「ジムIII」を編集中
ナビゲーションに移動
検索に移動
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
18行目: | 18行目: | ||
| タイトル = スペック | | タイトル = スペック | ||
| 分類 = 汎用量産型[[モビルスーツ]] | | 分類 = 汎用量産型[[モビルスーツ]] | ||
− | |||
| 型式番号 = RGM-86R<br/>RGM-86G(地上用) | | 型式番号 = RGM-86R<br/>RGM-86G(地上用) | ||
− | | 頭頂高 = | + | | 頭頂高 = 頭頂高 |
− | | 全高 = 18. | + | | 全高 = 18.0m |
| 本体重量 = 38.6t | | 本体重量 = 38.6t | ||
| 全備重量 = 56.2t | | 全備重量 = 56.2t | ||
29行目: | 28行目: | ||
| 装甲材質 = | | 装甲材質 = | ||
*チタン合金セラミック複合材 | *チタン合金セラミック複合材 | ||
− | * | + | *ガンダリウム合金(一部) |
| センサー有効半径 = 10,900m | | センサー有効半径 = 10,900m | ||
| 開発組織 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] | | 開発組織 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] | ||
− | | 所属 = | + | | 所属 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]/[[カラバ]] |
| 所属組織 = | | 所属組織 = | ||
− | |||
− | |||
| 所属部隊 = | | 所属部隊 = | ||
− | |||
− | |||
| 母艦 = | | 母艦 = | ||
− | | 主なパイロット = [[ドゥーエ・イスナーン]]<br/>[[ダニー・セケンド]]<br/> | + | | 主なパイロット = [[ドゥーエ・イスナーン]]<br/>[[ダニー・セケンド]]<br/>地球連邦軍一般兵<br/>その他 |
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> | }}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[ジムII]]の後継機として「ジムIII計画」に則り開発された[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の量産型[[モビルスーツ]]。 | + | [[ジムII]]の後継機として「ジムIII計画」に則り開発された[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の量産型[[モビルスーツ]]。[[第一次ネオ・ジオン抗争]]時に主力機として配備された。 |
− | 生産性を維持しつつ積極的に新技術を投入した事で、一部スペックでは[[ガンダムMk-II]]と同等以上のパフォーマンスを獲得している。バックパックはガンダムMK-IIの物の量産モデルを採用し、機動性・運動性は既存の量産機を上回る水準を達成している。このバックパックは一部形状こそ異なるが、コストパフォーマンスを向上させつつMk-IIの物と同様の機能を維持しており、[[Gディフェンサー]] | + | 生産性を維持しつつ積極的に新技術を投入した事で、一部スペックでは[[ガンダムMk-II]]と同等以上のパフォーマンスを獲得している。バックパックはガンダムMK-IIの物の量産モデルを採用し、機動性・運動性は既存の量産機を上回る水準を達成している。このバックパックは一部形状こそ異なるが、コストパフォーマンスを向上させつつMk-IIの物と同様の機能を維持しており、[[Gディフェンサー]]との合体機構も残されている。 |
− | + | 肩部や腰部にはそれぞれミサイルポッドやミサイルランチャーを装備でき、中・長距離支援用[[MS]]としても運用可能。これら以外にも戦術に応じた別仕様の装備が存在しているという。 | |
− | + | 新規に設計された機体だが、時期によっては急場凌ぎ的にジムIIから改装した機体も存在するという。複数の生産拠点があり、高い頻度で生産数の調整や装備のアップデートが行われていた<ref>各部の規格は[[ジム]]を基本としていた事もあり、装備の追加やコクピット、ジェネレーターの換装等は容易であった</ref>ものの、実際の生産数はそれ程多くなかった。一部では、[[ジェガン]]が配備されるまでの「繋ぎ」と見る評価もあるが、ジェガンの配備が進んだ0090年代後半でも、一部では運用が継続されており、その素性の良さを見る事ができる。 | |
