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== ZGMF-X10A フリーダムガンダム(Freedom Gundam) ==

*登場作品:[[機動戦士ガンダムSEED]]、[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]、[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ΔASTRAY]]
*デザイナー:大河原邦男
*分類:広域殲滅用試作型[[モビルスーツ]]
*装甲材質:[[フェイズシフト装甲]]
*全高:18.03m
*重量:71.5t
*主動力:核分裂炉
<!-- *出力: -->
<!-- *推力: -->
<!-- *センサー有効半径: -->
*開発組織:[[ザフト軍]]
*主なパイロット:[[キラ・ヤマト]]

[[ザフト軍]]が開発した試作型[[モビルスーツ]]。<br />ザフト・ガンダムの1機で、この機体も[[地球連合軍]]から奪取した[[デュエルガンダム|4]][[バスターガンダム|機]][[ブリッツガンダム|の]][[イージスガンダム|G]]を解析して得た技術が使われており、[[フェイズシフト装甲]]や小型ビーム兵器を標準装備している。また[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]を搭載した事により、動力源も核エンジンが採用された。その為、ほぼ無制限でフェイズシフト装甲の展開や高出力の武装が使用可能。なお、OSは「G.U.N.D.A.M.Complex('''G'''eneration '''U'''nsubdued '''N'''uclear '''D'''rive/'''A'''ssault '''M'''odule Complex)」を搭載している。意味は「核駆動を使った世代の強襲モジュール複合体」。<br />背部中央に設置されたメインスラスターは推力が高く、大気圏内でも単独飛行が可能。速度や航続距離にも優れており、[[プラント]]本国から無補給で[[JOSH-A]]へと到達できる程である。両側のウイングユニットは放熱板や小型スラスターの役割も与えられている他、展開する事で高機動空戦モードへと移行でき、この状態を「ハイマット(High.M.A.T.='''High''' '''M'''aneuver '''A'''erial '''T'''actical)モード」と呼ぶ。ハイマットモード時にはウイングユニットはコンピューターによるコントロールで「能動空力弾性翼(Active Aeroelastic Wing)」として機能し、大気圏内において空気抵抗を制御しつつ航空機をも凌駕する旋回性能を本機に与えている。また宇宙でも重心制御ユニットとして機能している。このウイングユニットのおかげで本機の信頼性はかなり高いとされる。<br />武装も連合のGが装備していた物より強力なそれを多数装備しており、非常に高い火力を持つ。これらの統合管制を行うべくコクピットには「マルチロックオンシステム」が搭載され、多数の敵機をほぼ同時に、しかも高い精密度で狙い撃つ事を可能としている。なお、全武装を展開した状態は「フルバーストモード」と呼ばれる。<br />これ程の機能や武装を併せ持った本機は[[C.E.]]71時において最強クラスの戦闘力が発揮でき、C.E.73時に開発された[[セカンドステージシリーズ]]と比較しても全く見劣りする事がない(しかもパワーは本機の方が上であると言われている)。しかし、それに比例して操縦難度も非常に高く、パイロットがその高性能を最大限に活かす為には優れた[[空間認識能力]]を持つ事が必要不可欠である。

名称は「[[ナチュラル]]に[[ジャスティスガンダム|正義]]の鉄槌を下し、[[コーディネイター]]の真の自由を勝ち取る」という言葉が由来となっている。

[[エターナル]]の自走砲台「ミーティア」と[[フリーダムガンダム (ミーティア)|ドッキング]]する事で火力や推力を強化可能。<br />また、後継機として[[ストライクフリーダムガンダム]]が存在する。

