「フェネクス」を編集中
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[宇宙世紀]]0095年、試験的に先行納入された[[サイコフレーム|フル・サイコフレーム]]の素体を元に、[[ユニコーンガンダム]]および[[バンシィ]]のデータを反映して建造された試作型[[モビルスーツ]]。RX- | + | [[宇宙世紀]]0095年、試験的に先行納入された[[サイコフレーム|フル・サイコフレーム]]の素体を元に、[[ユニコーンガンダム]]および[[バンシィ]]のデータを反映して建造された試作型[[モビルスーツ]]。RX-0シリーズの3号機であり、その出自には、ある連邦軍参謀の思惑が深く作用していた。 |
建造は[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]が行い、宇宙世紀0095年12月3日に起動試験および比較評価試験が行われた。しかし、この実験中にフェネクスは暴走、同じく評価試験を行っていたバンシィを中破させた上に味方の艦艇を破壊し、消息不明となる。この一連の事件は「[[エシャロット事件]]」と呼ばれ、フル・サイコフレーム機の危険性を示す前例ともなった。同事件以降、行方をくらませていたフェネクスだったが、0096年に勃発した[[ラプラス事変]]以降、再びその姿が確認されている。そして一年後の宇宙世紀0097年、地球圏に再び飛来したフェネクスは、地球連邦宇宙軍、そして「[[袖付き]]」と対峙する事になった。 | 建造は[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]が行い、宇宙世紀0095年12月3日に起動試験および比較評価試験が行われた。しかし、この実験中にフェネクスは暴走、同じく評価試験を行っていたバンシィを中破させた上に味方の艦艇を破壊し、消息不明となる。この一連の事件は「[[エシャロット事件]]」と呼ばれ、フル・サイコフレーム機の危険性を示す前例ともなった。同事件以降、行方をくらませていたフェネクスだったが、0096年に勃発した[[ラプラス事変]]以降、再びその姿が確認されている。そして一年後の宇宙世紀0097年、地球圏に再び飛来したフェネクスは、地球連邦宇宙軍、そして「[[袖付き]]」と対峙する事になった。 | ||
フェネクスはRX-0の特徴であるNT-Dを発動させる事により、本体装甲だけではなく背面部に装備された2基のアームド・アーマーDEも同時に展開させる。広げた両翼を想起させる人型のシルエットは、蒼いサイコフレームの輝きと共に、自身が不死鳥をモチーフにしたガンダムである事を完全に現す。 | フェネクスはRX-0の特徴であるNT-Dを発動させる事により、本体装甲だけではなく背面部に装備された2基のアームド・アーマーDEも同時に展開させる。広げた両翼を想起させる人型のシルエットは、蒼いサイコフレームの輝きと共に、自身が不死鳥をモチーフにしたガンダムである事を完全に現す。 | ||
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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=== 特殊機能 === | === 特殊機能 === | ||
;[[NT-D]] | ;[[NT-D]] | ||
− | :本機に搭載されているOS。「NT-D」とは「ニュータイプ・デストロイヤー」の略称であり、「'''エヌティーディー'''」と呼称する。その名の通り、[[ニュータイプ]]を抹殺するために開発されたシステムである。<br />敵ニュータイプ、あるいは強化人間と対峙した際、その感応波を察知して発動し、フェネクスをデストロイモードに変形させ、その機体性能を飛躍的に向上させる。しかし、パイロットや機体への負担が大きく、デストロイモードを維持出来るのは5分程度とされる。 | + | :本機に搭載されているOS。「NT-D」とは「ニュータイプ・デストロイヤー」の略称であり、「'''エヌティーディー'''」と呼称する。その名の通り、[[ニュータイプ]]を抹殺するために開発されたシステムである。<br />敵ニュータイプ、あるいは強化人間と対峙した際、その感応波を察知して発動し、フェネクスをデストロイモードに変形させ、その機体性能を飛躍的に向上させる。しかし、パイロットや機体への負担が大きく、デストロイモードを維持出来るのは5分程度とされる。<br>機体に宿ってしまったリタにはこのシステムを制御することができず、『ラスト・サン』では暴走している。『NT』においてはヨナが搭乗するまでニュータイプや強化人間と対峙してもこのシステムを発動していない。 |
:;サイコミュ・ジャック | :;サイコミュ・ジャック | ||
::ファンネルのコントロールを奪う等、敵の[[サイコミュシステム]]を自分の制御下に置く事を可能とする機能。デストロイモード時にのみ行える。<br />変身する際に角が割れるのは、送信能力を高める事でこの機能をより効果的に使う事を企図していた。 | ::ファンネルのコントロールを奪う等、敵の[[サイコミュシステム]]を自分の制御下に置く事を可能とする機能。デストロイモード時にのみ行える。<br />変身する際に角が割れるのは、送信能力を高める事でこの機能をより効果的に使う事を企図していた。 | ||
