GNドライヴ
GNドライヴ(Gundam Nucleus Drive)
「機動戦士ガンダム00」に登場する半永久機関。「Gundam Nucleus Drive(ガンダムの中核を成す炉)」の略称。
考案者はイオリア・シュヘンベルグ。
別名「太陽炉」とも言い、劇中でもこの名称で呼ばれる事がある。GN粒子は一種の光子(光)であり、それを大量に放出する為、太陽炉と呼ばれる。
その原理は、重粒子を蒸発させることなく質量崩壊させる事で、エネルギーへと変換するというもの。さらにエネルギー変換効率がほぼ100%で廃熱が殆ど無く、更に半永久的に動作可能とされている。また、重粒子の崩壊によってGN粒子という光り輝く粒子が発生する事が大きな特徴。
これを搭載した機械は基本的に活動領域を問わない。現状の西暦世界では最高のエネルギー源である。
TDブランケット(TD=トポロジカルディフェクト=位相欠陥、の略)という部品が中心部に使用されているのが特徴で、これが無いものはGNドライヴ[Τ](タウ)、通称「擬似太陽炉」と呼ばれる。二つの差はGN粒子の項目を参照。 (作中では「トロポジカル」ディフェクトという呼称がされているが、恐らくは台本の誤り)
その設計は、完全に量産を度外視しており、製造するのに高重力下の木星の環境でしか製造できず、製造年数も数十年かかる(小説版では行き帰りを含めて40年余りとされる)為に生産性は皆無。この為、西暦2312年時までは5基しか存在しておらず、その性能も一定ではなく個性のようなものがある。そして、その関係から各ドライヴ毎に『同期させる為の相性』が存在している(二期最終話でリボンズが「マッチングクリア」と言うのはこれ)。また、これらのブラックボックス部にはイオリア・シュヘンベルグが仕込んだ「トランザムシステム」が搭載されている。
欠点としては、「半永久的に稼動する」為に停止させる事が出来ず、ドライヴ本体の改良は出来ない事が挙げられる。この為、二期以降で改良された疑似太陽炉には瞬間的出力で劣る場合があるとされる。
登場作品
- 機動戦士ガンダム00(1stシーズン)
- ソレスタルビーイングが4基所有。
- 機動戦士ガンダム00(2ndシーズン)
- ソレスタルビーイングが5基所有。イノベイドとの最終決戦で3基が破壊されている。
- 機動戦士ガンダム00外伝
- 西暦2307年時には支援組織フェレシュテが1基所有している。後にソレスタルビーイングに引き渡された。
- 劇場版 機動戦士ガンダム00
- 木星にてツインドライヴ用に新造した2基がソレスタルビーイングにもたらされ、ダブルオークアンタに搭載された。
エピローグでは地球連邦でも製造され、サキブレ等に搭載されているが、相変わらず数は少ない。
関連する用語
- 木星
- イオリア・シュヘンベルグ
- ソレスタルビーイング
- GN粒子
- 動作によって生じる粒子。
- トランザムシステム
- ブラックボックスに組み込まれたシステム。
- ツインドライヴシステム
- トランザムシステムの解放とともにもたらされた理論。