「クラックス・ドゥガチ」の版間の差分
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[[木星]]圏を人の住める環境にするべく、地球連邦政府からの充分な援助も無いまま、その開発と発展に70余年もの歳月を尽くしてきた人物。 | [[木星]]圏を人の住める環境にするべく、地球連邦政府からの充分な援助も無いまま、その開発と発展に70余年もの歳月を尽くしてきた人物。 | ||
− | + | 木星が自立できるようになり、「国」と呼べる程の力を持てるまでに発展させると、地球連邦から政略の一環として良家の女性との縁談が申し入れられる。ドゥガチはその政略結婚を地球に対して尻尾を振るよう求められたと感じ、その妻が豊かな土地で育った者にしかない自然な心の余裕を持った優しい人物であった事から、地球に対する憎悪を懐き、遂にはその死滅を望むようになり、連邦の目の届かない所で木星帝国を築き上げた。 | |
− | + | 地球侵攻の理由については豊かな大地を木星の手に取り戻す為と国民に公表しているが、ドゥガチ本人は地球を紅蓮の炎で焼き尽くし、不毛の大地にする事を目的としており、その後の事に対しては一切の興味を抱いていなかった。 | |
また、9基の[[バイオ脳]]に自身の人格を移植し、影武者として扱っている。このバイオ脳は9つ全てがドゥガチと同じ判断をし、同じ事を考えるドゥガチ本人でもある。影武者はエアチューブで動くドゥガチを模した人形を操り、部下達に指示を出している。 | また、9基の[[バイオ脳]]に自身の人格を移植し、影武者として扱っている。このバイオ脳は9つ全てがドゥガチと同じ判断をし、同じ事を考えるドゥガチ本人でもある。影武者はエアチューブで動くドゥガチを模した人形を操り、部下達に指示を出している。 | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
=== 家族・親族 === | === 家族・親族 === | ||
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;内縁の妻 | ;内縁の妻 | ||
:地球との政略結婚以前に付き合いのあった内縁の妻。彼女との間にキゾを授かったが、その後については不明。 | :地球との政略結婚以前に付き合いのあった内縁の妻。彼女との間にキゾを授かったが、その後については不明。 | ||
;[[ベルナデット・ブリエット]](テテニス・ドゥガチ) | ;[[ベルナデット・ブリエット]](テテニス・ドゥガチ) | ||
− | : | + | :実の娘。「医者はそう言っていた」という程度の思い入れしかないと語っているが、一方で彼女に対する情を伺わせる言動も見られた。<br/>ドゥガチの遺した遺産の一部は、最終的に彼女に相続され、[[ユピテル財団]]によって運用された。 |
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:後妻。ベルナデットの母の死後に結婚したものの、ドゥガチがエウロペをどう思っていたのかは不明。 | :後妻。ベルナデットの母の死後に結婚したものの、ドゥガチがエウロペをどう思っていたのかは不明。 | ||
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:内縁の妻との間に生まれた息子。生後まもなくカガチに預けられ、カラスを通じて彼を監視していたが、これが彼が己の出生を隠してまで国取りを進める程の憎悪を生み出す切っ掛けとなる。 | :内縁の妻との間に生まれた息子。生後まもなくカガチに預けられ、カラスを通じて彼を監視していたが、これが彼が己の出生を隠してまで国取りを進める程の憎悪を生み出す切っ掛けとなる。 | ||
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=== 木星帝国 === | === 木星帝国 === | ||
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=== 宇宙海賊クロスボーン・バンガード === | === 宇宙海賊クロスボーン・バンガード === | ||
;[[キンケドゥ・ナウ]] | ;[[キンケドゥ・ナウ]] |
2024年11月11日 (月) 18:20時点における最新版
クラックス・ドゥガチ | |
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登場作品 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム |
声優 |
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デザイナー | 長谷川裕一 |
プロフィール | |
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種族 | 人間(スペースノイド) |
性別 | 男 |
年齢 | 90代 |
没年月日 | 宇宙世紀0133年 |
職業 | 国家元首(総統) |
所属 | 木星帝国 |
主な搭乗機 |
概要[編集 | ソースを編集]
木星帝国の総統。ベルナデット・ブリエットの父親であり、宇宙海賊クロスボーン・バンガードにとって打倒すべき人物でもある。
木星圏を人の住める環境にするべく、地球連邦政府からの充分な援助も無いまま、その開発と発展に70余年もの歳月を尽くしてきた人物。
