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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の試作型[[モビルスーツ]][[ユニコーンガンダム]]の3号機であり、連邦軍のとある参謀が「[[UC計画]]」の主導権を[[ビスト財団]]から奪い返すべく造らせた機体である。
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[[宇宙世紀]]0095年、試験的に先行納入された[[サイコフレーム|フル・サイコフレーム]]の素体を元に、[[ユニコーンガンダム]]および[[バンシィ]]のデータを反映して建造された試作型[[モビルスーツ]]。RX-0シリーズの3号機であり、その出自には、ある連邦軍参謀の思惑が深く作用していた。
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テスト用として[[アナハイム・エレクトロニクス社]]から軍に先行納入されていた[[サイコフレーム|フル・サイコフレーム]]製の素体をベースとして組み上げており、その際、1号機と[[バンシィ|2号機]]の建造データもフィードバックされている。
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建造は[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]が行い、宇宙世紀0095年12月3日に起動試験および比較評価試験が行われた。しかし、この実験中にフェネクスは暴走、同じく評価試験を行っていたバンシィを中破させた上に味方の艦艇を破壊し、消息不明となる。この一連の事件は「[[エシャロット事件]]」と呼ばれ、フル・サイコフレーム機の危険性を示す前例ともなった。同事件以降、行方をくらませていたフェネクスだったが、0096年に勃発した[[ラプラス事変]]以降、再びその姿が確認されている。そして一年後の宇宙世紀0097年、地球圏に再び飛来したフェネクスは、地球連邦宇宙軍、そして「[[袖付き]]」と対峙する事になった。
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頭部の角は鳥の翼を模したような形状で、背部にはアームド・アーマーDEを装着したシールドを2枚取り付けている。全身のカラーリングは金色に染め上げられる等、外見はかなり派手。NT-Dシステムも搭載しているので、デストロイモードへの「変身」も当然可能。サイコフレームは青く輝く。武装は基本的に1号機と同様だが、アームド・アーマーDEを2基装備している事から、問題となっていた継戦能力の低さがある程度解消されている。1号機及び2号機と完全に異なる点はコックピットで、通常の[[リニアシート]]に耐G用の改良を加えたものとなっており形状自体はユニコーンのデストロイモード時の物と似ているが、コントロールスティックがあり変形もしない。
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フェネクスはRX-0の特徴であるNT-Dを発動させる事により、本体装甲だけではなく背面部に装備された2基のアームド・アーマーDEも同時に展開させる。広げた両翼を想起させる人型のシルエットは、蒼いサイコフレームの輝きと共に、自身が不死鳥をモチーフにしたガンダムである事を完全に現す。
 
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また、「フェネクス」という機体名や外見の特徴からもわかる通り、本機は不死鳥をモチーフとしたデザインとなっており、「貴婦人と一角獣」に描かれている鳥からコンセプトを得ている。デストロイモード時に頭部の角やアームド・アーマーDEが翼のように展開するのも、その名を体現しているかのようである。
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上記の理由から「不死鳥」や「鳳凰」を意味する「フェニックス」を連想するかもしれないが、本機の場合「ソロモン72柱」に登場する72体の悪魔の内、「不死鳥の悪魔」である「フェネクス」がモチーフとなっている。
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『[[機動戦士ガンダムNT|NT]]』公開以降の設定ではアームド・アーマーDEにスタビライザーが最初から追加されていることになっているが、デザイン変更前と全備重量は変わらない。また、スタビライザーの追加に伴い、アームド・アーマーDEの取り付け位置が若干上に変更されている。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two]]
 
