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*全備重量:63.0t
 
*全備重量:63.0t
 
*主動力:[[熱核融合炉]]
 
*主動力:[[熱核融合炉]]
*ジェネレーター出力:2,980kw
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*ジェネレーター出力:2,980kW
 
*スラスター総推力:97,800kg
 
*スラスター総推力:97,800kg
 
*センサー有効半径:21,300m
 
*センサー有効半径:21,300m
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*基本設計:[[アムロ・レイ]]
 
*基本設計:[[アムロ・レイ]]
 
*開発担当者:[[オクトバー・サラン]]
 
*開発担当者:[[オクトバー・サラン]]
*所属:[[地球連邦軍]]([[ロンド・ベル]])
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*所属:[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]([[ロンド・ベル]])
 
*主なパイロット:[[アムロ・レイ]]、[[マサダ]]
 
*主なパイロット:[[アムロ・レイ]]、[[マサダ]]
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== 概要 ==
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[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が[[フォン・ブラウン市|フォン・ブラウン]]工場で開発した地球連邦軍の試作型[[モビルスーツ]]。[[ロンド・ベル]]隊のフラッグシップ機である。<br />[[アムロ・レイ]]が自身の専用機として基礎設計を自ら手がけており、これまでに開発された全[[ガンダムタイプ]]を参考とし、そこから算出された平均値をアップデートしている。また、アムロがこれまでの戦いで得てきた経験や[[リ・ガズィ]]搭乗時に得た経験も活かされている。後の[[量産型νガンダム|量産化]]も考慮して設計されているが、これは「RX-93」の制式番号と開発費を得る為とされる。<br />ガンダムタイプとしては初のフルスペックな[[ニュータイプ]]専用機でもあり、[[サイコミュシステム]]や誘導兵器「フィン・ファンネル」が装備されている。コクピットのリニアシート後方にはサイコミュ受信パックが存在し、敵[[ニュータイプ|NT]]の脳波を増幅して受信する事で素早く対処できるようになっている。<br />この時代の[[MS]]はとにかく多数の機能を盛り込み機体バランスを度外視する事で万能性を追及していたのだが、本機はそれに逆行するかのごとく汎用性や信頼性、耐久性に重点が置かれたベーシックな機体となっている。これは戦争の長期化を想定した結果であり、整備性を向上させつつ機体のアップデートが容易になるよう[[ムーバブルフレーム]]構造を活用し、各デバイス自体を容易に交換できるよう改装する事で各部のユニット化を図っている。そのおかげで機体の構造は極めて単純かつ堅牢となり、更に実戦で得たデータを即座に反映できるようにもなった。そのうえ機体が大型化している事を逆手にとり、軽量化も兼ねて武装等を出来るだけ内装化させないようにした事で構造的に余裕が持たされている。<br />ボディは[[ガンダム|RX-78 ガンダム]]の基本構造を踏襲し、サイコミュのデバイスを始めとする附帯機能を大型化した機体バランスにも配慮しつつ搭載、装甲材の強化等も同時に行われた。基本的にサイコミュ装備以外の大半が規格品かそれに準じた調達しやすい資材・試料で構成されている。センサー類はアナハイムが独自開発した[[バイオセンサー]]やインコムデバイスのスピンオフ技術を援用した物である等、[[Ζプロジェクト|Ζ系]][[MS]]の部材も使用されている。腕部はフレームの基本構造が他の量産機と同一であり消耗品も規格品が使われているものの、それ以外の部材やケーブルは全て標準以上の選りすぐられた物を使用している。脚部はフィン・ファンネルを分離する度に慣性重心が頻繁に移動する事を考慮し、機動性強化も兼ねて脹脛に高推力スラスターが増設された。<br />開発中には現場の独断で[[サイコフレーム]]が搭載され、これにより重量が当初の想定よりも3kg軽量化されている。このような急な仕様変更が可能だったのは、前述の構造的な余裕が功を奏した為とされる。<br />完成した本機は[[U.C.]]0093年時の機体の中でも最強クラスの高い戦闘力を持ちながら、汎用性や信頼性にも優れているという傑作機となっている。しかも継戦能力もかなり高いようで、長時間に渡って戦闘を行っていたにもかかわらず戦闘力の衰えはほとんど見受けられなかった。