木星が自立できるようになり、「国」と呼べる程の力を持てるまでに発展させると、地球連邦から政略の一環として良家の女性との縁談が申し入れられる。ドゥガチはその政略結婚を地球に対して尻尾を振るよう求められたと感じ、その妻が豊かな土地で育った者にしかない自然な心の余裕を持った優しい人物であった事から、地球に対する憎悪を懐き、遂にはその死滅を望むようになり、連邦の目の届かない所で木星帝国を築き上げた。
地球侵攻の理由については豊かな大地を木星の手に取り戻す為と国民に公表しているが、ドゥガチ本人は地球を紅蓮の炎で焼き尽くし、不毛の大地にする事を目的としており、その後の事に対しては一切の興味を抱いていなかった。
また、9基のバイオ脳に自身の人格を移植し、影武者として扱っている。このバイオ脳は9つ全てがドゥガチと同じ判断をし、同じ事を考えるドゥガチ本人でもある。影武者はエアチューブで動くドゥガチを模した人形を操り、部下達に指示を出している。
宇宙世紀0133年、海賊軍によるゲリラ活動を他所に、ドゥガチは木星帝国本隊と共にジュピトリス9で親善訪問を装い地球へと侵攻。連邦政府へと宣戦布告し、核ミサイルによる地球全土への爆撃を企てた。だが、海賊軍によってジュピトリス9を撃沈されると、自ら巨大モビルアーマー「ディビニダド」を駆り出撃。残った影武者達を囮に密かに地球へと降下し地球の殲滅を目論んだが、ドゥガチ本人の発する生々しい悪意を感じ取ったトビア・アロナクスがこれを追跡し、激闘の果てにディビニダドは大破・炎上。炎の中で地球が燃えていく幻を見ながら歓喜の声を上げるが、それを哀れんだキンケドゥ・ナウによって介錯され、果てた。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム
- 初登場作品。木星帝国の総統にして本作の最大の敵として描かれた。年老いた老人がチューブに繋がれ、水槽の中で部下に指示を出すという、これまでのガンダムシリーズでも異彩を放つキャラクターとして描かれ、更にこれがドゥガチの人格をコピーしたバイオ脳が操る人形に過ぎず、ドゥガチ本人は最終決戦で漸く表舞台に出るという構成になっていた。
バイオ脳の操る人形は、何れも長髪であるが、オリジナルのドゥガチは禿頭にパイプや管が接続され、口にも酸素供給用のマスクを付けているなど、延命を図ったかのような痕跡が見られた。 - 機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
- 後妻としてエウロペ・ドゥガチが登場。また、ドゥガチ本人は生前「神の雷計画」による地球攻撃を画策していたが、自身が死ぬ前に計画完遂が不可能である事を悟り、直接侵攻へと切り替えた事が語られている。
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
- 生前、連邦との政略結婚以前に内縁の妻が居た事が語られている。また、その妻との間に生まれたキゾをフォンセ・カガチの下に預け、カラスを通じて彼が自身の地球侵攻の駒として役立つか否か監視していた。
人間関係[編集 | ソースを編集]
家族・親族 [編集 | ソースを編集]
- ダナエ・ドゥガチ(ダナエ・ブリエット)
- 地球の良家から嫁いだ妻。地球の豊かさを体現したような心優しい女性であり、その余裕を見せられたドゥガチは、木星圏の開拓に費やしてきた人生に対する虚しさや自分自身の卑しさを刺激され、地球に対する憎悪を募らせていった。
その人柄の良さはドゥガチも認めており、彼女が卑しい女ならば彼女一人を恨んでいれば良かったと言わしめた程。 - 内縁の妻
- 地球との政略結婚以前に付き合いのあった内縁の妻。彼女との間にキゾを授かったが、その後については不明。
- ベルナデット・ブリエット(テテニス・ドゥガチ)
- 実の娘。「医者はそう言っていた」という程度の思い入れしかないと語っているが、一方で彼女に対する情を伺わせる言動も見られた。
ドゥガチの遺した遺産の一部は、最終的に彼女に相続され、ユピテル財団によって運用された。 - エウロペ・ドゥガチ
- 後妻。ベルナデットの母の死後に結婚したものの、ドゥガチがエウロペをどう思っていたのかは不明。
- キゾ
- 内縁の妻との間に生まれた息子。生後まもなくカガチに預けられ、カラスを通じて彼を監視していたが、これが彼が己の出生を隠してまで国取りを進める程の憎悪を生み出す切っ掛けとなる。
木星帝国 [編集 | ソースを編集]
- ディミアン・カラス
- 忠実なる部下。幼少期に宇宙を漂流し、仲間を殺してまで生き残ろうとした彼を救助し、「強き者」と評した。以降はドゥガチの影の右腕として幅広い任務をこなしてきた。
宇宙海賊クロスボーン・バンガード [編集 | ソースを編集]
- キンケドゥ・ナウ
- 海賊軍のエース。幾度となく作戦を妨げてきた仇敵の一人であり、木星戦役最終盤、彼の手によって介錯される。
- トビア・アロナクス
- 海賊軍の一人。最初は取るに足らない存在として軽視していたが、ドゥガチの真意を見抜き彼を追い詰めた。その後、名と顔を変えながらもドゥガチの孫二人の父親となる。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- エレゴレラ
- 木星帝国の試作モビルアーマー。バイオ脳の一体が搭載され、その制御を司った。
- ディビニダド
- 木星帝国の巨大モビルアーマー。全身に過剰なまでの核武装を施した動く核爆弾。全10機が建造され、内8機がドゥガチとそのバイオ脳によって運用された。