;[[機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two]]
:初出作品。本機とバンシィが、[[リバウ]]等を始めとした[[ネオ・ジオン]]残党軍[[袖付き]]をターゲットにした評価試験が描かれている。最初の内は、バンシィと共同で最後の一機となったリバウを攻撃していたのだが、準備稿ではリバウに苦戦していたフェネクスが先にデストロイモードになって、後にデストロイモードになったバンシィと険悪になり戦闘に突入。決定稿では、先にデストロイモードになったバンシィを見て焦った参謀Aが本機のNT-Dも発動させた事で機体が暴走してしまい、バンシィまで敵と見なして攻撃してしまっている。さらに母艦に攻撃を加え始め、最終的にブリッジを破壊、パイロット共々そのまま行方不明となっている。この事件は『不死鳥狩り』でいくつかの新設定が加えられ、母艦の名前は[[アイリッシュ級|エシャロット]]、本作の出来事はそこから名前を取って[[エシャロット事件]]と名付けられ、『NT』でも同様に暴走事故が描かれた。
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:初登場作品。本機とバンシィが、[[リバウ]]等を始めとした[[ネオ・ジオン]]残党軍[[袖付き]]をターゲットにした評価試験が描かれている。最初の内は、バンシィと共同で最後の一機となったリバウを攻撃していたのだが、準備稿ではリバウに苦戦していたフェネクスが先にデストロイモードになって、後にデストロイモードになったバンシィと険悪になり戦闘に突入。決定稿では、先にデストロイモードになったバンシィを見て焦った参謀Aが本機のNT-Dも発動させた事で機体が暴走してしまい、バンシィまで敵と見なして攻撃してしまっている。さらに母艦に攻撃を加え始め、最終的にブリッジを破壊、パイロット共々そのまま行方不明となっている。この事件は『不死鳥狩り』でいくつかの新設定が加えられ、母艦の名前は[[アイリッシュ級|エシャロット]]、本作の出来事はそこから名前を取って[[エシャロット事件]]と名付けられ、『NT』でも同様に暴走事故が描かれた。
 
;[[UC-MSV]]
 
;[[UC-MSV]]
 
:上記『One of Seventy Two』への登場に伴い、UC-MSV枠に追加されている。
 
:上記『One of Seventy Two』への登場に伴い、UC-MSV枠に追加されている。
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:この作品で比較評価試験時のパイロットがリタだと設定された。リタは肉体を失っており意識だけがフェネクスに宿っている状態となっている。多くの命を奪ってしまった贖罪としてヨナを導いて、この機体で[[フル・フロンタル]]の手に[[ネオ・ジオング]]が渡る前に破壊しようと考えていた(この時ネオ・ジオングが破壊されたため、小説版ガンダムUCには同機が登場しない)。戦いの後はヨナを降ろし、星雲の中心へと飛び去っていった。
 
:この作品で比較評価試験時のパイロットがリタだと設定された。リタは肉体を失っており意識だけがフェネクスに宿っている状態となっている。多くの命を奪ってしまった贖罪としてヨナを導いて、この機体で[[フル・フロンタル]]の手に[[ネオ・ジオング]]が渡る前に破壊しようと考えていた(この時ネオ・ジオングが破壊されたため、小説版ガンダムUCには同機が登場しない)。戦いの後はヨナを降ろし、星雲の中心へと飛び去っていった。
 
;[[機動戦士ガンダムNT]]
 
;[[機動戦士ガンダムNT]]
:アームド・アーマーDEのデザインを改めて登場。宇宙世紀0097年時点でも捕獲に至っておらず、その行方を追っている。(小説版UC基準ではU.C.0096年に「[[不死鳥狩り]]」が行われているが、OVA版UC基準のこの作品ではU.C.0097年に「不死鳥狩り」が行われる。)
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:アニメへの登場に伴い、アームド・アーマーDEにスタビライザーが最初から追加された<ref>デザイン変更前と全備重量は変わらない。</ref>。また、スタビライザーの追加に伴い、アームド・アーマーDEの取り付け位置が若干上に変更されている。宇宙世紀0097年時点でも捕獲に至っておらず、その行方を追っている。(小説版UC基準ではU.C.0096年に「[[不死鳥狩り]]」が行われているが、OVA版UC基準のこの作品ではU.C.0097年に「不死鳥狩り」が行われる)
 
:ミネバ・ラオ・ザビのラプラス宣言の直後、引き寄せられるかのように姿を現した。
 
:ミネバ・ラオ・ザビのラプラス宣言の直後、引き寄せられるかのように姿を現した。
 
:劇中では基本的に回避行動を取っており、攻撃する際もアームド・アーマーDEを直接ぶつけたりサイコフィールドを使用したりと火器を使用していない。これは機体と一体化している魂となった[[リタ・ベルナル]]が属する集合精神[[全体]]に何らかの制約があるからだと思われる。
 
:劇中では基本的に回避行動を取っており、攻撃する際もアームド・アーマーDEを直接ぶつけたりサイコフィールドを使用したりと火器を使用していない。これは機体と一体化している魂となった[[リタ・ベルナル]]が属する集合精神[[全体]]に何らかの制約があるからだと思われる。
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=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;[[NT-D]]
 