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[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が[[フォン・ブラウン市|フォン・ブラウン]]工場で開発した[[地球連邦軍]]の試作型[[モビルスーツ]]。[[ロンド・ベル]]隊のフラッグシップ機である。<br />[[アムロ・レイ]]が自身の専用機として基礎設計を自ら手がけており、これまでに開発された全[[ガンダムタイプ]]を参考とし、そこから算出された平均値をアップデートしている。また、アムロがこれまでの戦いで得てきた経験や[[リ・ガズィ]]搭乗時に得た経験も活かされている。後の[[量産型νガンダム|量産化]]も考慮して設計されているが、これは「RX-93」の制式番号と開発費を得る為とされる。<br />ガンダムタイプとしては初のフルスペックな[[ニュータイプ]]専用機でもあり、[[サイコミュシステム]]や誘導兵器「フィン・ファンネル」が装備されている。コクピットの[[リニアシート]]後方にはサイコミュ受信パックが存在し、敵[[ニュータイプ|NT]]の脳波を増幅して受信する事で素早く対処できるようになっている。<br />この時代の[[MS]]はとにかく多数の機能を盛り込み機体バランスを度外視する事で万能性を追及していたのだが、本機はそれに逆行するかのごとく汎用性や信頼性、耐久性に重点が置かれたベーシックな機体となっている。これは戦争の長期化を想定した結果であり、整備性を向上させつつ機体のアップデートが容易になるよう[[ムーバブルフレーム]]構造を活用し、各デバイス自体を容易に交換できるよう改装する事で各部のユニット化を図っている。そのおかげで機体の構造は極めて単純かつ堅牢となり、更に実戦で得たデータを即座に反映できるようにもなった。そのうえ機体が大型化している事を逆手にとり、軽量化も兼ねて武装等を出来るだけ内装化させないようにした事で構造的に余裕が持たされている。<br />ボディは[[ガンダム (MS)|RX-78 ガンダム]]の基本構造を踏襲し、サイコミュのデバイスを始めとする附帯機能を大型化した機体バランスにも配慮しつつ搭載、装甲材の強化等も同時に行われた。基本的にサイコミュ装備以外の大半が規格品かそれに準じた調達しやすい資材・試料で構成されている。センサー類はアナハイムが独自開発した[[バイオセンサー]]やインコムデバイスのスピンオフ技術を援用した物である等、[[Ζプロジェクト|Ζ系]][[MS]]の部材も使用されている。腕部はフレームの基本構造が他の量産機と同一であり消耗品も規格品が使われているものの、それ以外の部材やケーブルは全て標準以上の選りすぐられた物を使用している。脚部はフィン・ファンネルを分離する度に慣性重心が頻繁に移動する事を考慮し、機動性強化も兼ねて脹脛に高推力スラスターが増設された。<br />開発中には現場の独断で[[サイコフレーム]]が搭載され、これにより重量が当初の想定よりも3kg軽量化されている。このような急な仕様変更が可能だったのは、前述の構造的な余裕が功を奏した為とされる。<br />完成した本機は[[U.C.]]0093年時の機体の中でも最強クラスの高い戦闘力を持ちながら、汎用性や信頼性にも優れているという傑作機となっている。しかも継戦能力もかなり高いようで、長時間に渡って戦闘を行っていたにもかかわらず戦闘力の衰えはほとんど見受けられなかった。
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設計・開発は突貫作業で進められ、'''3ヶ月'''という驚異的な短期間で完成している。これはムーバブルフレームが技術や工業製品として成熟していた事やMSに深い造詣を持っているアムロの関与、そして何よりもエンジニア達が不眠不休で努力した事が最大の要因となっている(規格品が使われているのも、早期に完成させる為だったとも言われる)。<br />当初は調整不足故にフィン・ファンネルが意図せずに作動してしまう等のトラブルも起きていたが、後に更なる調整が加えられ、そのようなトラブルは起きなくなった。
 