+ | |||
+ | カラバやエゥーゴが連邦軍に統合された後も、カラバ仕様の機体はそのままのカラーリングで運用されている。そのため、どの媒体においてもカラバが運用していたエゥーゴカラー(胸部・スリッパ部分が緑色)の機体の登場がほとんどだが、カラーバリエーションとして胸部・スリッパが赤く塗られた連邦軍仕様の機体やデザートカラーの機体が存在している。 | ||
なお、地上に配備された地上特化の機体をRGM-86Gとする資料も存在している<ref>『B-CLUB』70号、『マスターアーカイブ モビルスーツ ジム』など</ref>。 | なお、地上に配備された地上特化の機体をRGM-86Gとする資料も存在している<ref>『B-CLUB』70号、『マスターアーカイブ モビルスーツ ジム』など</ref>。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
;[[機動戦士ガンダムΖΖ]] | ;[[機動戦士ガンダムΖΖ]] | ||
− | :初登場作品。[[ | + | :初登場作品。[[第一次ネオ・ジオン戦争]]時のカラバの主力機として[[アウドムラ]]等に配備されている。 |
:[[ダカール]]を制圧した[[ネオ・ジオン]]軍への攻撃や[[ダブリン]]への[[コロニー落とし]]の際の戦闘等で投入されたが、撃破された機体が多かった。 | :[[ダカール]]を制圧した[[ネオ・ジオン]]軍への攻撃や[[ダブリン]]への[[コロニー落とし]]の際の戦闘等で投入されたが、撃破された機体が多かった。 | ||
;[[機動戦士Ζガンダム外伝 審判のメイス]] | ;[[機動戦士Ζガンダム外伝 審判のメイス]] | ||
− | :[[ | + | :[[サラミス改]]級[[デルフォイ]]の艦載機として[[ジムIII・ディフェンサー]]が登場。また、[[カメラード]]がダモクレスから鹵獲した機体を運用しており、エゥーゴに配備された[[バーザム]]の部隊と交戦している。 |
− | |||
− | |||
;[[機動戦士ムーンガンダム]] | ;[[機動戦士ムーンガンダム]] | ||
:[[ロンド・ベル]]所属機が登場。ガンダム作品では珍しく胸部・スリッパが赤い連邦軍カラーであり、白の部分がグレーに変更されている。また、左肩部がパイロットごとのパーソナルカラーで塗られている。この時点で旧式の機体であり、[[ジェダ]]への機種転換を望む会話も聞こえている。 | :[[ロンド・ベル]]所属機が登場。ガンダム作品では珍しく胸部・スリッパが赤い連邦軍カラーであり、白の部分がグレーに変更されている。また、左肩部がパイロットごとのパーソナルカラーで塗られている。この時点で旧式の機体であり、[[ジェダ]]への機種転換を望む会話も聞こえている。 | ||
;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] | ;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] | ||
− | :次世代機として[[ジェガン]] | + | :次世代機として[[ジェガン]]が登場しているが[[ロンド・ベル]]へ優先的に配備されている為、一般部隊の多くでは未だに本機が運用されている。[[第二次ネオ・ジオン抗争]]終盤の[[アクシズ]]落としの際、ジェガンや[[ギラ・ドーガ]]と共にアクシズへ取り付いて押し返そうと奮闘した。 |
;[[機動戦士ガンダムUC]] | ;[[機動戦士ガンダムUC]] | ||
− | :[[ジムII]] | + | :[[ジムII]]等と共に[[ダカール]]守備隊の戦力として配備されている。 |
− | ;[[機動戦士ガンダムUC]] | + | ;[[機動戦士ガンダムUC]](OVA版) |
− | :ジムIIと共に[[ジュアッグ (残党軍機)|ジュアッグ]]と交戦し、これを撃破するも直後に[[シャンブロ]] | + | :ジムIIと共に[[ジュアッグ (残党軍機)|ジュアッグ]]と交戦し、これを撃破するも直後に[[シャンブロ]]のメガ粒子砲によって全滅している。この他、[[ネェル・アーガマ]]の補給部隊の護衛としてジェガン用のシールドを装備した機体、[[トリントン基地]]配備のデザートカラーの機体などが確認可能。 |
;[[機動戦士ガンダムUC 星月の欠片]] | ;[[機動戦士ガンダムUC 星月の欠片]] | ||
