イルルヤンカシュ要塞

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イルルヤンカシュ宇宙要塞

クロスボーン・バンガードの保有する移動宇宙要塞。

これまでの宇宙世紀史上では見られなかった球形の要塞という外観をしており、ビーム・シールドによる防御機構を備えている。

第二次オールズモビル戦役終盤、シャルル・ロウチェスター率いるオールズモビルが籠城し、連邦軍部隊と交戦するも鎮圧された。その後、コスモ・バビロニア建国戦争で本来の持ち主であるクロスボーン・バンガードによって運用され、フロンティア・サイドへと移動を開始。これに対して連邦軍は宇宙世紀0123年3月30日に要塞の攻略作戦を展開。ガンダムF90II-Lタイプの超長距離狙撃と要塞の急接近を逆手に取った突入作戦の前に陥落した。

登場作品

機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122(岩村版)
初登場作品。蜂起前の時期であったため稼働していなかった。この時点では名称は特に設定されていなかった。
機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統
コスモ・バビロニア建国戦争で運用された事が語られ、この作品へ再登場する際に「イルルヤンカシュ要塞」と命名された。
月刊モビルマシーン
岩村版『フォーミュラー戦記0122』における遭遇戦が「第1次イルルヤンカシュ要塞攻略戦」として設定付けされた。これを踏まえると『紡がれし血統』での攻略戦が「第2次イルルヤンカシュ要塞攻略戦」となる。
機動戦士ガンダムF90クラスター
Prologueの『フォーミュラー戦記0122』と『紡がれし血統』パートでそれぞれ登場。前者では要塞施設が未完成の状態であることがうかがえる描写がある。

関連人物

シャルル・ロウチェスター
U.C.0122年の戦闘でこの要塞の近傍宙域で戦闘を行った。
シュテイン・バニィール
コスモ・バビロニア建国戦争の際に要塞を掌握。フロンティアサイドへの攻撃を実施しようとした。

関連用語

クロスボーン・バンガード
オールズモビル

余談

  • イルルヤンカシュとはヒッタイト神話に登場する蛇神あるいは龍神。
  • 外観がSF映画『スター・ウォーズ』シリーズのデス・スターに類似しているという指摘がある。はっきりとわかりやすいのは『紡がれし血統』に出てからである。

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