差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
35行目: 35行目:     
=== ライル・ディランディ (Lyle Dylandy)  ===
 
=== ライル・ディランディ (Lyle Dylandy)  ===
ニールの双子の弟。[[ケルディムガンダム]]、[[ガンダムサバーニャ]]のパイロット。兄貴分的な人物だったニールに比べて、飄々とした人物。<br />また、兄のニールが狙撃を得意としていたのとは対照的に、ライルは弾丸をばら撒く戦闘スタイルの方が得意な節があり、実際に「狙い撃つ」ではなく「乱れ撃つ」と言う言葉を使用したこともある。ただし、狙撃技術はニールに劣ると言うものの、実戦で十分に通用する高さを持ち、早撃ちに至っては'''サーシェスですら全く敵わない(!)'''程の腕前を発揮した。劇中の発言や行動より、あくまでも好みの違いレベルと見て取れる。
+
ニールの双子の弟。[[ケルディムガンダム]]、[[ガンダムサバーニャ]]のパイロット。兄貴分的な人物だったニールに比べて、飄々とした人物。<br />また、兄のニールが狙撃を得意としていたのとは対照的に、ライルは弾丸をばら撒く戦闘スタイルの方が得意な節があり、実際に「狙い撃つ」ではなく「乱れ撃つ」と言う言葉を使用したこともある。ただし、狙撃技術はニールに劣ると言うものの、実戦で十分に通用する高さを持ち、早撃ちに至っては'''サーシェスですら全く敵わない(!)'''程の腕前を発揮した。尤もそれに関してはサーシェスはすでに撃たれておりライルに対して背を向けた状態で銃を手放し両手を上げた状態で対するライルはサーシェスに銃を向けた状態で圧倒的にライルが有利な状況でサーシェスがライルの引き金にかけた指が一瞬緩む瞬間にを狙っていた為、当然と言えば当然だが……劇中の発言や行動より、あくまでも好みの違いレベルやそもそも早撃ちが得意と言うのはアニューを口説く時に使われた言葉で異性を落とすスタンスを射撃に見立てたと見て取れる。
    
生来優秀な兄のニールと比較されることが多かったためかコンプレックスを持っており、そのため家族とは離れた土地にある学校へと通うようになっていったことが小説版で明かされている。これによりテロに巻き込まれることはなかったが、テロで家族を亡くして以降、ライル自身は家族への愛情を持てない自分と葛藤を抱えるようになる。ニールの援助により、両親の死後も学校に通う事が出来、AEUにて商社に就職していたが、連邦の施政に疑念を抱き、兄の望みではないと悟りつつもカタロンの一員として活動していた。カタロンとしてのコードネームは「ジーン1」。ちなみに二ールが使っていた乗用車は国連軍との決戦の時期にライルに譲渡されている(曰く、突然送りつけてきた)。旧時代のガソリン車のレプリカという維持も一苦労なシロモノで、ライルは兄がカタロンに入った自分を暗に咎めているのではと勘繰っていたことが小説で描写されている。
 
生来優秀な兄のニールと比較されることが多かったためかコンプレックスを持っており、そのため家族とは離れた土地にある学校へと通うようになっていったことが小説版で明かされている。これによりテロに巻き込まれることはなかったが、テロで家族を亡くして以降、ライル自身は家族への愛情を持てない自分と葛藤を抱えるようになる。ニールの援助により、両親の死後も学校に通う事が出来、AEUにて商社に就職していたが、連邦の施政に疑念を抱き、兄の望みではないと悟りつつもカタロンの一員として活動していた。カタロンとしてのコードネームは「ジーン1」。ちなみに二ールが使っていた乗用車は国連軍との決戦の時期にライルに譲渡されている(曰く、突然送りつけてきた)。旧時代のガソリン車のレプリカという維持も一苦労なシロモノで、ライルは兄がカタロンに入った自分を暗に咎めているのではと勘繰っていたことが小説で描写されている。
41行目: 41行目:  
本格的な登場は2ndシーズンからだが、1stシーズンで一度だけ家族の墓参りをしたニールが同じように墓参りに来ていたライルを目撃している(その際にセリフもあり、後にスーツ姿の方がライルであった事が、公式ラジオにて判明している)。
 