− | : | + | :主なパイロットは[[ドゥーエ・イスナーン]]、[[ダニー・セケンド]]。ロンド・ベルの[[アイリッシュ]]級戦艦[[オアシス]]に複数機が配備されており、民間のシャトルを襲っていた「宙賊」と呼ばれる宇宙海賊化したネオ・ジオン残党と交戦して窮地に陥るが、[[スタークジェガン]]によって助けられた。その後、補給中の[[ネェル・アーガマ]]の護衛にも就いている<ref>上述のジェガン用シールドを装備した機体。</ref>。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]] | ;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]] | ||
:通常カラーはもちろんの事、シリーズ過去作(『SPIRITS』など)には胸部・スリッパ部分が赤い連邦軍仕様が実装されている事があった。赤いジムIIIが見られる貴重な映像媒体である。 | :通常カラーはもちろんの事、シリーズ過去作(『SPIRITS』など)には胸部・スリッパ部分が赤い連邦軍仕様が実装されている事があった。赤いジムIIIが見られる貴重な映像媒体である。 | ||
100行目: | 73行目: | ||
=== 特殊機能 === | === 特殊機能 === | ||
;換装 | ;換装 | ||
− | : | + | :肩部と腰部の支援用装備を換装可能。 |
;合体 | ;合体 | ||
− | : | + | :Gディフェンサーと合体可能。ただし、実際に合体して運用された例はほとんど無い。 |
+ | ;分離 | ||
+ | :肩部と腰部の支援用装備を分離可能。Gディフェンサー合体時はこれも分離出来る。 | ||
=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
− | ; | + | ;60mmバルカン砲 |
:頭部に2門内蔵している。牽制や迎撃等に使用される。 | :頭部に2門内蔵している。牽制や迎撃等に使用される。 | ||
− | ; | + | ;ビーム・ライフル |
− | : | + | :本機の主兵装。外見や製造コストはジムIIの物とほぼ同じだが、約50%の出力アップが図られておりジムIIやネモの物よりも性能は高い。相変わらずエネルギーパック方式ではなく本体供給方式を採用している為、継戦能力は低いまま。 |
− | ; | + | ;ビーム・サーベル |
− | : | + | :背部に2本マウントされている。ガンダムMk-IIの物と同じ形状だが、一般的な量産品のビーム発振器が使われている。 |
− | ; | + | ;ノーマルミサイルポッド |
− | : | + | :両肩に1基ずつ、計2基を装備可能。発射後はパージ出来る。 |
− | ; | + | :4連装の中型ミサイルを搭載した「ノーマルミサイルポッド」と15×2発のマイクロミサイルを搭載した「オプションミサイルポッド」の2種類がある。 |
− | : | + | ;大型ミサイルランチャー |
− | + | :2連装の「大型高性能ミサイル」を搭載したオプション武装で、腰部に1基ずつ、計2基を装着出来る。対応するジョイントやコネクターを使えば腰部以外にも装着可能。 | |
− | : | + | :大型高性能ミサイルはネオ・ジオン軍の重MSへの対処策として用意された物で、機動性を高めるべく特殊な形状をしている。 |
;シールド | ;シールド | ||
− | : | + | :防御用の実体盾。ジムIIと同一の物をベースに改良が加えられ、軽量化を図りつつ使用している耐ビームコーティング剤の改善が行われている。 |
− | + | :一部資料ではミサイルを装備している際は使用できないとされているが、同時に装備している姿がよく見受けられる。 | |
− | + | ;シールド(ジェガン用) | |
− | |||
− | : | ||
− | ; | ||
:U.C.0096時にオアシス配備機が装備。攻撃を弾いたり逸らしたりする為の構造や材質を採用している。 | :U.C.0096時にオアシス配備機が装備。攻撃を弾いたり逸らしたりする為の構造や材質を採用している。 | ||
:;ミサイルランチャー | :;ミサイルランチャー | ||
::2連装の物をジェガン用シールドに2基内蔵している。 | ::2連装の物をジェガン用シールドに2基内蔵している。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
− | + | ;[[ジム改[ワグテイル]]] | |
+ | :ジムIII計画のトライアウトで落選した装備を[[ジム改]]に装着した改修機。 | ||
