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| タイトル = スペック
| タイトル = スペック
| 分類 = 次世代型先進試作[[モビルスーツ]]
| 分類 = 次世代型先進試作[[モビルスーツ]]
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| 生産形態 = 試作機
| 型式番号 = ZGMF-X3000Q
| 型式番号 = ZGMF-X3000Q
| 頭頂高 =
| 頭頂高 =
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== 概要 ==
== 概要 ==
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[[ザフト軍]]が開発した試作型[[モビルスーツ]]。新型ドラグーン・システム(第2世代型)の性能実証用に開発された。機体カラーはグレーで、機体各部のエッジ部が赤く塗装されている。
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[[ザフト軍]]が次世代[[モビルスーツ]]開発計画に基づいて開発した先進試作機。[[第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦]]で驚異的な戦果を上げた[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]と、現行主力機であるザクシリーズの融合を基本コンセプトとしている。
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当初は[[ザクウォーリア]]にウィザードを装備することで対応する案もあったが、ドラグーン・システムの性能を最大限発揮するために機体本体も改修されることとなり、[[ハイパーデュートリオンエンジン]]が搭載されるなど大幅に改修されている。ハイパーデュートリオンエンジンは条約禁止の動力であるため、型式番号から核動力を意味する「A」は意図的に抜き取られている。ザクの意匠が残っている胸部下のフレキシブルチューブには、原子炉冷却器と量子トランシーバーが収容されている。両肩部には3基のスラスターが内蔵されているアーマーが装着されており、折りたたむことで対ビームシールドを装備可能。
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頭部にはデュートリオンビームの受信システム、内部には[[核エンジン]]を搭載することで[[ハイパーデュートリオンエンジン]]を構成している。このハイブリッド機関は[[ユニウス条約]]に抵触する物であるため、[[型式番号]]からは核エンジンの搭載を示す「A」は意図的に取り払われている。胴体と脚部のフレキシブルチューブはザクシリーズの特徴であるマルチコンジットで、本機では原子炉の冷却系と標準兵装である[[ドラグーンシステム]]制御用の量子トランシーバーが収められている。
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本機をアップデートする形で[[レジェンドガンダム]]が開発されることとなった。
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本機のドラグーンシステムはプロヴィデンス当時のシステムから[[カオスガンダム|カオス]]を経て大幅に改良されており、一般的なパイロットでも操作できるように拡張するための開発実験バージョンである。背部と腰部四対のGDU-X4は打突による物理攻撃を考慮した物、背部一対のGDU-X7はビームスパイクを備えた物となっている。また両肩部アーマー内にはプロヴィデンスを踏襲した三対のスラスターが装備されており、アーマーを折り畳むことでザクシリーズ用のシールドを装備可能である。
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当初本機はザフトの主力モビルスーツの系列を構成することを想定して3000系の型式番号が付与されていたが、実際には次世代機開発計画そのものがアップデートされたため、この番号は制式継承されなかった。また本機の発展型の名が「プロヴィデンス」から「[[レジェンドガンダム|レジェンド]]」に変更されているのは、プロヴィデンスのパイロットだった[[ラウ・ル・クルーゼ]]の戦争犯罪に原因があるという説が一般的だが、関係当局は公式にこれを否定している。
== 登場作品と操縦者 ==
== 登場作品と操縦者 ==
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=== 武装・必殺攻撃 ===
=== 武装・必殺攻撃 ===
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;MA-BAR76T 高エネルギービームライフル
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;MA-BAR76T 高エネルギー[[ビームライフル]]
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:大型のビームライフル。[[プロヴィデンスガンダム]]のライフルを改良した武装。ライフルの両サイドにビーム突撃銃のエネルギーカートリッジが装着されている。この装備を改良し、本体供給式にしたものが[[レジェンドガンダム]]のMA-BAR78Fである。
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:[[レジェンドガンダム|レジェンド]]の高エネルギービームライフルの試作型。後部にビーム突撃銃のドラム型ビームマガジンが2基装着されている。非使用時には背部プラットフォーム中央のコネクタに装着することが可能。この武装をコスメチックチェンジした物がレジェンドに採用されている。
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;ドラグーン・システム
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;GDU-X7 突撃ビーム機動砲
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:[[カオスガンダム]]の機動兵装ポッドを経て量子インターフェイスに改良が加えられ、第1世代のものより容易に運用できる。ドラグーン・プラットフォームは背部に装着されている。
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:背部プラットフォームの最上端に2基装備されている大型ドラグーン。先端に4つのビームスパイクが装備されている。この武装はそのままレジェンドに採用されている。
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:;GDU-X7 突撃ビーム機動砲
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;GDU-X4 突撃ビーム機動砲
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::背部プラットフォームの最上端に2基装備されている大型ドラグーン。1基につき9門のビーム砲が内蔵されている他、ビームスパイクとしても運用できる。
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:背部プラットフォームに6基、腰部左右に2基装備されたドラグーン。打突による物理攻撃も想定した形状となっている。レジェンドには物理攻撃を廃止したGDU-X5が採用されている。
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:;GDU-X4 突撃ビーム機動砲
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;シールド
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::プラットフォームの側面と腰部に合計8基が装備されている小型ドラグーン。2門のビーム砲を内蔵している他、先端部が鋭利なブレードとなっており打突による直接攻撃も想定している。本体との連結時は可動砲台として使える。この武装を発展させた物がレジェンドのGDU-X5だが、ブレードは廃止されている。
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:両肩部に装備可能な対ビームコーティングシールド。ザクシリーズが装備する物と同型。
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;対ビームシールド
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:両肩に装備可能な3基のスパイクを持つ対ビームコーティングシールド。ウェポンラックも兼ねていて、裏面にはビーム突撃銃の予備カートリッジを2基、内部にはビームトマホークを格納している。
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:;ビームトマホーク
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::シールド内に収納されているハンドアックス状のビーム兵器。接近戦で使用するが、ビームブーメランのように敵機に投げつけて使うことも出来る。
== 対決・名場面 ==
== 対決・名場面 ==
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;[[レジェンドガンダム]]
;[[レジェンドガンダム]]
:本機を元に開発された機体。
:本機を元に開発された機体。
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;[[デスティニーインパルスガンダム]]
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:同時期に開発されていた機体。
<!-- == 余談 == -->
<!-- == 余談 == -->
<!-- *説明 -->
<!-- *説明 -->