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− ガンダムSEED DESTINYでも評価が完全に二分されるという難しいキャラクター。
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− しかし、脚本家の要望により、キラは最強でなければならない、絶対でなければならないとされ、結果として、キラは[[スーパーコーディネイター]]という出自と合わせて「絶対善」の存在として描かれてしまい、「完全無欠のヒーロー」となり、共感が得られなくなってしまった。逆に完全無欠のヒーローを望んだファンからは絶大な支持を得ており、どちらが良い悪いではなく、これが彼の評価が分かれている理由である。
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− 一方、彼の戦闘への介入行動により戦争は終わらず、むしろ犠牲者が増えてしまったことに関しては特に何も語られておらず、物語の冒頭でオーブでの戦闘をはじめ、多くの戦いで彼によって巻き添えを受けた一般人、無力化された機体が撃破されるなど「彼自身が手を下してはいない」だけであり、それに対してなんら思うところが語られていないという点が特に批判される原因となっている。
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続編、[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]では地球でひっそりと孤児院を営んでいた。彼自身があまりにも多くの戦いに身を置きすぎたことと、戦争によって身寄りのない子どもたちのためになりたいという思いからである。
続編、[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]では地球でひっそりと孤児院を営んでいた。彼自身があまりにも多くの戦いに身を置きすぎたことと、戦争によって身寄りのない子どもたちのためになりたいという思いからである。
しかし、地球連合とプラントの対立が表面化し、多大な影響力を持つ[[ラクス・クライン]]が狙われたことから再び戦場へ赴くことを決意する。
しかし、地球連合とプラントの対立が表面化し、多大な影響力を持つ[[ラクス・クライン]]が狙われたことから再び戦場へ赴くことを決意する。
キラ・ヤマト及びアークエンジェルは劣勢の勢力に肩入れし「戦闘による勝敗」ではなく「会話で合意」させるために戦闘行為自体をやめさせようという目的を持っている。しかし、それによって戦争は終わらず、むしろ両者とも疲弊しながらも血みどろの戦いに踏み込んでいってしまう。これはまず戦闘を終わらせたいという目的だけが前面に出てしまい、戦闘以外での受け皿がなかったことと、[[ロゴス]]の戦争への世論工作によるものが大きい。
キラ・ヤマト及びアークエンジェルは劣勢の勢力に肩入れし「戦闘による勝敗」ではなく「会話で合意」させるために戦闘行為自体をやめさせようという目的を持っている。しかし、それによって戦争は終わらず、むしろ両者とも疲弊しながらも血みどろの戦いに踏み込んでいってしまう。これはまず戦闘を終わらせたいという目的だけが前面に出てしまい、戦闘以外での受け皿がなかったことと、[[ロゴス]]の戦争への世論工作によるものが大きい。
「DESTINY」では前作に続いて極めて多くのファンがついている。しかし、前作のように悩み、共感を得ていくのではなく、すでに完成された人として振舞っている姿から、逆に反感を持つ視聴者も少なくない。
「DESTINY」では前作に続いて極めて多くのファンがついている。しかし、前作のように悩み、共感を得ていくのではなく、すでに完成された人として振舞っている姿から、逆に反感を持つ視聴者も少なくない。
「DESTINY」の「三人の主人公」という構成から、キラは他者との対比として「周囲の思惑と関係なく、自分が思うように生きればいい」というポジションにある。対してアスランは自分が正しいことをしようと思いつつも周囲に悩み、シンは自分の考えをデュランダル議長に依存してしまっている。これは善悪ではなく、三者の違いを明確にしただけに過ぎない。
「DESTINY」の「三人の主人公」という構成から、キラは他者との対比として「周囲の思惑と関係なく、自分が思うように生きればいい」というポジションにある。対してアスランは自分が正しいことをしようと思いつつも周囲に悩み、シンは自分の考えをデュランダル議長に依存してしまっている。これは善悪ではなく、三者の違いを明確にしただけに過ぎない。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==