本格的な登場は2ndシーズンからだが、1stシーズンで一度だけ家族の墓参りをしたニールが同じように墓参りに来ていたライルを目撃している(その際にセリフもあり、後にスーツ姿の方がライルであった事が、公式ラジオにて判明している)。
   −
2ndシーズン第1話で、刹那の接触を受け、兄がソレスタルビーイングの一員であり、4年前に死亡した事を知り、兄の意思を継ぐ形で「ロックオン・ストラトス」としてガンダムマイスターとなる。しかし、カタロンを離脱したわけではなく、スパイとしても活動していた。尤もトレミーとカタロンは共同戦線を取ることになったので、結果的にライルは両者を橋渡しする事となった。彼がカタロンである事は刹那以外のトレミーの面々は知らず、ライルが自ら語る場面もないのだが、[[アレルヤ・ハプティズム]]救出作戦時等、ライル加入以降カタロンが狙い澄ましたタイミングで接触及び介入を仕掛けてくることから、半ば公然の事実となっていた。
+
2ndシーズン第1話で、刹那の接触を受け、兄がソレスタルビーイングの一員であり、4年前に死亡した事を知り、兄の意思を継ぐ形で「ロックオン・ストラトス」としてガンダムマイスターとなる。しかし、カタロンを離脱したわけではなく、スパイとしても活動していた。尤もトレミーとカタロンは共同戦線を取ることになったので、結果的にライルは両者を橋渡しする事となった。彼がカタロンである事は刹那以外のトレミーの面々は知らず、ライルが自ら語る場面もないのだが、[[アレルヤ・ハプティズム]]救出作戦時等、ライル加入以降カタロンが狙い澄ましたタイミングで接触及び介入を仕掛けてくることやスメラギもその際の狙撃が明らかにまともにMSに乗った事のない素人ではないと見抜いており、半ば公然の事実となっていた。
 
ライルも露見したところで立場が危うくなる情勢でもないためか積極的にもみ消しを図っておらず、物語後半ではラッセがライルに対してカタロンに感謝する事を伝え、ライルが「伝える」と答えている。
 
ライルも露見したところで立場が危うくなる情勢でもないためか積極的にもみ消しを図っておらず、物語後半ではラッセがライルに対してカタロンに感謝する事を伝え、ライルが「伝える」と答えている。
   125行目: 125行目:  
:兄の決め台詞も継ぐ。しかし「ロックオン」と呼ばれることなど、二代目であることに葛藤はあったようだ。
 
:兄の決め台詞も継ぐ。しかし「ロックオン」と呼ばれることなど、二代目であることに葛藤はあったようだ。
 
;「ハロ、命中率は?」-『ナナジュウハチパーセント ナナジュウハチパーセント』<br />「兄さんのようにはいかないな……」
 
;「ハロ、命中率は?」-『ナナジュウハチパーセント ナナジュウハチパーセント』<br />「兄さんのようにはいかないな……」
:ケルディムのシミュレーターで射撃訓練を行いながら。78%の命中率というのは割とすごい数値なのだが、ライルの命中率はほぼ常時90%台をたたき出していたと小説版で語られている。
+
:ケルディムのシミュレーターで射撃訓練を行いながら。78%の命中率というのは割とすごい数値なのだが、ニールの命中率はほぼ常時90%台をたたき出していたと小説版で語られている。
 
;「その時、お前が止めてたとしてもテロは起こってたさ。そういう流れは変えられねえんだ」<br />「全て過ぎたことだ。昔を悔やんでもしかたねえ」<br />「そうさ…俺たちは過去じゃなく、未来のために戦うんだ」
 
;「その時、お前が止めてたとしてもテロは起こってたさ。そういう流れは変えられねえんだ」<br />「全て過ぎたことだ。昔を悔やんでもしかたねえ」<br />「そうさ…俺たちは過去じゃなく、未来のために戦うんだ」
 
:刹那から、自分は過去ディランディ家を襲ったテロを起こしたKPSAのメンバーだったと打ち明けられるが、このセリフで返す。さすがに一瞬は表情が変わったものの、テロで個人を憎んでも仕方がない、というスタンスは兄とは決定的に違うものである。もっとも刹那に対しては別件で遺恨を残してしまうが。<br />『変われなかった』ニールと異なり、すでに家族の死を割り切っているかのような印象を受けるが、実はライルが「家族の死に感情が希薄な、どこかおかしい自分」という心のゆがみを抱えている点を示唆している。
 
:刹那から、自分は過去ディランディ家を襲ったテロを起こしたKPSAのメンバーだったと打ち明けられるが、このセリフで返す。さすがに一瞬は表情が変わったものの、テロで個人を憎んでも仕方がない、というスタンスは兄とは決定的に違うものである。もっとも刹那に対しては別件で遺恨を残してしまうが。<br />『変われなかった』ニールと異なり、すでに家族の死を割り切っているかのような印象を受けるが、実はライルが「家族の死に感情が希薄な、どこかおかしい自分」という心のゆがみを抱えている点を示唆している。
721

回編集

案内メニュー