;[[NT-D]]
:本機に搭載されているOSで、「'''エヌティーディー'''」と呼称する。名称は「ニュータイプ・ドライブ」の略称とされているが、実は「ニュータイプ・デストロイヤー」の略称で、[[ニュータイプ]]を抹殺するために開発されたシステムである。発動させる条件は敵機、あるいは本機のパイロットがニュータイプか強化人間である事。発動するとデストロイモードに変形し、機体性能を飛躍的に向上させたり、サイコミュ・ジャック(後述)が可能となる。しかし、パイロットや機体にも負担が大きく、5分間が限度とされる。他のユニコーンガンダム系列機は専用のシートを採用しているが、本機は通常のリニアシートを採用しているため変形はしない。パイロットスーツも通常のノーマルスーツであるため、肉体を強化された[[強化人間]]の搭乗を前提としている。<br>機体に宿ってしまったリタにはこのシステムを制御することができず、『ラスト・サン』では暴走している。『NT』においてはヨナが搭乗するまでニュータイプや強化人間と対峙してもこのシステムを発動していない。
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:本機に搭載されているOS。「NT-D」とは「ニュータイプ・デストロイヤー」の略称であり、「'''エヌティーディー'''」と呼称する。その名の通り、[[ニュータイプ]]を抹殺するために開発されたシステムである。<br />敵ニュータイプ、あるいは強化人間と対峙した際、その感応波を察知して発動し、フェネクスをデストロイモードに変形させ、その機体性能を飛躍的に向上させる。しかし、パイロットや機体への負担が大きく、デストロイモードを維持出来るのは5分程度とされる。<br>機体に宿ってしまったリタにはこのシステムを制御することができず、『ラスト・サン』では暴走している。『NT』においてはヨナが搭乗するまでニュータイプや強化人間と対峙してもこのシステムを発動していない。
 +
:;サイコミュ・ジャック
 +
::ファンネルのコントロールを奪う等、敵の[[サイコミュシステム]]を自分の制御下に置く事を可能とする機能。デストロイモード時にのみ行える。<br />変身する際に角が割れるのは、送信能力を高める事でこの機能をより効果的に使う事を企図していた。
 
;インテンション・オートマチック・システム
 
;インテンション・オートマチック・システム
:デストロイモード時に発動する、サイコフレームにパイロットの脳波を直接反映するシステム。ユニコーンモード時でも機能を制限された状態で稼働している。要は「考えるだけで機体を動かせる」というもので、離れた位置に置かれた機体を思考による遠隔操作で呼び寄せるといった芸当も可能。また、自分以外にも敵の脳波を傍受できる。<br />その反面、乗っているパイロットをシステムに取り込んで「制御」してしまう危険性も孕んでいて、過剰な戦闘・破壊行為をパイロットに強制させる事もある。
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:サイコフレームにパイロットの脳波を直接反映するシステム。ユニコーンモード時でも機能を制限した状態で稼働使用出来るが、デストロイモード時にその性能が完全に開放される。その概要は「考えるだけで機体を動かせる」というもので、離れた位置に置かれた機体を思考による遠隔操作で呼び寄せるといった芸当も可能。また、パイロット以外にも敵の脳波を傍受できる。<br />その反面、乗っているパイロットをシステムに取り込んで「制御」してしまう危険性も孕んでおり、過剰な戦闘・破壊行為をパイロットに強制させる事も度々あった。
 
;フル・サイコフレーム
 
;フル・サイコフレーム
 
:その名の通り、全身の[[ムーバブルフレーム]]を[[サイコフレーム]]で構成したもの。本機に従来機とは比べ物にならない程の高い追従性を持たせている。サイコフレームの特性であるサイコミュの制御機能も有する。
 
:その名の通り、全身の[[ムーバブルフレーム]]を[[サイコフレーム]]で構成したもの。本機に従来機とは比べ物にならない程の高い追従性を持たせている。サイコフレームの特性であるサイコミュの制御機能も有する。
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;変形
 
