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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[袖付き]]首魁の[[フル・フロンタル]]直属護衛部隊である親衛隊に配備されている[[ギラ・ズール]]の特別仕様機。この仕様こそが「本来予定されていたスペックのギラ・ズール」であるとされる。
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[[袖付き]]首魁の[[フル・フロンタル]]直属護衛部隊である親衛隊に配備されている[[ギラ・ズール]]の特別仕様機。全軍から選りすぐられたパイロット達に加え、機付の整備兵を併せ30面弱の陣容を誇る精鋭部隊が扱うべき機体は、フロンタル専用の高機動機である[[シナンジュ]]との連携を取る必要があったため、メインスラスターとなる大腿部のバーニアをはじめとした推力の大幅な強化が図られたものとなっており、設計を見直す以前のギラ・ズール本来のスペックを獲得している。
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[[シナンジュ]]との連携を想定した機体で、大腿部のメインスラスターを初めとして推力が大幅に強化されており、バックパックも[[ギラ・ドーガ]]の物の比推力が改善されたタイプを装備しており、長時間の作戦行動にも対応している。性能が向上した反面、反応はかなり敏感で、アップデートされたOSによるサポートを持ってしても扱いにくい機体と化している。
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外観上は一般所属機に装備されていた固定式シールドを廃し、両肩を大型スパイク・アーマーに感想、[[ジオン軍|旧ジオン]][[高機動型ザクII]]を想起させる大腿側面部の装甲強化などが行われた他、「袖付き」の由来となった手首や胸部のマーキングはより、広範囲に施され、攻撃的且つ華美な印象を強く持つ意匠となった。
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外観も異なり親衛隊機であるため「袖付き」の意匠は一般機より広範囲に施されている他、肩部の固定型シールドを廃し両肩をスパイクアーマーに換装、大腿部のメインスラスターには[[高機動型ザクII (R-2型)]]の脚部スラスターのように装甲でカバーされている。より攻撃的且つ華美な印象を強く持った意匠の機体だが、任務によってはオミットされた固定型シールドを装備することも可能である。また、OVA版UCでは新たに左側頭部に親衛隊のエンブレムが描かれており、薔薇を図案化しつつ、[[ジオン公国]]章を髣髴とさせるデザインとなっている。
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バックパックは[[ギラ・ドーガ]]で採用されていたプロペラント増加型をベースに比推力が改善されたものを装備しており、長時間の作戦行動にも対応している。
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親衛隊では特権的な優遇措置が認められている事もあって、本機は様々なチューンナップが行われている事が多く、総合的な性能は一般機を上回っている。
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様々な面において特権的な優遇措置を認められた親衛隊において様々なチューンナップが行われている事が多く、性能が向上した反面反応は敏感で、アップデートされたOSによるサポートをもってしても扱いにくい機体と化している。
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親衛隊はその高い技量と機体性能に反して戦果が少ないが、これは隊長の[[アンジェロ・ザウパー]]がフロンタルの戦闘に介入する事を一切禁止していた為である。
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「袖付き」全軍内における出撃回数が非常に高いにもかかわらず、その撃墜スコアは微々たるものであった。これは、主戦場において先陣を切るフロンタルへの一切の介入おw親衛隊長である[[アンジェロ・ザウパー]]が禁じたゆえの結果である。このように戦闘記録から読み取れる性能評価は、実際のスペックよりも見劣りする機体ではあったが、一度攻撃行動に映った差異の鮮やかさは親衛隊の名に違わず、敵軍からは大いに恐れられていたという。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
:初出作品。主なパイロットは[[セルジ・ヘルファー]]中尉など。<br />小説第3巻(OVA版episode 2)の暗礁宙域での戦闘でシナンジュの戦闘を見守っていたが、[[ユニコーンガンダム]]が放ったビーム・マグナムの流れ弾が掠めた事でセルジ機が撃墜されている。<br />その後の戦闘でも投入されているが、これといった活躍は見られない。また、OVA版episode 7の最終決戦では[[ネェル・アーガマ]]に放置された機体が敵味方識別のために袖のエングレービングを塗り潰され、太ももにオレンジのマージングと左側頭部にガランシェール隊のマーキングをされた状態でネェル・アーガマ搭載機として投入された。それぞれ装備が異なるのが3機確認できる。
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:初登場作品。主なパイロットは[[セルジ・ヘルファー]]中尉など。<br />小説第3巻(OVA版episode 2)の暗礁宙域での戦闘でシナンジュの戦闘を見守っていたが、[[ユニコーンガンダム]]が放ったビーム・マグナムの流れ弾が掠めた事でセルジ機が撃墜されている。<br />その後の戦闘でも投入されているが、これといった活躍は見られない。また、OVA版episode 7の最終決戦では[[ネェル・アーガマ]]に放置された機体が敵味方識別のために袖のエングレービングを塗り潰され、太ももにオレンジのマージングと左側頭部にガランシェール隊のマーキングをされた状態でネェル・アーガマ搭載機として投入された。それぞれ装備が異なるのが3機確認できる。
 
