「トールギス」を編集中
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| タイトル = スペック | | タイトル = スペック | ||
| 分類 = 試作型[[モビルスーツ]] | | 分類 = 試作型[[モビルスーツ]] | ||
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| 型式番号 = OZ-00MS | | 型式番号 = OZ-00MS | ||
| 頭頂高 = 17.4m | | 頭頂高 = 17.4m | ||
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| 開発組織 = | | 開発組織 = | ||
| 開発者 = [[ドクターJ]]<br/>[[プロフェッサーG]]<br/>[[ドクトルS]]<br/>[[H教授]]<br/>[[老師O]]<br/>[[ハワード]] | | 開発者 = [[ドクターJ]]<br/>[[プロフェッサーG]]<br/>[[ドクトルS]]<br/>[[H教授]]<br/>[[老師O]]<br/>[[ハワード]] | ||
− | | 所属 = [[OZ]] | + | | 所属 = [[OZ]] ⇒ [[ピースミリオン]] |
| 所属組織 = | | 所属組織 = | ||
| 所属部隊 = | | 所属部隊 = | ||
| 母艦 = | | 母艦 = | ||
− | | 主なパイロット = [[ゼクス・マーキス]]<br/>[[オットー]] | + | | 主なパイロット = [[ゼクス・マーキス]]<br/>[[オットー]](『W』第9話) |
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> | }}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[ | + | 「あらゆる戦場下において、単機で勝利を収める事の出来る機体」というコンセプトのもと、『新機動戦記ガンダム』の物語の20年前に開発された超高機動[[MS]]で、ガンダムWの世界においては史上初の戦闘用モビルスーツ。 |
− | + | 開発したのは後に5体のガンダムを作った[[ドクターJ]]らと、ガンダムパイロットたちに協力したハワード教授の6人である。無茶としか言いようのないコンセプトを実現するために6人は、重装甲の機体に強力な推進器を付けて高機動性を与えるという設計でクリアしようとした。しかしその推進器はあまりにも強力で、後に空戦用機体として作られた[[エアリーズ]]のマッハ2の戦闘速度すら遥かに超える機動力と3倍以上の旋廻性能を与えただけでなく、静止状態から僅か一瞬で15G以上(直線軌道)まで加速をし最大速度時はそれ以上のGがかかり、最高速度に至っては計測不能だった。後にパイロットになる[[ゼクス・マーキス]]の「殺人的な加速」という評は過言ではない。装甲の方も、ゼクスの部下であるオットー特尉が自らと命の引き換えにサンクキングダムの司令部に特攻・破壊した際ですら、目立った損傷がなかったという堅牢振りである。 | |
− | + | このように操縦者には人間の限界を超えた身体能力が要求されること、仕様よりも大きくなってしまったサイズ、さらに技師たちがOZを危険視して失踪するなどの理由から、結局完成を目前にして計画が頓挫し、未完成の試作機と数機分の予備パーツのみが出来上がり、試作機は20年間博物的資料として[[OZ]]のコルシカ基地の倉庫に保管され、開発データは大幅にデチューンして量産型MS・[[リーオー]]が開発されることとなる。実は劇中でトールギスの頭部~胸部装甲のないフレームがむき出しの状態が見られるのだが、その姿はリーオーそっくり。 | |
− | + | しかし、今までに存在しなかったカテゴリー単独強襲用[[MS]]である「ガンダム」が登場した事で事態が一変。既存機体を超える性能を求めた[[ゼクス・マーキス]]の乗機として、試作機を完成して急遽実戦投入される。はじめはゼクスも耐えられなかったほどの凄まじいまでの機体性能と、それを乗りこなすに至った彼の腕で、[[ウイングガンダム]]と激闘を繰り広げた。しかしガンダムの出現で次々と進化する新型MSがトールギスの性能すら凌駕し始め、最後はゼクスの反応速度にもついていけなくなり、宇宙の戦いで[[MD]]搭載型の[[トーラス]]部隊と交戦した後、[[ウイングガンダムゼロ]]を手に入れる為の囮としてゼクス自身の手で自爆させられた(『敗者たちの栄光』では宇宙戦に特化した[[トールギスF]]に改修されたが、長期にわたってコルシカの潮風に晒されていたために駆動系の劣化が見られており、レストアする時間も間に合わずに最終的にオーバーホールされた状態で[[ピースミリオン]]内に封印された)。 | |