+ | ;[[ワグテイルIIex]] | ||
+ | :上記ワグテイルの改修機「[[ワグテイルII]]」の再改修機。当初はバックパックに[[ハイザック]]の物を使用していたが、修復の際、本機の物に変更された。 | ||
;[[ヌーベル・ジムIII]] | ;[[ヌーベル・ジムIII]] | ||
− | :『[[ガンダム・センチネル]] | + | :『[[ガンダム・センチネル]]』に登場。完全に一から設計・製造された機体であり、ジムIIから改修されたジムIIIと区別されている。ジムII改修型のジムIII以上の性能を持つ。[[第二次ネオ・ジオン抗争]]時まで運用されていた。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
;[[ジムIII・パワード]] | ;[[ジムIII・パワード]] | ||
:ベテランパイロット用に改造されたジムIII。 | :ベテランパイロット用に改造されたジムIII。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
;[[ジムII]] | ;[[ジムII]] | ||
:前世代機。近代化改装を施してジムIIIとなった機体も多い。 | :前世代機。近代化改装を施してジムIIIとなった機体も多い。 | ||
+ | ;[[ジムシリーズ]] | ||
+ | :当然本機も含まれている。 | ||
;[[ネモ]] | ;[[ネモ]] | ||
− | :[[アナハイム・エレクトロニクス社]] | + | :[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が開発したジムタイプ。この機体と設計を統合することでジェガンが開発される。 |
;[[ジェガン]] | ;[[ジェガン]] | ||
:ジムとネモの設計思想を統合させた、連邦軍最良のモビルスーツ。ジムIIIが存在しなければ、ここまでの機体が生まれる事もなかったであろうと言われている。 | :ジムとネモの設計思想を統合させた、連邦軍最良のモビルスーツ。ジムIIIが存在しなければ、ここまでの機体が生まれる事もなかったであろうと言われている。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
;[[ガンダムMk-II]] | ;[[ガンダムMk-II]] | ||
:本機の元となっている部分がある。 | :本機の元となっている部分がある。 | ||
− | |||
− | |||
;[[ジムIIIビームマスター]] | ;[[ジムIIIビームマスター]] | ||
− | :『[[ガンダムビルドダイバーズ]] | + | :『[[ガンダムビルドダイバーズ]]』に登場する本機をベースとした機体。後方支援用に改造されている。 |
− | |||
− | |||
== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
207行目: | 135行目: | ||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
− | <references/> | + | <references /> |
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 --> | <!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 --> | ||
213行目: | 141行目: | ||
[[Category:登場メカさ行]] | [[Category:登場メカさ行]] | ||
[[Category:機動戦士ガンダムΖΖ]] | [[Category:機動戦士ガンダムΖΖ]] | ||
+ | [[Category:機動戦士ムーンガンダム]] | ||
[[Category:機動戦士Ζガンダム外伝 審判のメイス]] | [[Category:機動戦士Ζガンダム外伝 審判のメイス]] | ||
− | |||
− | |||
[[Category:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] | [[Category:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] | ||
[[Category:機動戦士ガンダムUC]] | [[Category:機動戦士ガンダムUC]] | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− |