;変形
 
:ユニコーンモードからデストロイモードへ変形する。見た目と機体性能が同一機体と思えないほど変化するため、「'''変身'''」という表現がされている。
 
:ユニコーンモードからデストロイモードへ変形する。見た目と機体性能が同一機体と思えないほど変化するため、「'''変身'''」という表現がされている。
;デストロイ・アンチェインド
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:;デストロイ・アンチェインド
:デストロイモードからさらに変形する第三の形態。機体と搭乗するニュータイプが、インテンション・オートマチック・システムを通して過剰に交感し、NT-Dシステムの稼働レベルが制御できる数値を超えてしまった場合に、搭乗者の意思とは関係なしに自動的にこの状態に移行する。全身の外部装甲が更に展開し、内部のサイコフレームがより露出する。この状態ではサイコミュ接続の流動制限がカットされ、操縦権がパイロットからNT-Dシステムに移行する。一種の暴走状態であり、この際、パイロットは生存率を一切考慮されない生体部品となって、敵機を撃墜することのみを目的とする完全な殺戮マシンに変貌してしまう。<br>『ラスト・サン』において本機が移行しており、サイコフレームの色が本来の色を失うほど光を増していた。
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::デストロイモードからさらに変形する第三の形態。機体と搭乗するニュータイプが、インテンション・オートマチック・システムを通して過剰に交感し、NT-Dシステムの稼働レベルが制御できる数値を超えてしまった場合に、搭乗者の意思とは関係なしに自動的にこの状態に移行する。全身の外部装甲が更に展開し、内部のサイコフレームがより露出する。この状態ではサイコミュ接続の流動制限がカットされ、操縦権がパイロットからNT-Dシステムに移行する。この際パイロットは生体部品扱いとなり、その生存率は一切考慮されず、敵機を撃墜することのみを目的とする完全な戦闘マシンに変貌してしまう。<br>『ラスト・サン』において本機が移行しており、サイコフレームの色が本来の色を失うほど光を増していた。
;サイコミュ・ジャック
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:ファンネルのコントロールを奪う等、敵の[[サイコミュシステム]]を自分の制御下に置く事を可能とする機能。デストロイモード時にのみ行える。<br />ちなみに変身する際に角が割れるのは、送信能力を高める事でこの機能をより効果的に使う為。
   
;[[サイコフィールド]]
 
;[[サイコフィールド]]
 
:デストロイモードで発動するエネルギーフィールド。パイロットやパイロットに関わった人物、機体の周囲にいる周囲の人物の意志に反応し、様々な挙動を見せる。<br/>『NT』においてはアームド・アーマーDEに内蔵されたサイコフレームにより斥力を生み出してスラスターを使用しない移動を行っている。生身のパイロットがいないため通常ではありえない軌道と、劇中キャラの主観による比喩でしかないが光速に近い機動性をも見せている。(実際には比喩で劇中時代の兵器に捕捉や捕縛される程度)また、ユニコーンガンダム1号機 (サイコ・シャード)の起こした現象と同様の光を腕部から発することもできる。この光に触れた部位は分解されてしまう。相違点としては範囲が狭いことと分解対象を選べないことである(ユニコーンがモビルスーツのジェネレーターのみを分解したのに対し、本機はコロニー内で使用を躊躇ったことから選べないと思われる)。<br/>余談だが、オンラインゲーム『機動戦士ガンダムオンライン』には「'''サイコ・チョップ・フィールド'''」という名称で実装されている。<s>このネーミングセンス、どうにかならなかったのだろうか…</s>
 
:デストロイモードで発動するエネルギーフィールド。パイロットやパイロットに関わった人物、機体の周囲にいる周囲の人物の意志に反応し、様々な挙動を見せる。<br/>『NT』においてはアームド・アーマーDEに内蔵されたサイコフレームにより斥力を生み出してスラスターを使用しない移動を行っている。生身のパイロットがいないため通常ではありえない軌道と、劇中キャラの主観による比喩でしかないが光速に近い機動性をも見せている。(実際には比喩で劇中時代の兵器に捕捉や捕縛される程度)また、ユニコーンガンダム1号機 (サイコ・シャード)の起こした現象と同様の光を腕部から発することもできる。この光に触れた部位は分解されてしまう。相違点としては範囲が狭いことと分解対象を選べないことである(ユニコーンがモビルスーツのジェネレーターのみを分解したのに対し、本機はコロニー内で使用を躊躇ったことから選べないと思われる)。<br/>余談だが、オンラインゲーム『機動戦士ガンダムオンライン』には「'''サイコ・チョップ・フィールド'''」という名称で実装されている。<s>このネーミングセンス、どうにかならなかったのだろうか…</s>
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=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;60mmバルカン砲
 