− | + | はっきり言って軍隊の兵器としては欠陥品であるが、性能はガンダムと同等かそれ以上。設計者の1人である老師Oが「プロトタイプリーオー」とも呼ばれることに劇中で不快感を示すのも当然の活躍は、むしろ「ガンダムの兄弟」とでも言った方が正確だろう。 | |
− | なお、機体名は降霊術師(テウルギスト、theurgist) | + | なお、機体名は降霊術師(テウルギスト、theurgist)に由来しているとされるが、英語のスペル、白いボディと赤いとさか、リーオーよりも大型であることから「背の高いガチョウ(tall geese)」なのではないかと言う説もある。 |
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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;ドーバーガン | ;ドーバーガン | ||
− | : | + | :右肩のアタッチメントに装備された大火力火器。命中精度を上げるため旧式のマズルブレーキを採用している。設定上、実弾・ビーム弾の二つがあり使い分けが可能(本機は本編の描写ではビーム弾を使用しているようだ)、かつ威力はバスターライフル並で連射も可能。長砲身で反動も凶悪であるため、リーオーが使用する際は両腕で支えているのだが、本機の場合は片腕で発砲する事ができる。 |
;シールド | ;シールド | ||
− | :[[リーオー]] | + | :[[リーオー]]にも採用された円形のシールド。『W』の作中では白一色だが、立絵だとそこに鷲のエンブレムが描かれている。 |
− | : | + | :;ビームサーベル |
− | + | ::シールドの裏に二本装備している。[[リーオー]]と同型の色違い。 | |
;散弾ミサイル | ;散弾ミサイル | ||
:[[ピースミリオン]]乗船時に携帯した2発の散弾ミサイル。広範囲に拡散するもので、数機のモビルスーツ輸送艇を破壊する戦果を上げた。 | :[[ピースミリオン]]乗船時に携帯した2発の散弾ミサイル。広範囲に拡散するもので、数機のモビルスーツ輸送艇を破壊する戦果を上げた。 | ||
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:前期オープニングで左手に携行していた武器。実弾かビームかは不明。<br/>[[ガンプラ]]「HG 1/144 リーオー (宇宙仕様)<ref>[https://p-bandai.jp/hobby/special-1000009047/ プレミアムバンダイ:「HG 1/144 リーオー (宇宙仕様)」特集ページ]</ref>」では「コロニー用ビームライフル」表記で扱われている。 | :前期オープニングで左手に携行していた武器。実弾かビームかは不明。<br/>[[ガンプラ]]「HG 1/144 リーオー (宇宙仕様)<ref>[https://p-bandai.jp/hobby/special-1000009047/ プレミアムバンダイ:「HG 1/144 リーオー (宇宙仕様)」特集ページ]</ref>」では「コロニー用ビームライフル」表記で扱われている。 | ||
;テンペスト | ;テンペスト | ||
− | : | + | :『敗者たちの栄光』に登場する大型ヒートランス装備。 |
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
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:[[シベリア]]の対戦では、[[レディ・アン]]の介入により[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]が[[ウイングガンダム]]を[[自爆]]させることで決着したが、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]には納得のいくものではなかった。その後ヒイロが生きていることを信じた彼は、回収されたウイングガンダムをトールギスを元に復元させ、[[ルクレツィア・ノイン|ノイン]]が見つけ出したヒイロと[[トロワ・バートン|トロワ]]らを[[南極]]基地へ招きいれる。決闘と評して再度対決を図るのだが、ヒイロは出すぎた行為としてウイングガンダムでなく、ヘビーアームズでトールギスと闘う。そして決闘となるのだが、特に意味のない戦いなのにお互い死力を尽くした。その後[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]の介入にもゼクスは戦いを辞めないのだが、リリーナが思わず怒りを曝け出すところを、[[ルクレツィア・ノイン|ノイン]]はゼクスが実兄「ミリアルド」であることを明かす。そこに[[OZ]]の大部隊が襲来して、またも対決は決着しなかった。 | :[[シベリア]]の対戦では、[[レディ・アン]]の介入により[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]が[[ウイングガンダム]]を[[自爆]]させることで決着したが、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]には納得のいくものではなかった。その後ヒイロが生きていることを信じた彼は、回収されたウイングガンダムをトールギスを元に復元させ、[[ルクレツィア・ノイン|ノイン]]が見つけ出したヒイロと[[トロワ・バートン|トロワ]]らを[[南極]]基地へ招きいれる。決闘と評して再度対決を図るのだが、ヒイロは出すぎた行為としてウイングガンダムでなく、ヘビーアームズでトールギスと闘う。そして決闘となるのだが、特に意味のない戦いなのにお互い死力を尽くした。その後[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]の介入にもゼクスは戦いを辞めないのだが、リリーナが思わず怒りを曝け出すところを、[[ルクレツィア・ノイン|ノイン]]はゼクスが実兄「ミリアルド」であることを明かす。そこに[[OZ]]の大部隊が襲来して、またも対決は決着しなかった。 | ||
;トールギス破壊命令 | ;トールギス破壊命令 | ||
− | :第18話より。[[OZ]]により[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]の抹殺が下った。[[ウイングガンダムゼロ]]の爆破ポイントに誘いこまれたトールギスとゼクスが多数の[[トーラス]] | + | :第18話より。[[OZ]]により[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]の抹殺が下った。[[ウイングガンダムゼロ]]の爆破ポイントに誘いこまれたトールギスとゼクスが多数の[[トーラス]]に一機で立ち向かう。既にゼクスの技量はトールギスの性能を超え、性能自体も新型が次々と登場する戦乱の中で過去の遺物と化していた。そして戦えるだけ戦ったゼクスは損傷したトールギスを戦場に放り出し、[[自爆]]装置により破壊する。その時「我が愛機よ・・・安らかに眠れ」と敬礼して別れを告げた。その後トールギスの兄弟とも言うべき[[ウイングガンダムゼロ]]に乗り換えた。 |
== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
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;[[トールギスII]] | ;[[トールギスII]] | ||
:本機の予備パーツなどから作られた、2号機にあたる機体。 | :本機の予備パーツなどから作られた、2号機にあたる機体。 | ||
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;[[トールギスヘブン]] | ;[[トールギスヘブン]] | ||
:MC歴の時代、火星で「キュレネの風」を名乗ったゼクスが搭乗していたトールギス系統の機体。対無人機用に開発された「ナノ・ディフェンサー」が搭載されており、モビルドールを含む無人機を一度に行動不能に陥ることが出来る。 | :MC歴の時代、火星で「キュレネの風」を名乗ったゼクスが搭乗していたトールギス系統の機体。対無人機用に開発された「ナノ・ディフェンサー」が搭載されており、モビルドールを含む無人機を一度に行動不能に陥ることが出来る。 | ||
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;[[ウイングガンダムゼロ]] | ;[[ウイングガンダムゼロ]] | ||
:5技師が本機の思想を更に推し進めた結果の産物。この機体の方はさすがに設計者たちが危険視して封印してしまった。 | :5技師が本機の思想を更に推し進めた結果の産物。この機体の方はさすがに設計者たちが危険視して封印してしまった。 | ||
− | + | ;[[リーオー]] | |
− | + | :本機のデータを基に徹底した普及用設計がなされた量産機。ちなみにトールギスの頭部は、リーオー同様のカメラ部分が露出した頭部にヘッドガードをかぶせる構造になっている。 | |
− | ;[[ | + | ;[[トールギスワルキューレ]] |
− | : | + | :[[ガンダムビルドファイターズ]]に登場する、本機をモチーフにして作成されたガンプラ。アメリカ大会の優勝候補である[[グレコ・ローガン]]の機体だったが、代表決定戦で[[ニルス・ニールセン|ニルス]]の駆る[[戦国アストレイ頑駄無]]に敗北した。 |
+ | ;[[トールギスF]] (フリューゲル) | ||
+ | :『敗者への栄光』に登場する機体で、1号機をピースミリオンで宇宙での機動力向上等を狙って改修されたもの。背部のスーパーバーニアユニットを取り外し、[[ウイングガンダムゼロ (EW版)]]と同型の4枚のウイングユニットに換装されている。 | ||
== 商品情報 == | == 商品情報 == |