サザンクロス隊

サザンクロス隊(Southern Cross Corps)

ジオン軍所属のモビルスーツ部隊。かつてククルス・ドアンが率いていたが、ドアン脱走後はエグバ・アトラーが隊長に就任した。モロッコ戦線に就き、一隊で戦線を支えていると称される程の戦果を上げる事から「褐色のサザンクロス」とも呼ばれている。

ドアン所属時は通常のザクIIを運用していたが、ドアン脱走後は高機動型ザク (地上用)が配備された。

部隊章はその名の通り十字がモチーフとされ、周囲に5つの星が配されている。部隊章はメンバーのパーソナルマークも兼ねており、隊のメンバーごとにハイライトされる星の位置が異なっている。

機動戦士ガンダムククルス・ドアンの島: 初出作品。ククルス・ドアンがかつて所属していた部隊として設定され、残ったメンバーは軍を脱走したドアンに様々な感情を抱いている様子が描かれた。物語後半、マ・クベの特殊任務を帯びてアレグランサ島に向かい、そこでドアンと再会する。

エグバ・アトラー: 隊長。ドアンの元部下で、行方をくらませたドアンに対して憎悪を向ける。ヒート・ダガーを着剣したザク・マシンガンとヒート剣を装備した高機動型ザクに搭乗。
ウォルド・レン: サザンクロス隊の副隊長。部隊では狙撃手を務め、対艦ライフル・ショーティーを装備した高機動型ザクに搭乗する。
ユン・サンホ: オーソドックスな仕様の高機動型ザクに搭乗。派手な戦闘は見せないが精鋭揃いの一角とあって操縦技術は高い。
セルマー・リーベンス: 部隊の紅一点。格闘戦にも秀でているが、主に仲間に中距離支援を行う。エグバとは異なる意味でドアンに未練を残す。
ダナン・ラシカ: ドアン脱走後、志願して入隊したパイロット。ヒート・ホークを装備したザクに搭乗し、装備を投擲するトリッキーな戦法が得意。
ククルス・ドアン: エグバの前任の隊長。ある理由から軍を脱走、アレグランサ島に身を隠していた。