;60mmバルカン砲
:頭部に2門内蔵。主に牽制等に使用されるが、パイロットの技量次第では相手に致命傷を与える事も可能とされる。『不死鳥狩り』ではネオ・ジオングのサイコ・シャードを食らう直前に全弾撃ち尽くそうとしたものの間に合わず、7割程撃ち尽くした時点で誘爆している。
+
:頭部に2門内蔵。主に牽制等に使用されるが、パイロットの技量次第では相手に致命傷を与える事も可能とされる。<br/>『不死鳥狩り』ではネオ・ジオングのサイコ・シャードを食らう直前に全弾撃ち尽くそうとしたものの間に合わず、7割程撃ち尽くした時点で誘爆している。『NT』では終始未使用。
 
;ビーム・マグナム
 
;ビーム・マグナム
:本機の主兵装で、エネルギーのスパーク光を帯びた強力なビーム弾を発射する。このスパーク光はビーム・サーベルのような効果があり、触れる物全てを両断できる。この為、[[MS]]程度なら掠っただけでも撃破可能。1発で通常の[[ビーム・ライフル]]4発分の威力があり、大型[[MA]]相手でも一撃で撃破出来る。その分、1発撃つだけで通常のエネルギーパック1つ分のエネルギーを消費してしまう為、「マグナム・カートリッジ」と呼ばれる5つを連結した特別製のエネルギーパックからエネルギーを供給するようになっている(発射するごとにエネルギーパックは1つずつ排莢される)。また、威力がありすぎて使い所が限定されてしまうという欠点がある。予備カートリッジはリアスカートに2つまで装着できる。
+
:RX-0シリーズ共通の射撃兵装。5連装のEパックを弾倉のように装填、一射につきEパックを一つ消費する事で、通常の[[ビーム・ライフル]]の4倍もの威力を発揮する。放たれた光弾が纏うエネルギーのスパーク光ですら、かすめた敵基をビーム・サーベルのように切断する程である。巨大な[[モビルアーマー]]クラスの機体も一撃で撃破出来るが、RX-0シリーズ以外の機体が使用すると腕部が稼働不良になる。
 
:『NT』では未装備。『不死鳥狩り』では挿絵にビーム・マグナムを携行した本機が描かれているが、作中で実際に装備している描写はない。
 
:『NT』では未装備。『不死鳥狩り』では挿絵にビーム・マグナムを携行した本機が描かれているが、作中で実際に装備している描写はない。
 
;[[ビーム・サーベル]]
 
;[[ビーム・サーベル]]
:背部に2基、両腕部に1基ずつの計4基を装備。ユニコーンモード時は基本的に腕部の物を外して使用する。『不死鳥狩り』ではネオ・ジオングのサイコ・シャードにより破壊されている。
+
:バックパックに2本、両前腕部のサーベルホルダーに2本の計4本を装備。ユニコーンモードではグリップは折りたたまれた状態だが、使用する際に展開する。<br/>『不死鳥狩り』ではネオ・ジオングのサイコ・シャードにより破壊されている。
 
:;ビーム・トンファー
 
:;ビーム・トンファー
::両腕部にマウントされたビーム・サーベルを外さずにそのまま使用した状態。ユニコーンモードでは使用出来ない。
+
::前腕部にマウントされたビーム・サーベルを外さずにそのまま使用した状態。ユニコーンモードではカバー部分が装甲と干渉するため、デストロイモード時にのみ使用可能。
 
;シールド
 
;シールド
:背部に2枚装着されている実体式の防御兵装で、両腕部に装着して使用する事も可能。これにもサイコフレームが使われている。<br />デストロイモード時には中央部がスライドしてサイコフレームをX字状に展開し、[[Iフィールド|Iフィールドジェネレーター]]が現れる仕組みとなっており、通常時より防御力が向上する。
+
:実体式の防御兵装。Iフィールドジェネレーターを内蔵する専用装備。ラッチ基部周辺にサイコフレームが配置されており、耐弾性を向上させている。デストロイモード時には中央部がスライドしてサイコフレームをX字状に展開し、Iフィールド・ジェネレーターが露出する。Iフィールドはユニコーン形態のままでも使用可能。
;アームド・アーマーDE
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:;アームド・アーマーDE
:増加サイコフレーム兵装の一つで、複数ある「アームド・アーマー」の中で最も初期に造られた。。「DE」は「'''D'''efense-'''E'''xtension」の略称。<br />シールドの上から被せる形で装着され、その機能を拡張する事に主眼が置かれている。また展開式スラスターとメガ・キャノンを内蔵しており、前者は機体の機動力を強化する。後者は広範囲への攻撃を可能とする他、ビーム・マグナムの扱い辛さをカバーする事が可能である。『不死鳥狩り』ではネオ・ジオングのサイコ・シャードにより破壊された。『NT』では下部にテール状の姿勢制御用スタビライザーが追加されているが、元々装備されていたわけではなく本機で採用された物である。
+
::シールドの機能拡張を主目的とする、最初期に開発された増加サイコフレーム兵装「アームド・アーマー」の一種。「DE」は「'''D'''efense-'''E'''xtension」の略称。<br />ユニット自体に展開式スラスターとメガ・キャノンの内蔵する事によって、防御兵装に宙間での機動力強化と広域攻撃手段を付与させている。NT-Dの発動と連動して展開し、背部に2基装備している本機の場合両翼を広げた特徴的なシルエットを形成し、爆発的な加速力を発揮する。<br/>『不死鳥狩り』ではネオ・ジオングのサイコ・シャードにより破壊された。『NT』では下部にテール状の姿勢制御用スタビライザーが追加されているが、元々装備されていたわけではなく本機で採用された物である。
 
