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| タイトル = スペック
 
| タイトル = スペック
 
| 分類 = 地上用量産型[[モビルスーツ]]
 
| 分類 = 地上用量産型[[モビルスーツ]]
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| 生産形態 = 量産機
 
| 型式番号 = MS-06J
 
| 型式番号 = MS-06J
 
| 頭頂高 = 17.5m
 
| 頭頂高 = 17.5m
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ザクIIF型]]を改修し、地上環境に適応させた機体。F型でも地上で活動することができたが十分な対応はできていなかったため開発された。「陸戦型ザクII」とも呼ばれる。
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[[ザクIIF型]]を改修し、地上環境に適応させた機体。「陸戦型ザクII」とも呼ばれる。
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冷却機構の空冷化、防塵対策などをされ稼働時間や機動性が改善され、軽量化もされている。F型と比べると水中戦もある程度考慮されている。気密性は維持されており、宇宙空間でも活動は可能だが、まともな戦闘は出来ていない。
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[[一年戦争]]開戦当初、[[ジオン公国軍]]は[[地球連邦軍 (UC)|連邦軍]]との短期決戦を目論んでいたが、[[ルウム戦役]]に至るまでの損耗や[[地球侵攻作戦]]が戦略上の選択肢として現実味を帯びていく中で、ザクIIの重力下運用を検討する。しかし、コロニー国家である[[ジオン公国]]は遠心力による擬似的な1G環境しか持たず、コロニーで地球環境を想定した演習や実験を行うには不適当であり、月面の[[グラナダ]]の試験場を利用する事もあったが、重力の違いもあり満足な実働データを得る事は出来なかった。これらのデータとシミュレーションに基づいてMSの稼働を想定する事は出来たが、それはあくまで想定にすぎず、得られるデータも予測値でしかなかった。この段階で純粋に地上用に局地化したMSを開発する事は技術的にも難しいという結論から、開発スタッフはIIF型の汎用性を利用し、予想値に基づいて仕様変更を行ったのがJ型である<ref>[[ザクI]]の時点で重力下での運用も可能な設計となっており、その後継機であるザクIIも基本的にそのまま重力下での運用が可能であった。</ref>。
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J型が本格的に生産されたのは2月の地球侵攻作戦の実施以降だったと言われ、3月1日に始まる第一次降下作戦においてはF型がそのまま投入され、現地でJ型に改修された。それに前後する時期、いわゆる「純正のJ型」の生産は[[グラナダ]]で行われており、第二次降下作戦以降暫時投入され、第よじ降下作戦において主力となったとされている。地上では[[キャリフォルニアベース]]でも生産が行われたが、同時期に局地戦用MSの開発が本格化したこともあって、同基地での生産数は決して多くはない。
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F型から空間戦闘に必要なパーツを取り除き、大気圏内での使用を前提として推進剤や冷却材の削減などとともに、空冷式熱核反応炉への転換、関節部の強化、各部の軽量化など重力下での長時間運用に耐え得るよう改造が施された。生産ラインはF型のものをほぼそのまま利用できたのみならず、現地改修という形でF型からJ型への仕様変更も容易であった。例えば頭部は基本的にF型と同じモジュールが使用され、ており、純正のJ型との違いは各部のシーリングやハッチのロック機構の変更程度だった。F型の頭部をそのまま使用する事も可能だったが、J型のセンサー類は受光端末や計測系のソフトウェアが大気層の存在に対応したものに刷新されている。
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生産時期の関係もあり、四肢モジュールも基本的にF型のパーツを強化した上で流用しているため基本構造はほぼ同じである。しかし、塵埃などの侵入防止のためのコーティングや、重力下環境に対応したソフトウェアが新たに上書きされている他、空間戦闘に不可欠な[[AMBAC]]システムはオミットされている。F型でそれらパーツに使用されていた空間には、地上用に開発された対地センサーや冷却システム、ウェポンラッチなどが増設されている場合が多く、時期によっては脚部サブスラスターなどがハウジングされたままの機体もあり、それらの有効性が後のホバー走行のヒントになったとする説もある。
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ジェネレーターの空冷化に伴い、インテークの内部構造やフィルターなどが専用のものに換装されており、大気の滞留や循環を有効利用している。これは稼働に際してプロペラントを消費する必要がほとんどなく、主な移動方法として歩行が用いられるであろう事が想定されていたためで、これにより地上での稼働時間は格段に延長されている。緊急時や最大戦闘機動時以外で稼働させる必要性がほとんど認められなかったため、バーニアの口径なども、F型として小規模なものであったが、これは大気圧が存在する事による反作用も勘案した上で設定されたものであり、当初の運用において必要充分なスペックであった。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダム]]
 