デザイナーの大河原邦男氏の代表作の一つであり、本人も非常に自画自賛しているという。

== 登場作品と操縦者 ==
;[[機動戦士ガンダムSEED]]
:パイロットは[[キラ・ヤマト]]。<br />[[ラクス・クライン]]の手引きでキラが強奪している。余談だが、強奪前は[[FAITH|特務隊]]の隊員の誰かか[[イザーク・ジュール]]をパイロットとする事が検討されていたと言われている。<br />ザフト軍の「[[オペレーション・スピットブレイク]]」にて危機に陥っていた[[アークエンジェル]]の援護に現れ、全軍に対してJOSH-Aの地下に設置された[[サイクロプス]]による自爆攻撃を知らせている。<br />その後、[[オーブ連合首長国]]や[[メンデル]]で地球連合軍の部隊と交戦し、[[第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦]]にも参戦。最後は[[ラウ・ル・クルーゼ]]の[[プロヴィデンスガンダム]]と激闘を繰り広げ、撃破するが本機も大破している。
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
:引き続きキラが搭乗。<br />回収・修復されてアスハ家別邸にある地下シェルター内に封印されていたが、[[ヨップ・フォン・アラファス]]率いる特殊部隊によるラクス暗殺がきっかけで再び起動し、攻撃してきた[[アッシュ]]を全機戦闘不能にしている。<br />結婚式から[[カガリ・ユラ・アスハ]]をさらってからしばらくは[[スカンジナビア王国]]でアークエンジェルと共に身を隠していたが、[[ダーダネルス海峡]]で[[ミネルバ]]とオーブ・地球軍の連合部隊が戦闘状態に突入する事を知るとそれに武力介入し、両軍の[[MS]]を次々と戦闘不能に陥らせている。<br />[[クレタ島]]の戦闘でも同様に武力介入を行い、[[ベルリン]]では[[ステラ・ルーシェ]]の[[デストロイガンダム]]を撃破するが、これがきっかけで[[シン・アスカ]]の恨みを買う事となり、またザフト軍からも敵性勢力と断定され、「[[エンジェルダウン作戦]]」にてシンの[[フォースインパルスガンダム]]の猛攻に押されて撃墜された。<br />戦闘終了後、コクピットブロックはカガリの[[ストライクルージュ]]によって回収され、キラも軽傷で生還している。
;[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ΔASTRAY]]
:カガリを結婚式場からさらった際に[[アグニス・ブラーエ]]の[[デルタアストレイ]]と交戦しているが、ビームを1発発射して頭部を損傷させただけでまともに戦う事はなかった。

== 装備・機能 ==

=== 特殊機能 ===
;[[フェイズシフト装甲]]
:一定の電圧を持つ電流を流して相転移させる特殊装甲。その際、装甲には色がつく。物理的な衝撃を無効化でき、単独での大気圏突入も可能だが、高出力のビーム兵器の前には無力である。<br />非展開時は「ディアクティブモード」と呼ばれ、色がグレーのみとなっている。
;[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]
:[[ニュートロンジャマー]]を無効化する装置。
;換装
:ミーティアとドッキングする。

=== 武装・必殺攻撃 ===
;MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御用機関砲
:[[ゲイツ]]等でも採用された機関砲で、頭部に2門内蔵されている。主に牽制や迎撃等に使用される。
;MA-M20 ルプス・ビームライフル
:本機の主兵装。ジャスティスの物と同型だが、カラーリングが一部異なる。<br />動力源である核エンジンからエネルギーを直接供給しており、連合のGが装備している物と比べて非常に出力が高い。不使用時はリアスカートのマウントラッチに装着可能。<br />ちなみに、このモデルはザフト軍のビームライフルの中でも制式化された時期が最も早い。
;M100 バラエーナ・プラズマ収束ビーム砲
:ウイングユニットに1門ずつ、計2門格納されている高出力ビーム砲。本機の全武装で破壊力が最も高く、[[ランチャーストライクガンダム|ランチャーストライカー]]の装備しているアグニと同等以上の威力と射程距離を誇っている。<br />そのサイズ故に既存の機体に固定武装として装備させても機体バランスが崩れてしまい、また核エンジン搭載機でないと補いきれない程にエネルギーを消費するという事もあって、核エンジンとウイングユニットを持つ本機でようやく採用されたという経緯を持つ。<br />後部にダクトが存在しているようで、HDリマスター版では時々廃熱を行っている。
;MMI-M15 クスィフィアス・レール砲
:両腰に2門装備されている電磁加速砲。口径は小さいが弾速が非常に速く、また高い速射性を持つ。弾のサイズも小さいので装弾数もかなり多い。マルチロックオンシステムとの併用で同時に複数の敵機を攻撃可能。<br />不使用時は[[AMBAC|AMBACユニット]]として機能しており、スラスターも内蔵されている。<br />こちらも後部にダクトが存在しているようで、HDリマスター版で時々廃熱している様子が見られる。
;MA-M01 ラケルタ・ビームサーベル
:クスィフィアスのマウント部に1本ずつ、計2本を装備。ルプスと同様、核エンジンからのエネルギー供給を受けている事で連合のG以上の高出力化を実現している。柄尻で連結しての使用も可能で、この状態は「アンビデクストラス・ハルバード」と呼ばれる。<br />クレタで[[アスラン・ザラ]]の[[セイバーガンダム]]と交戦した際は二刀流で相手を切り刻んでいる。
;対ビームシールド
:実体式のシールド。ジャスティスの物と同型だが、カラーリングが一部異なる。<br />[[ラミネート装甲]]で出来ていて、戦艦の主砲クラスの威力を持つビーム砲をも無効化できる。また、かなりの耐久性がある。
;ハイマット・フルバースト
:ハイマットモード時に全武装を展開し、一斉砲撃を行う。マルチロックオンシステムにより多数の敵機に対して精密な狙撃を行う事を可能としている。<br />キラが使用した場合は10機以上の敵機を同時攻撃できるとされている。
;フルバーストモード
:通常の状態で全武装を展開し、一斉攻撃を行う。<br />TV版ではオーブでの戦闘で一度使われただけだったが、HDリマスター版ではJOSH-Aでも使われ、その際はピクウスも同時に発射していた。

