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ノワールの開発を要求した[[ファントムペイン]]は、表面上は[[地球連合軍]]の指揮系統内にあるものの、その本質は純然たる[[ロゴス]]の私兵部隊であり、軍規や戦争法などのモラルには全く制約される事なく、戦史の表舞台で語られる事のない諜殺・破壊・非戦闘員攻撃などの汚れ仕事を遂行する影の軍隊であった。そのため、[[アクタイオン・インダストリー社]]にノワールストライカーの開発を指示する際にも、同社の大株主であるロゴス幹部を通じて裏ルートから発注が成されるという特別の配慮が払われている。
 
ノワールの開発を要求した[[ファントムペイン]]は、表面上は[[地球連合軍]]の指揮系統内にあるものの、その本質は純然たる[[ロゴス]]の私兵部隊であり、軍規や戦争法などのモラルには全く制約される事なく、戦史の表舞台で語られる事のない諜殺・破壊・非戦闘員攻撃などの汚れ仕事を遂行する影の軍隊であった。そのため、[[アクタイオン・インダストリー社]]にノワールストライカーの開発を指示する際にも、同社の大株主であるロゴス幹部を通じて裏ルートから発注が成されるという特別の配慮が払われている。
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ノワールストライカーは[[ストライクガンダムI.W.S.P. (再製造機)|ストライクI.W.S.P.]]で数度の実戦を行い、その結果専任パイロットである[[スウェン・カル・バヤン]]の操縦によって得られたデータから開発が行われたストライカーパックである。その基本思想は、単独であらゆる戦況に対応する事を目的としたI.W.S.P.の発展型であるが、兵器としての万能性を備えたまま、その特性を近接戦闘に振り向け特化させた点において、ノワールストライカーは極めてユニークな性格を獲得する事になる。<ref>飛行能力、長距離砲撃能力、近接格闘能力など、ノワールストライカーでは全ての性能において[[ザフト軍|ザフト]]の主力[[モビルスーツ]]を圧倒する事が求められており、開発当初、技術陣は[[ジン]]のスペックを40%向上させた仮想モデルを仮想的に想定していたが、この想定が全く無意味である事が明らかになり、設計方針から撤回されたという経緯がある。</ref>
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ノワールストライカーは[[ストライクガンダムI.W.S.P. (再製造機)|ストライクI.W.S.P.]]で数度の実戦を行い、その結果専任パイロットである[[スウェン・カル・バヤン]]の操縦によって得られたデータから開発が行われたストライカーパックである。その基本思想は、単独であらゆる戦況に対応する事を目的としたI.W.S.P.の発展型であるが、兵器としての万能性を備えたまま、その特性を近接戦闘に振り向け特化させた点において、ノワールストライカーは極めてユニークな性格を獲得する事になる<ref>飛行能力、長距離砲撃能力、近接格闘能力など、ノワールストライカーでは全ての性能において[[ザフト軍|ザフト]]の主力[[モビルスーツ]]を圧倒する事が求められており、開発当初、技術陣は[[ジン]]のスペックを40%向上させた仮想モデルを仮想的敵に想定していたが、この想定が全く無意味である事が明らかになり、設計方針から撤回されたという経緯がある。</ref>
    
パワーパックの高容量化技術の進展により装甲のフェイズシフト化がノワールストライカーにまで拡張適用されているが、[[フェイズシフト装甲]]自体の生産性は依然低いままであったため、完全な形で完成したノワールストライカーの数量は二桁に満たないと推測されており、運用にもI.W.S.P.同様パイロットに高い練度が求められるため、通常の部隊に本装備が供給された記録はない。
 
パワーパックの高容量化技術の進展により装甲のフェイズシフト化がノワールストライカーにまで拡張適用されているが、[[フェイズシフト装甲]]自体の生産性は依然低いままであったため、完全な形で完成したノワールストライカーの数量は二桁に満たないと推測されており、運用にもI.W.S.P.同様パイロットに高い練度が求められるため、通常の部隊に本装備が供給された記録はない。
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