;[[機動戦士ガンダム]]
:量産機として多数の機体が登場する。この頃はF型やJ型の設定がなく、後から資料やプラモデルで設定が加えられていった。
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:出典元。量産機として多数の機体が登場する。この頃はF型やJ型の設定がなく、後から資料やプラモデルで設定が加えられていった。
 
;[[機動戦士ガンダム MS IGLOO|機動戦士ガンダム MS IGLOO 一年戦争秘録]]
 
;[[機動戦士ガンダム MS IGLOO|機動戦士ガンダム MS IGLOO 一年戦争秘録]]
 
:第2話に連邦軍の[[セモベンテ隊]]が運用する鹵獲機が登場。[[第603技術試験隊]]の[[ヒルドルブ]]と交戦している。第3話では宇宙空間で[[ボール]]に翻弄される機体が登場している。宇宙に上がった機体の武器はその後、[[オッゴ]]に転用されている。
 
:第2話に連邦軍の[[セモベンテ隊]]が運用する鹵獲機が登場。[[第603技術試験隊]]の[[ヒルドルブ]]と交戦している。第3話では宇宙空間で[[ボール]]に翻弄される機体が登場している。宇宙に上がった機体の武器はその後、[[オッゴ]]に転用されている。
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=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;[[ザク・マシンガン]]
 
;[[ザク・マシンガン]]
:ドラムマガジン式の口径120mmマシンガン。
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:一年戦争初期より多用されたモビルスーツ用マシンガンで、新旧ザクのもっとも一般的な携行武装。スコープとモノアイを連動させる事で精密射撃も可能であった。弾種も豊富で、徹甲弾をはじめ隊宇宙艦艇用徹甲弾、散弾なども用意されていた。
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;ヒート・ホーク Type5
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:斧状の近接戦闘用の斬撃装備。セラミック系高分子化合物のブレード部分を赤熱化し、その高熱で敵の装甲などを溶断する。対艦・対建造物が主な用途だったが、後に対MS用に使用されるようになった。
 
;ザク・バズーカ
 
;ザク・バズーカ
:対艦用の口径280mmバズーカ。
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:240mmの弾頭を射出する携行用のキャノン砲。。開戦当初は核弾頭の射出にも使用されたが、南極条約締結後は通常弾頭を装備し、対艦用や支援射撃用の兵装として位置づけられている。
;ヒート・ホーク Type5
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:高熱の刃で溶断する格闘武装。
   
;クラッカー
 
;クラッカー
 
:対モビルスーツ用の投擲兵器。直撃でなければ威力が低いので牽制用として用いられる。
 
:対モビルスーツ用の投擲兵器。直撃でなければ威力が低いので牽制用として用いられる。
 
;3連装ミサイル・ポッド
 
;3連装ミサイル・ポッド
:両脚部に装着される武装。
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:陸戦用にあつらえられた3連想のミサイルポッド。脚部などにマウントして使用する。
 
;マゼラ・トップ砲
 
;マゼラ・トップ砲
:[[マゼラアタック]]の175mm砲を手持ち武器に改修したもの。初出の『機動戦士ガンダム』ではラル隊による現地改修の武器とされていたが、後に『第08MS小隊』でJ型の標準装備として設定し直された。
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:[[マゼラアタック]]の175mm砲を手持ち武器に改修したもの。<br/>初出の『機動戦士ガンダム』ではラル隊による現地改修の武器とされていたが、後に『第08MS小隊』でJ型の標準装備として設定し直された。
 
;シュツルム・ファウスト
 
;シュツルム・ファウスト
 
:モビルスーツ用の使い捨てロケットランチャー。[[セモベンテ隊]]の機体の1つが装備している。
 
:モビルスーツ用の使い捨てロケットランチャー。[[セモベンテ隊]]の機体の1つが装備している。
 
;Sマイン
 
;Sマイン
:対人近接防御兵装。機体各部の発射口から小型鉄球入りの弾頭を発射、敵の頭上で炸裂し小型鉄球の雨を降らせる。『MS IGLOO2』に登場する機体が装備している。
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:対人近接防御兵装。機体各部の発射口から小型鉄球入りの弾頭を発射、敵の頭上で炸裂し小型鉄球の雨を降らせる。<br/>『MS IGLOO2』に登場する機体が装備している。
    
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
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== 脚注 ==
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