;[[機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う]]
 
;[[機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う]]
 
:セルジ中尉が搭乗して訓練を行っている。
 
:セルジ中尉が搭乗して訓練を行っている。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
<!-- === 特殊機能 === -->
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<!-- :機能名:説明 -->
   
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;ビーム・マシンガン
 
;ビーム・マシンガン
:一般機と同様のビーム・マシンガン。
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:照射時間の切り替えで2パターンの射撃モードに対応する標準装備の携行火器。Eパックはバナナタイプとなり、旧型から装弾数が増加している。予備のEパックはフロントスカートにマウントされる。
 
:;グレネード・ランチャー
 
:;グレネード・ランチャー
::榴弾を発射する武器。ビーム・マシンガンの銃身下部に装着する他、グリップとトリガーが付いているので単独でも使用可能。
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::ビーム・マシンガンの銃身下部に装着可能なアドオン方式のランチャーユニット。グリップとトリガーが付いているので単独でも使用可能。
 
;ビーム・スナイパー・ライフル
 
;ビーム・スナイパー・ライフル
:長距離からの狙撃支援に特化した携行式ビーム砲。ビーム・マシンガンを改造した武装で、[[キュアロン・マスカ|キュアロン]]機が装備した。
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:長距離からの狙撃支援に特化した携行式ビーム砲。ビーム・マシンガンを改造した武装で、ビーム・マシンガン用のオプションと共通の大型センサーを備える。[[キュアロン・マスカ|キュアロン]]機が装備。
 
;ビーム・ホーク
 
;ビーム・ホーク
:近接戦用の斬撃ビーム兵装。2種類のエミッターを内蔵していると共に「ホーク」、「パイル」、「ピック」の3種のモードが用意されている。非使用時にはリアスカートのマウントラッチに懸架可能。
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:近接戦用の斬撃ビーム兵装。内蔵された複数のビーム・エミッターにより、斬撃用のホーク・モード、刺突用のパイル・モードなど、ビーム刃の形状を変化させ、用途によって使い分ける事が出来る。
 
;[[シュツルム・ファウスト]]
 
;[[シュツルム・ファウスト]]
:使い捨て式の簡易型ロケットランチャー。命中精度向上の為にグリップやサイトを増設している。非使用時にはリアスカートのマウントラッチに懸架可能。また、シールド裏などに装備することも可能。
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:[[一年戦争]]の頃から運用されている使い捨て式の簡易型ロケットランチャー。本来はコストパフォーマンスが高い携帯用の武器として普及したが、「袖付き」では命中率向上のためのグリップやサイトを増設している。
 
;ハンド・グレネード
 
;ハンド・グレネード
 
:投擲式の実弾兵器で、様々な戦局で一定の効果が得られる。信管は複数あり、時限、磁気、接触、熱感知等が存在する。マウントラックを追加する事でリアスカートに装着可能。
 
:投擲式の実弾兵器で、様々な戦局で一定の効果が得られる。信管は複数あり、時限、磁気、接触、熱感知等が存在する。マウントラックを追加する事でリアスカートに装着可能。
 
;シールド
 
;シールド
:本機の防御兵装。右肩の物がオミットされた為、その代わりとして腕に装備している。これはギラ・ドーガ用を基に改良が加えられた物で、以前よりも軽量になっている。角度の変更も可能で、裏側に装備されたシュツルム・ファウスト等を発射できる。
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:一般所属機が標準装備する右肩部の固定式シールドを廃した親衛隊仕様機の専用防御装備。ギラ・ドーガ用の物をベースに、軽量化をはじめとした改良が行われており、機体の姿勢によってフレキシブルに可動する。
 
;固定式シールド
 
;固定式シールド
 
:右肩部に固定装備されるシールド。一般機と同様の物で、キュアロン機が装備した。
 
:右肩部に固定装備されるシールド。一般機と同様の物で、キュアロン機が装備した。
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