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消耗の激しい駆動部も耐久性が高く交換しやすい設計に改められており、実験機というよりは実戦モデルとしての性質が強調されている。破損しやすい頭部V字アンテナも廃され頭頂部の複合センサーと一体化しており、徹底した稼働率へのこだわりが見て取れる。
 
消耗の激しい駆動部も耐久性が高く交換しやすい設計に改められており、実験機というよりは実戦モデルとしての性質が強調されている。破損しやすい頭部V字アンテナも廃され頭頂部の複合センサーと一体化しており、徹底した稼働率へのこだわりが見て取れる。
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増加装甲とハードポイントは上半身に集中し、脚部はハードポイントを廃してアポジモーター及び大型化されたスラスターと装甲カウルからなる堅実な設計となっており、[[νガンダム]]を思わせるスマートなフォルムを有する。また、この改修に伴い原型機では脚部に配されていた2基のジェネレーターは胴体後部に移設され、両脚部を喪失しても戦闘行動を継続する事が可能になった。また、ジェネレーターを胴体に移設する過程で装甲形状そのものも完全に変更されており、冷却装置を兼ねた大型の動力パイプが配置され、胸部の放熱器も大型化し、コクピットハッチを含む前面装甲厚も向上している。
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増加装甲とハードポイントは上半身に集中し、脚部はハードポイントを廃してアポジモーター及び大型化されたスラスターと装甲カウルからなる堅実な設計となっており、[[νガンダム]]を思わせるスマートなフォルムを有する。また、この改修に伴い原型機では脚部に配されていた2基のジェネレーターは胴体後部に移設され、両脚部を喪失しても戦闘行動を継続する事が可能になった。加えて、ジェネレーターを移設する過程で胴体の装甲形状そのものも完全に変更されており、冷却装置を兼ねた大型の動力パイプが配置され、胸部の放熱器も大型化し、コクピットハッチを含む前面装甲厚も向上している。
    
しかし、この仕様は単にF90からマイクロハニカム構造装甲を引き算した「貧乏仕様」という訳ではなく、前腕部、両左右腰、腰前面、バックパックに独自規格のハードポイントが用意されており、肩部装甲もモジュール化され換装が容易な設計となっていた。特に両腕部ハードポイントには膨大な電力を供給するための接続マウントが設けられており、[[ビーム・シールド]]もしくは[[ヴェスバー]]の搭載が想定されていたものと思われる。胸部装甲の形状変更はコクピット周囲への[[サイコフレーム]]搭載が想定されていたと思われ、腰部グレネードもサイコミュ・グレネードの採用が検討されていたとする資料も存在する。
 
しかし、この仕様は単にF90からマイクロハニカム構造装甲を引き算した「貧乏仕様」という訳ではなく、前腕部、両左右腰、腰前面、バックパックに独自規格のハードポイントが用意されており、肩部装甲もモジュール化され換装が容易な設計となっていた。特に両腕部ハードポイントには膨大な電力を供給するための接続マウントが設けられており、[[ビーム・シールド]]もしくは[[ヴェスバー]]の搭載が想定されていたものと思われる。胸部装甲の形状変更はコクピット周囲への[[サイコフレーム]]搭載が想定されていたと思われ、腰部グレネードもサイコミュ・グレネードの採用が検討されていたとする資料も存在する。
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