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設計・開発は突貫作業で進められ、'''3ヶ月'''という驚異的な短期間で完成している。これは[[ムーバブルフレーム]]が技術や工業製品として成熟していた事やMSに深い造詣を持っているアムロの関与、そして何よりもエンジニア達が不眠不休で努力した事が最大の要因となっている(規格品が使われているのも、早期に完成させる為だったとも言われる)。<br />当初は調整不足故にフィン・ファンネルが意図せずに作動してしまう等のトラブルも起きていたが、後に更なる調整が加えられ、そのようなトラブルは起きなくなった。
      
[[富野由悠季]]総監督は当初「シャアを超える」という意味を込めて「Hi-Sガンダム」と名づけようとしていたが、シャアは頭文字が'''C'''なので没となり、代わりに仮称であった「Newガンダム」から現在の名称が名づけられた。<br />なお、後に「Hi-Sガンダム」という名称は[[Hi-νガンダム]]と[[Sガンダム]]に流用された。
 
[[富野由悠季]]総監督は当初「シャアを超える」という意味を込めて「Hi-Sガンダム」と名づけようとしていたが、シャアは頭文字が'''C'''なので没となり、代わりに仮称であった「Newガンダム」から現在の名称が名づけられた。<br />なお、後に「Hi-Sガンダム」という名称は[[Hi-νガンダム]]と[[Sガンダム]]に流用された。
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
 
;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
:パイロットは[[アムロ・レイ]]。<br />フォン・ブラウン工場にて調整を行っていたが、訪れていたアムロが部隊から帰投命令を受けた事により軽装状態で強引に出撃。[[ロンド・ベル]]艦隊を攻撃していた[[ネオ・ジオン]]軍の部隊を撤退させている。後にフィン・ファンネル等の装備が完成すると[[ロンデニオン]]に送られ、[[アクシズ]]降下作戦の阻止の為に実戦投入されて[[ギラ・ドーガ]]や[[ギュネイ・ガス]]の[[ヤクト・ドーガ]]を撃破。[[クェス・パラヤ|クェス・エア]]の[[α・アジール]]も圧倒している。その後、[[シャア・アズナブル]]の[[サザビー]]と交戦して撃破し、地球へ落下するアクシズの後部を[[サイコフィールド]]を発生させながら押し返したが、アムロやシャアと共に行方不明となっている。<br />後に「[[アクシズ・ショック]]」と呼ばれるこの現象は地球連邦軍内でも伝説として語り継がれている。
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:パイロットは[[アムロ・レイ]]。<br />フォン・ブラウン工場にて調整を行っていたが、訪れていたアムロが部隊から帰投命令を受けた事により軽装状態で強引に出撃。[[ロンド・ベル]]艦隊を攻撃していた[[ネオ・ジオン]]軍の部隊を撤退させている。後にフィン・ファンネル等の装備が完成すると[[ロンデニオン]]に送られ、[[アクシズ]]降下作戦の阻止の為に実戦投入されて[[ギラ・ドーガ]]や[[ギュネイ・ガス]]の[[ヤクト・ドーガ]]を撃破。[[クェス・パラヤ|クェス・エア]]の[[α・アジール]]も圧倒している。その後、[[シャア・アズナブル]]の[[サザビー]]と交戦して撃破し、地球へ落下するアクシズの後部をサイコフィールドを発生させながら押し返したが、アムロやシャアと共に行方不明となっている。<br />後に「[[アクシズ・ショック]]」と呼ばれるこの現象は地球連邦軍内でも伝説として語り継がれている。
 
;[[νガンダム秘話 ネオ・ジオンの亡霊]]
 
;[[νガンダム秘話 ネオ・ジオンの亡霊]]
 
:パイロットは[[マサダ]]。左肩部には「M」のマーキングが施され、フィン・ファンネルも装備しているが彼はニュータイプではないのでただの飾りとなっている。<br />地球へと降下したヤクト・ドーガの調査を行っていたが、稼働不能を装っていた相手の攻撃を受けて致命傷を負う。しかし死の間際にマサダが1基だけフィン・ファンネルの稼働に成功し、ヤクト・ドーガを遠隔操作していた少女を撃っている。
 