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:頭部に2門内蔵。主に牽制等に使用されるが、パイロットの技量次第では相手に致命傷を与える事も可能とされる。<br/>『不死鳥狩り』ではネオ・ジオングのサイコ・シャードを食らう直前に全弾撃ち尽くそうとしたものの間に合わず、7割程撃ち尽くした時点で誘爆している。『NT』では終始未使用。 | :頭部に2門内蔵。主に牽制等に使用されるが、パイロットの技量次第では相手に致命傷を与える事も可能とされる。<br/>『不死鳥狩り』ではネオ・ジオングのサイコ・シャードを食らう直前に全弾撃ち尽くそうとしたものの間に合わず、7割程撃ち尽くした時点で誘爆している。『NT』では終始未使用。 | ||
;ビーム・マグナム | ;ビーム・マグナム | ||
− | :RX- | + | :RX-0シリーズ共通の射撃兵装。5連装のEパックを弾倉のように装填、一射につきEパックを一つ消費する事で、通常の[[ビーム・ライフル]]の4倍もの威力を発揮する。放たれた光弾が纏うエネルギーのスパーク光ですら、かすめた敵基をビーム・サーベルのように切断する程である。巨大な[[モビルアーマー]]クラスの機体も一撃で撃破出来るが、RX-0シリーズ以外の機体が使用すると腕部が稼働不良になる。 |
:『NT』では未装備。『不死鳥狩り』では挿絵にビーム・マグナムを携行した本機が描かれているが、作中で実際に装備している描写はない。 | :『NT』では未装備。『不死鳥狩り』では挿絵にビーム・マグナムを携行した本機が描かれているが、作中で実際に装備している描写はない。 | ||
;[[ビーム・サーベル]] | ;[[ビーム・サーベル]] | ||
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:;アームド・アーマーDE | :;アームド・アーマーDE | ||
::シールドの機能拡張を主目的とする、最初期に開発された増加サイコフレーム兵装「アームド・アーマー」の一種。「DE」は「'''D'''efense-'''E'''xtension」の略称。<br />ユニット自体に展開式スラスターとメガ・キャノンの内蔵する事によって、防御兵装に宙間での機動力強化と広域攻撃手段を付与させている。NT-Dの発動と連動して展開し、背部に2基装備している本機の場合両翼を広げた特徴的なシルエットを形成し、爆発的な加速力を発揮する。<br/>『不死鳥狩り』ではネオ・ジオングのサイコ・シャードにより破壊された。『NT』では下部にテール状の姿勢制御用スタビライザーが追加されているが、元々装備されていたわけではなく本機で採用された物である。 | ::シールドの機能拡張を主目的とする、最初期に開発された増加サイコフレーム兵装「アームド・アーマー」の一種。「DE」は「'''D'''efense-'''E'''xtension」の略称。<br />ユニット自体に展開式スラスターとメガ・キャノンの内蔵する事によって、防御兵装に宙間での機動力強化と広域攻撃手段を付与させている。NT-Dの発動と連動して展開し、背部に2基装備している本機の場合両翼を広げた特徴的なシルエットを形成し、爆発的な加速力を発揮する。<br/>『不死鳥狩り』ではネオ・ジオングのサイコ・シャードにより破壊された。『NT』では下部にテール状の姿勢制御用スタビライザーが追加されているが、元々装備されていたわけではなく本機で採用された物である。 | ||
− | + | :;メガ・キャノン | |
− | + | ::アームド・アーマーDEの先端部に内蔵されているビーム砲。シールドを腕部に装着して使用する。『NT』以外の作品で使用されている。 | |
− | + | ;シールド・ファンネル | |
− | + | :アームド・アーマーDEをファンネルのごとく操る運用法。内蔵されているスラスターやメガ・キャノンは使用する事なく、サイコフィールドを介して操作している。<br/>『ラスト・サン』ではデストロイモードで使用しており、アームド・アーマーDEのスラスターで移動させ、メガ・キャノンで攻撃を行った。一方の『NT』ではユニコーンモードで使用しており、主に対象に直接ぶつけて攻撃している。 | |
;アームド・アーマーXC | ;アームド・アーマーXC | ||
− | :バックパックに追加装備された増加サイコフレーム兵装の1つ。「XC」は「'''X'''eno-'''C'''onnect」の略称。他のアームド・アーマーと異なり、サイコミュシステムの1つである[[n_i_t_r_o]]を内蔵した特殊兵装。更にジェネレーター出力のアップ、頭部アンテナの機能の拡張に効力を発揮する。<br/>『ラスト・サン』で[[ロック・ホーカー]]の手に渡った際に追加され、[[リバウ]]と交戦した際に破壊された。なお、[[バンシィ・ノルン]] | + | :バックパックに追加装備された増加サイコフレーム兵装の1つ。「XC」は「'''X'''eno-'''C'''onnect」の略称。他のアームド・アーマーと異なり、サイコミュシステムの1つである[[n_i_t_r_o]]を内蔵した特殊兵装。更にジェネレーター出力のアップ、頭部アンテナの機能の拡張に効力を発揮する。<br/>『ラスト・サン』で[[ロック・ホーカー]]の手に渡った際に追加され、[[リバウ]]と交戦した際に破壊された。なお、[[バンシィ・ノルン]]に搭載されている物はデストロイモードのサポート機能に限定された物である。 |
;ソフトチェストタッチ | ;ソフトチェストタッチ | ||
:ネオ・ジオングとの戦闘で使用。本機は右手のみで触れ、ネオ・ジオングのサイコ・シャードを崩壊させている。<br/>『NT』では暴走しているヨナに対して使用し、正気に戻している(機体は崩壊させていない)。 | :ネオ・ジオングとの戦闘で使用。本機は右手のみで触れ、ネオ・ジオングのサイコ・シャードを崩壊させている。<br/>『NT』では暴走しているヨナに対して使用し、正気に戻している(機体は崩壊させていない)。 |