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ボールの損耗率を下げるべく急場しのぎで[[ボールF型]]を配備した連邦軍だったが、改良と同時にボールの運用に疑問を抱き、新たな戦術運用を検討。ボール本来の戦闘支援任務だけでなく工兵任務や白兵戦にも対応する多用途兵器としての運用方法を模索した結果、その1つとして大量の宇宙機雷散布ポッドを装備し、対艦隊戦闘やMS戦闘にも対応を可能とする本機が開発された。
 
ボールの損耗率を下げるべく急場しのぎで[[ボールF型]]を配備した連邦軍だったが、改良と同時にボールの運用に疑問を抱き、新たな戦術運用を検討。ボール本来の戦闘支援任務だけでなく工兵任務や白兵戦にも対応する多用途兵器としての運用方法を模索した結果、その1つとして大量の宇宙機雷散布ポッドを装備し、対艦隊戦闘やMS戦闘にも対応を可能とする本機が開発された。
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本機は作業用ボールをベースに、機体後部に展開式の大型機雷ポッドを搭載、原型機の主兵装であったキャノン砲を複合センサーへと換装、マニュピレーターの短縮化などの改修が施されている。また、コンテナ装備は一部流用する事で開発時間を短縮。[[宇宙世紀]]0079年10月初めには試験運用が行われた。その特異な形状から「ロッカー・ボール」の通称を持つ他、整備兵達の間では「ロッカー付き」や「ランチボックス」などの愛称で呼ばれていたとされる。
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本機は作業用ボールをベースに、機体後部に展開式の大型機雷ポッドを搭載、原型機の主兵装であったキャノン砲を複合センサーへと換装、マニピュレーターの短縮化などの改修が施されている。また、コンテナ装備は一部流用する事で開発時間を短縮。[[宇宙世紀]]0079年10月初めには試験運用が行われた。その特異な形状から「ロッカー・ボール」の通称を持つ他、整備兵達の間では「ロッカー付き」や「ランチボックス」などの愛称で呼ばれていたとされる。
    
艦隊戦での要撃戦闘任務において予想以上の戦果を残したため、戦時中の連邦軍の記録では「本機の戦術は有効であり、大きな戦果をあげた」という旨のことが記されているが、実際の搭乗者の証言の多くはこの記録を否定するものが多く、[[一年戦争]]末期に本機へ与えられた任務は過酷かつ困難なものであったとの証言も明らかになっている。実際、戦闘前の機雷散布とは異なる艦隊戦最中の機雷敷設は本来のポテンシャルを遥かに超えるものであり、頻発する遭遇戦によって生産総数の3分の1に及ぶ機体が一年戦争末期に失われている。この事が配備当初の戦果を過大評価した連邦軍の失策であった事は明白である。
 
艦隊戦での要撃戦闘任務において予想以上の戦果を残したため、戦時中の連邦軍の記録では「本機の戦術は有効であり、大きな戦果をあげた」という旨のことが記されているが、実際の搭乗者の証言の多くはこの記録を否定するものが多く、[[一年戦争]]末期に本機へ与えられた任務は過酷かつ困難なものであったとの証言も明らかになっている。実際、戦闘前の機雷散布とは異なる艦隊戦最中の機雷敷設は本来のポテンシャルを遥かに超えるものであり、頻発する遭遇戦によって生産総数の3分の1に及ぶ機体が一年戦争末期に失われている。この事が配備当初の戦果を過大評価した連邦軍の失策であった事は明白である。
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