:パイロットは[[マサダ]]。左肩部には「M」のマーキングが施され、フィン・ファンネルも装備しているが彼はニュータイプではないのでただの飾りとなっている。<br />地球へと降下したヤクト・ドーガの調査を行っていたが、稼働不能を装っていた相手の攻撃を受けて致命傷を負う。しかし死の間際にマサダが1基だけフィン・ファンネルの稼働に成功し、ヤクト・ドーガを遠隔操作していた少女を撃っている。
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:「DOME-G」の映像に登場する形態。全身の装甲を展開してサイコフレームを露出させる。<br />こちらもこの映像のみの設定である。
 
:「DOME-G」の映像に登場する形態。全身の装甲を展開してサイコフレームを露出させる。<br />こちらもこの映像のみの設定である。
 
;ビーム・バリア
 
;ビーム・バリア
:フィン・ファンネルを複数展開して形成する防御フィールド。フィン・ファンネルの開放型メガ粒子加速帯を転用している。最低4基展開すれば四面体のバリアが形成され、自機を全方位のビーム攻撃から保護する事が可能になる。<br />[[メガ粒子]]の縮退に必要なシステムは[[Iフィールド]]と基本原理が共通している為、開放型を採用した事でこのような使い方が可能となったとされる。なお、バリア内に敵機のファンネルが侵入しようとした場合、サイコウェーブが逆流して敵パイロットに生理的なダメージを与えるようになっている。<br />ゲーム等では「[[Iフィールド]]」、「フィン・ファンネル・バリア」と表記される事も。
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:フィン・ファンネルを複数展開して形成する防御フィールド。フィン・ファンネルの開放型メガ粒子加速帯を転用している。最低4基展開すれば四面体のバリアが形成され、自機を全方位のビーム攻撃から保護する事が可能になる。<br />メガ粒子の縮退に必要なシステムは[[Iフィールド]]と基本原理が共通している為、開放型を採用した事でこのような使い方が可能となったとされる。なお、バリア内に敵機のファンネルが侵入しようとした場合、サイコウェーブが逆流して敵パイロットに生理的なダメージを与えるようになっている。<br />ゲーム等では「[[Iフィールド]]」、「フィン・ファンネル・バリア」と表記される事も。
 
;ダミーバルーン
 
;ダミーバルーン
 
:センサー欺瞞用の装備。マニピュレーターの先端部に格納され、射出する際は先端を展開する。<br />機雷も内蔵されていて、触れると爆発する。
 
:センサー欺瞞用の装備。マニピュレーターの先端部に格納され、射出する際は先端を展開する。<br />機雷も内蔵されていて、触れると爆発する。
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:量産試作機。
 
:量産試作機。
 
;[[ナラティブガンダム]]
 
;[[ナラティブガンダム]]
:本機の前に開発されたサイコフレームの試験機。
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:本機の前に開発されていたサイコフレームの試験機。パーツの形状が一部共通している。この機体に使用されているサイコフレームがどこから入手した物かは不明。
;[[ガンダム (MS)|ガンダム]]
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;[[ガンダム]]
 
:ボディの基本構造はこの機体の物を踏襲している。脚部のスラスターもこの機体の設計案に存在していた機構を引き継いでいるとされる。
 
:ボディの基本構造はこの機体の物を踏襲している。脚部のスラスターもこの機体の設計案に存在していた機構を引き継いでいるとされる。
 
;[[ユニコーンガンダム]]
 
;[[ユニコーンガンダム]]
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;[[Ξガンダム]]
 
;[[Ξガンダム]]
 
:第5世代に属する[[ミノフスキークラフト]]搭載機。名称はアムロが最後に搭乗したνガンダムを引き継ぐという意志を込めて付けられた。
 
:第5世代に属する[[ミノフスキークラフト]]搭載機。名称はアムロが最後に搭乗したνガンダムを引き継ぐという意志を込めて付けられた。
;[[νガンダム]](レプリカ)
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;νガンダム(レプリカ)
 
:[[機動戦士ガンダムReon]]にて登場。ほぼ同性能と思われるスペックのガンダムが、主人公が搭乗するガンダムレオンを攻撃する。
 
:[[機動戦士ガンダムReon]]にて登場。ほぼ同性能と思われるスペックのガンダムが、主人公が搭乗するガンダムレオンを攻撃する。
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
=== [[ガンプラ]] ===
 
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=== フィギュア ===
 
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