直情的で喧嘩の腕も立つが、本来は争いを好まない心優しい人物である。但し、父フリットとは対照的に自分に敵対する者や気に入らない者であっても、その窮地には分け隔てなく助けることが多い。<br />基本的に真面目ではあるが、作中でAGE-2の初陣では命令無視、ゼハートのゼイドラにウルフの制止を無視して単独で交戦し敗北した後に自室に籠り、フリットの作戦に反発して待機中にも関わらず勝手に艦を降りる、フリットやディケに使用することを禁じられたミューセルを独断で持ち出すなど、何かと問題行動も多い。<br />これらの軍人としては不適格と思われる行動は、命令の服従や敵に対する非情だった父親[[フリット・アスノ|フリット]]への「偉大な父」と「冷酷な軍人」への反感もあったと思われる。<br />ノートラム防衛線から1年後には特部隊の隊長となり、亡き[[ウルフ・エニアクル|ウルフ]]の意思を継いだのか、機体や軍服、パイロットスーツが白に統一されている。<br />その後、[[ロマリー・ストーン|ロマリー]]と結婚し、9年後に息子の[[キオ・アスノ|キオ]]を儲けるが自身の最後の任務で行方不明となる。<br />第三部、第四部では[[宇宙海賊ビシディアン]]の首領「キャプテン・アッシュ」となり、連邦軍とヴェイガンの戦争で大量殺戮が行われないように双方の戦力を拮抗させると道を選び、ヴェイガンを殲滅しようとする父、[[フリット・アスノ|フリット]]やヴェイガンと共存しようとする息子の[[キオ・アスノ|キオ]]とは別の道を歩く事となる。<br />だが、軍から離れ、海賊に身を落としても大切な者を守り続ける為に戦い続けると言う軍人時代からのスタンスには変わりがない。<br />彼らの介入によって戦争が終わらないということに関しては[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]のクライン派と似たような行動になっているが、これは地球とヴェイガンとが絶滅するかしないかという全滅戦争になっているため、戦争が終わらないことで出る犠牲よりも、戦争が決着したほうが犠牲が大きくなると見ているためである。<br />自分の道を進みながらも妥協している辺りが父や息子のようにXラウンダー能力を持たず、決して超人になれないアセムらしい決断とも言える。<br />Xラウンダー能力は持たないがパイロットとしては優秀、第二部の時点ではフリットやゼハートと言ったXラウンダーに一歩届かなかったが、Xラウンダー能力に翻弄されつつも、ウルフに示されたスーパーパイロットを目指し、ウルフの死によってスーパーパイロットとして目覚める事になる。 | 直情的で喧嘩の腕も立つが、本来は争いを好まない心優しい人物である。但し、父フリットとは対照的に自分に敵対する者や気に入らない者であっても、その窮地には分け隔てなく助けることが多い。<br />基本的に真面目ではあるが、作中でAGE-2の初陣では命令無視、ゼハートのゼイドラにウルフの制止を無視して単独で交戦し敗北した後に自室に籠り、フリットの作戦に反発して待機中にも関わらず勝手に艦を降りる、フリットやディケに使用することを禁じられたミューセルを独断で持ち出すなど、何かと問題行動も多い。<br />これらの軍人としては不適格と思われる行動は、命令の服従や敵に対する非情だった父親[[フリット・アスノ|フリット]]への「偉大な父」と「冷酷な軍人」への反感もあったと思われる。<br />ノートラム防衛線から1年後には特部隊の隊長となり、亡き[[ウルフ・エニアクル|ウルフ]]の意思を継いだのか、機体や軍服、パイロットスーツが白に統一されている。<br />その後、[[ロマリー・ストーン|ロマリー]]と結婚し、9年後に息子の[[キオ・アスノ|キオ]]を儲けるが自身の最後の任務で行方不明となる。<br />第三部、第四部では[[宇宙海賊ビシディアン]]の首領「キャプテン・アッシュ」となり、連邦軍とヴェイガンの戦争で大量殺戮が行われないように双方の戦力を拮抗させると道を選び、ヴェイガンを殲滅しようとする父、[[フリット・アスノ|フリット]]やヴェイガンと共存しようとする息子の[[キオ・アスノ|キオ]]とは別の道を歩く事となる。<br />だが、軍から離れ、海賊に身を落としても大切な者を守り続ける為に戦い続けると言う軍人時代からのスタンスには変わりがない。<br />彼らの介入によって戦争が終わらないということに関しては[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]のクライン派と似たような行動になっているが、これは地球とヴェイガンとが絶滅するかしないかという全滅戦争になっているため、戦争が終わらないことで出る犠牲よりも、戦争が決着したほうが犠牲が大きくなると見ているためである。<br />自分の道を進みながらも妥協している辺りが父や息子のようにXラウンダー能力を持たず、決して超人になれないアセムらしい決断とも言える。<br />Xラウンダー能力は持たないがパイロットとしては優秀、第二部の時点ではフリットやゼハートと言ったXラウンダーに一歩届かなかったが、Xラウンダー能力に翻弄されつつも、ウルフに示されたスーパーパイロットを目指し、ウルフの死によってスーパーパイロットとして目覚める事になる。 |