ザク・マリナー]]を攻撃して撃破するが、直後にエラーで機能を停止させた。
;[[機動戦士ガンダムUC『袖付き』の機付長は詩謳う]]
;[[機動戦士ガンダムUC『袖付き』の機付長は詩謳う]]
:「星月と『袖付き』と」及び「『星月』と袖付きと」に1号機と[[バイアラン・カスタム2号機|完成後の2号機]]が登場。[[ドナ・スター|ディエス]]の乗る1号機が2号機の試験飛行の補佐を行っていたが、その途中でジオン残党軍の連邦コードを使った救援要請を受けた為、相手が敵だと知りつつも援護。[[イフリート・シュナイド]]を始めとする海賊の部隊と交戦した。シュナイドがリーダーと側近である[[ザクIII]]と[[グフフライトタイプ]]を倒し戦闘終了後は潜水艦で離脱するジオン残党軍を倒せるチャンスだったのにも関わらず彼らを「無害な海上浮遊物」として見逃している。
:「星月と『袖付き』と」及び「『星月』と袖付きと」に1号機と[[バイアラン・カスタム2号機|完成後の2号機]]が登場。[[ドナ・スター|ディエス]]の乗る1号機が2号機の試験飛行の補佐を行っていたが、その途中でジオン残党軍の連邦コードを使った救援要請を受けた為、相手が敵だと知りつつも援護。[[イフリート・シュナイド]]を始めとする海賊の部隊と交戦した。シュナイドがリーダーと側近である[[ザクIII]]と[[グフフライトタイプ]]を倒し戦闘終了後は潜水艦で離脱するジオン残党軍を倒せるチャンスだったのにも関わらず彼らを「無害な海上浮遊物」として見逃している。
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=== 武装・必殺攻撃 ===
=== 武装・必殺攻撃 ===
;[[メガ粒子砲]]
;[[メガ粒子砲]]
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:両腕部に装備されているメガ粒子砲。出力・収束率の切り替えによる多彩な射撃モードにより、全ての間合いにおいて死角のないマルチウェポンとして機能する。
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:両腕部に装備されているメガ粒子砲。出力・収束率の切り替えによる多彩な射撃モードにより、全ての間合いにおいて死角のないマルチウェポンとして機能する。『UC』作中では細かなビームをマシンガンのように連射している。
:;[[ビーム・サーベル]]
:;[[ビーム・サーベル]]
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::メガ粒子砲の砲口からビーム・サーベルを展開可能。
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::メガ粒子砲の砲口からビーム・サーベルを発振可能。
;クロー・アーム
;クロー・アーム
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:肘関節部分から新たに生えるように増設されたクロー・アーム。[[バイアラン]]の脚部クロー・アームを一部流用している。対象を挟むだけでなく、高空から地上の敵に対しての打突攻撃にも効果を発揮する。
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:肘関節部分から新たに生えるように増設されたクロー・アーム。[[ガブスレイ]]の脚部クロー・アームを一部流用している。対象を挟むだけでなく、高空から地上の敵に対しての打突攻撃にも効果を発揮する。
:また、踵にも[[バウンド・ドック]]のそれに似た形状のクローが増設されている。
:また、踵にも[[バウンド・ドック]]のそれに似た形状のクローが増設されている。
== 対決・名場面 ==
== 対決・名場面 ==
=== 機動戦士ガンダムUC (OVA版) ===
=== 機動戦士ガンダムUC (OVA版) ===
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;対ジオン残党軍
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;対[[ジオン残党]]軍
:episode 4より。ゼー・ズール、カプール等のジオン残党軍の水陸両用MSの猛攻を受け湾岸基地のMS隊が壊滅しつつある中、突如その姿を現したバイアラン・カスタムは基地の人々が見守る中飛翔。連邦MS隊を圧倒していたズゴック、ザク・マリナー、カプールを瞬く間に撃破。更にゾゴックや最新鋭機のゼー・ズールですら本機には敵わず無力化された。その後ザクキャノンに狙われるも攻撃を全て回避、デザート・ゲルググとガルスJを相手に本機の飛行性能を活かした空中戦を行い、反撃の間も与えない獅子奮迅の活躍を見せた。しかし、敵のマラサイに接近戦を挑もうとした瞬間、マラサイの海ヘビに気を取られ、空中からザクI・スナイパータイプのビームスナイパーライフルの一撃を受けバックパックを小破。その隙を衝こうとしたマラサイが斬りかかって来るものの、直撃を回避しビームサーベルで返り討ちにした。
:episode 4より。ゼー・ズール、カプール等のジオン残党軍の水陸両用MSの猛攻を受け湾岸基地のMS隊が壊滅しつつある中、突如その姿を現したバイアラン・カスタムは基地の人々が見守る中飛翔。連邦MS隊を圧倒していたズゴック、ザク・マリナー、カプールを瞬く間に撃破。更にゾゴックや最新鋭機のゼー・ズールですら本機には敵わず無力化された。その後ザクキャノンに狙われるも攻撃を全て回避、デザート・ゲルググとガルスJを相手に本機の飛行性能を活かした空中戦を行い、反撃の間も与えない獅子奮迅の活躍を見せた。しかし、敵のマラサイに接近戦を挑もうとした瞬間、マラサイの海ヘビに気を取られ、空中からザクI・スナイパータイプのビームスナイパーライフルの一撃を受けバックパックを小破。その隙を衝こうとしたマラサイが斬りかかって来るものの、直撃を回避しビームサーベルで返り討ちにした。
== 関連機体 ==
== 関連機体 ==
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=== 強化型・改修機 ===
;[[バイアラン・カスタム2号機]]
;[[バイアラン・カスタム2号機]]
:2号機。当初は1号機と同じ姿だったが、後に改修が加えられている。
:2号機。当初は1号機と同じ姿だったが、後に改修が加えられている。
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=== 系列機・派生機 ===
;[[バイアラン]]
;[[バイアラン]]
:人型のまま空を制しようとしたティターンズ製MS。本機のベースになった。
:人型のまま空を制しようとしたティターンズ製MS。本機のベースになった。
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=== 技術的関与がある・疑われる機体 ===
;[[ガブスレイ]]
;[[ガブスレイ]]
:この機体の脚部クローアームが本機の腕に転用されている。
:この機体の脚部クローアームが本機の腕に転用されている。
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:この機体と同型の踵パーツが本機に使用されている。
:この機体と同型の踵パーツが本機に使用されている。
;[[バイアラン・イゾルデ]]
;[[バイアラン・イゾルデ]]
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:肩のスラスターやプロペラントタンクの形状に共通点が見られる。
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:[[バーナム]]が運用するバイアランの改修機。肩のスラスターやプロペラントタンクの形状に共通点が見られる。
== 余談 ==
== 余談 ==
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=== フィギュア ===
=== フィギュア ===
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== 資料リンク ==
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*[http://www.gundam-unicorn.net/tv/ms/35.php バイアラン・カスタム - 機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]]
== リンク ==
== リンク ==
*[[登場メカ]]
*[[登場メカ]]
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<!-- == 脚注 == -->
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== 脚注 ==
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<references />
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
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{{DEFAULTSORT:はいあらん かすたむ}}
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[[Category:登場メカは行]]
[[Category:登場メカは行]]
[[Category:機動戦士ガンダムUC]]
[[Category:機動戦士ガンダムUC]]
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