:;メガ・キャノン
 
:;メガ・キャノン
::アームド・アーマーDEの先端部に内蔵されているビーム砲。「DE」を腕部に装着して使用する。『NT』以外の作品で使用されている。
+
::アームド・アーマーDEの先端部に内蔵されているビーム砲。シールドを腕部に装着して使用する。『NT』以外の作品で使用されている。
 
;シールド・ファンネル
 
;シールド・ファンネル
:アームド・アーマーDEをファンネルのごとく操る運用法。『ラスト・サン』及び『NT』で使用している。『ラスト・サン』ではデストロイモードで使用しており、アームド・アーマーDEのスラスターで移動させ、メガ・キャノンで攻撃している。『NT』ではユニコーンモードで使用しており、主に直接ぶつけて攻撃している。ちなみに内蔵されているスラスターやメガ・キャノンは使用しておらず、サイコフィールドにより操作している。
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:アームド・アーマーDEをファンネルのごとく操る運用法。内蔵されているスラスターやメガ・キャノンは使用する事なく、サイコフィールドを介して操作している。<br/>『ラスト・サン』ではデストロイモードで使用しており、アームド・アーマーDEのスラスターで移動させ、メガ・キャノンで攻撃を行った。一方の『NT』ではユニコーンモードで使用しており、主に対象に直接ぶつけて攻撃している。
 
;アームド・アーマーXC
 
;アームド・アーマーXC
:『ラスト・サン』作中でバックパックに追加装備された増加サイコフレーム兵装の1つ。「XC」は「'''X'''eno-'''C'''onnect」の略称。他のアームド・アーマーと異なり、サイコミュシステムの1つである[[n_i_t_r_o]]を内蔵した特殊兵装。更にジェネレーター出力のアップ、頭部アンテナの機能の拡張に効力を発揮する。『ラスト・サン』の終盤で[[リバウ]]によって破壊されている。<br>[[バンシィ・ノルン]]に搭載されている物はデストロイモードのサポート機能に限定された物である。
+
:バックパックに追加装備された増加サイコフレーム兵装の1つ。「XC」は「'''X'''eno-'''C'''onnect」の略称。他のアームド・アーマーと異なり、サイコミュシステムの1つである[[n_i_t_r_o]]を内蔵した特殊兵装。更にジェネレーター出力のアップ、頭部アンテナの機能の拡張に効力を発揮する。<br/>『ラスト・サン』で[[ロック・ホーカー]]の手に渡った際に追加され、[[リバウ]]と交戦した際に破壊された。なお、[[バンシィ・ノルン]]に搭載されている物はデストロイモードのサポート機能に限定された物である。
 
;ソフトチェストタッチ
 
;ソフトチェストタッチ
:ネオ・ジオングとの戦闘で使用。本機は右手のみで触れ、ネオ・ジオングのサイコ・シャードを崩壊させている。<br>『NT』では暴走しているヨナに対して使用し、正気に戻している(機体は崩壊させていない)。
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:ネオ・ジオングとの戦闘で使用。本機は右手のみで触れ、ネオ・ジオングのサイコ・シャードを崩壊させている。<br/>『NT』では暴走しているヨナに対して使用し、正気に戻している(機体は崩壊させていない)。
    
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
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<!-- == 脚注 == -->
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== 脚注 ==
<!-- <references /> -->
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<references />
 
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 
{{DEFAULTSORT:ふえねくす}}
 
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