== 対決・名場面 ==

=== SEED ===
;舞い降りる剣
:[[サイクロプス]]から逃れる為に[[JOSH-A]]から離脱しようとする[[アークエンジェル]]。しかし、[[ザフト]]軍は逃すまいと執拗に攻撃を仕掛けてくる。やがて1機の[[ジン]]の銃口がブリッジに向けられ、クルー達が死を覚悟した瞬間、上空から一発のビームがジンの重突撃機銃を破壊。直後に現れたその機体――フリーダムはジンの頭部を斬り飛ばすと、翼を広げながらアークエンジェルを守るかのようにザフト軍機の前に立ちはだかったのだった。
;対[[カラミティガンダム]]、[[レイダーガンダム]]、[[フォビドゥンガンダム]]
:オーブで初めて交戦しており、この時は単機で戦っていて、なおかつチームワークは最低であるものの新型の高性能機が3機がかりで攻めてきている(しかもパイロットは全員[[ブーステッドマン]])という事もあって、撃墜寸前まで追い詰められた。<br />それ以降はアスランのジャスティスと共に戦っており、互角に渡り合っている。しかし、メンデルでの二度目の戦闘ではキラが自身の出生の秘密をクルーゼから聞かされた事で動揺しており、しかも[[フレイ・アルスター]]がポッドに乗せられて救助を求めていた事から更に動揺。その結果、左のウイングユニットと頭部を破損して戦闘どころではなくなってしまった。<br />なお、この3機の中でもフォビドゥンは相性が最悪で、ゲシュマイディッヒ・パンツァーと[[トランスフェイズ装甲]]のせいでビームサーベル以外は全て無効化されてしまう。
;対[[プロヴィデンスガンダム]]
:[[第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦]]の終盤、[[エターナル]]に攻撃を仕掛けているプロヴィデンスと交戦。「人類は滅ぶべくして滅ぶ」と叫びながらドラグーンを展開し、43門ものビームを放ってくるクルーゼに対し、「人はそんなものじゃない」と否定するキラは傷つきながらもドラグーンを撃ち落していく。<br />最後はフリーダムのアンビデクストラス・ハルバードがプロヴィデンスのコクピットを貫き、クルーゼは発射される[[ジェネシス]]の光に呑まれて消滅した。<br />なお、ファンの間では「戦闘では負けたが、己の信念を曲げずにキラを言い負かした」として'''クルーゼの株を大きく上げてしまう'''というかなり皮肉なシーンとなっている。

=== SEED DESTINY ===
;対[[フォースインパルスガンダム]]
:エンジェルダウン作戦でフリーダムへの攻撃を命じられ、ステラを死なせた恨みから猛攻撃をかけるシン。キラも応戦するが、「武装やメインカメラのみを破壊して戦闘不能にする」という戦い方が仇となってインパルスの特性を存分に活かしたシンに押されてしまい、機体も損傷していく。<br />最終的にはエクスカリバーがフリーダムの腹部を貫き、爆散した。この時、キラは直前に核エンジンの閉鎖ボタンを押しており、核爆発は免れているようである。

== 関連機体 ==
;[[フリーダムガンダム (ミーティア)]]
:
;[[ストライクフリーダムガンダム]]
:後継機。
;[[ドレッドノートガンダム]]
:プロト・ザフト・ガンダム。開発時にこの機体のデータを反映している。
;[[ジャスティスガンダム]]
:フリーダムとの連携を前提にして開発された兄弟機。
;[[リジェネレイトガンダム]]<br />[[テスタメントガンダム]]<br />[[プロヴィデンスガンダム]]
:兄弟機。

== 商品情報 ==
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== 話題まとめ ==
<!-- *[[namazu:フリーダムガンダム]] (全文検索結果) -->

== 資料リンク ==
<!-- *[[一覧:フリーダムガンダム]] -->

== リンク ==
*[[登場メカ]]
2,059

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