宇宙議会連合

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宇宙議会連合 (Space Assembly League)[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する自治行政機関。

宇宙側の統括組織とフロントコミュニティが立ち上げた「宇宙植民共同体 (Space Front Community)」を前身とした組織で、宇宙移民及び各ラグランジュエリアの行政を担っている。SFCの段階でコミュニティのみでは組織としてうまく機能しないという前例があったため、利益の生ずる取引によりいくつかの宇宙企業も参加している。その後も参加企業を増やしながら、宇宙企業とフロントコミュニティの利益を代表する組織として巨大化していき、発足から10年足らずで既に形骸化していた宇宙行政機関を取り込み、より実効的な行政機関として機能すべく、宇宙議会連合として組織改編された。

A.S.122においては、ベネリットグループを含む有力な宇宙産業企業群が宇宙において強い影響力を有しており、議会連合の存在は形骸化している。その現状を苦々しく思う議会連合内上層部の一派は、企業の力を削ぐことを画策。その一環か、ヴァナディース事変で壊滅したかに思われていたオックス・アース・コーポレーションを工作組織として存続させており、間接的に扇動を行わせていた。

登場作品[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム 水星の魔女
初登場作品。フェイ・ジュンが早期からミオリネ・レンブランに接触しつつも、直接的に動き出すのは物語後半、シャディクらが引き起こした学園内の抗争の発生やペイル社の告発を受けてからとなる。この告発を機に企業解体を目的としたベネリットグループへの強制介入を決議し、ラグランジュ4に向かう宙域で宇宙議会連合艦隊とクワイエット・ゼロが衝突するが、宙域一帶のオーバーライドによって艦隊は一方的に壊滅してしまった。その後、デリング・レンブランが議会連合に接触し、連合憲章に基づく緊急特別総会の開催を要求するが、議長はそれを無視して惑星間レーザー送電システム「ILTS」を使用し、ラグランジュ4の被害を度外視してでもクワイエット・ゼロを葬ろうとするが、エアリアルの介入によって失敗。第一射後、ミオリネが連合の介入する口実を奪うため、グループの解散と全資産の精算を発表したものの議長は攻撃を中止せず第二射を実行。しかし、ガンダム達によるデータストームの超広域展開によりILTSがオーバーライドされ、照射フェイズが強制停止させられたことで攻撃は失敗。クワイエット・ゼロ事件後、ミオリネによって宇宙議会連合の理事会が一連の事件に関与していた証拠資料を、シャディクの宣誓供述書と共に公表することが宣言された。

構成員[編集 | ソースを編集]

フェン・ジュン
議会連合の査察官。諜報活動のために運び屋に偽装している。
グストン・バーチェ
フェンの部下。

保有戦力[編集 | ソースを編集]

関連用語[編集 | ソースを編集]

宇宙植民共同体
前身組織。
シトー・ビーチェ
カラゴールの製造元。議会連合に参加している企業の1つ。
オックス・アース・コーポレーション
かつてGUND-ARMの開発を進めていた企業。ヴァナディース事変で解体されたかに思われていたが、議会連合によって工作組織として存続している。
シャディク・ゼネリ
議会連合と繋がっていた人物。ベネリットが秩序維持のために同胞を犠牲にした事実を作り上げ、議会連合の介入を促した。
ペイル・テクノロジーズ
シャディクが拘束された後、グループを離反し議会連合に告発した。
ガンダム・キャリバーン
ヴァナディース事変の際に議会連合が秘密裏に押収していた機体。

リンク[編集 | ソースを編集]