14行目: |
14行目: |
| | | |
| 『如何なる敵も正面から迎え撃つ』というクジャン家の教えを尊重する一方で、セブンスターズの当主が最前線に出る事を望まない者も多く、その為[[レギンレイズ|彼の機体]]は主に長距離射撃兵装を装備した支援機として調整され、後方からの部隊支援と指揮を担う事が多い。ところがMS戦も射撃の腕も上手とは言えず、同じ機体を駆るジュリエッタに比べると活躍しているとは言い難い(そのうえやたらと前方に出たがるきらいがあり、同行する部下達が必死で止める光景が定番と化している)<br />また、過度の正義感と騎士道精神からくる無謀さに加えて、自らの創始にかかわる歴史知識どころか戦闘に携わるなら一般的な知識にも欠く無知のせいでとんでもない事態を招いてしまう事も少なくない。 | | 『如何なる敵も正面から迎え撃つ』というクジャン家の教えを尊重する一方で、セブンスターズの当主が最前線に出る事を望まない者も多く、その為[[レギンレイズ|彼の機体]]は主に長距離射撃兵装を装備した支援機として調整され、後方からの部隊支援と指揮を担う事が多い。ところがMS戦も射撃の腕も上手とは言えず、同じ機体を駆るジュリエッタに比べると活躍しているとは言い難い(そのうえやたらと前方に出たがるきらいがあり、同行する部下達が必死で止める光景が定番と化している)<br />また、過度の正義感と騎士道精神からくる無謀さに加えて、自らの創始にかかわる歴史知識どころか戦闘に携わるなら一般的な知識にも欠く無知のせいでとんでもない事態を招いてしまう事も少なくない。 |
| + | |
| + | 一方でその実直な性格や熱意から部下からの信頼は厚く、謹慎処分を受けた際には40人もの部下がラスタルにイオクに武勲を立てる機会を与えて欲しいと直接嘆願に来る程で、ラスタルもイオクには力は求めてはおらず、人を動かす人望に期待していると言う程。 |
| | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| ;[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]] | | ;[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]] |
− | :エリオン家と共にアリアンロッドを統括するクジャン家の当主として登場する。<br />当初はラスタルと同じく組織内で発言力を強めていく[[マクギリス・ファリド|マクギリス]]に警戒心を抱いていたが、[[鉄華団]]と[[マクギリス]]の派遣した地球外縁統制統合艦隊との合同作戦にも横槍を入れる形で参戦。戦用のレギンレイズで出撃したが、[[ジュリエッタ・ジュリス|ジュリエッタ]]や[[三日月・オーガス|三日月]]、[[昭弘・アルトランド|昭弘]]達の活躍には遠く及ばず重要参考人である[[サンドバル・ロイター]]の身柄拘束の功も奪われてしまった。<br />その後、[[ガラン・モッサ]]の企てたアーブラウとSAUの紛争でもマクギリスの不行き届きを弾劾するが、[[ガルス・ボードウィン]]等がマクギリスを擁護したことで渋々引き下がらざるを得なかった。さらに、[[MA]]・ハシュマル戦では、むやみに[[MS]]を近付けてしまったためにエイハブ・ウェーブに反応したハシュマルを起動させ、[[鉄華団]]が主導する爆破作戦の足止めのための戦闘では、普段は前に出たがるのに今回に限って後方からハシュマルに[[レールガン]]を撃ち作戦を失敗させている(この世界における機動兵器の標準装備であるナノラミネートアーマーはビーム兵器の無効、実体弾であっても遠距離ならば無効化してしまう)。結果、避難の済んでいない農業プラントにハシュマルを招き入れた挙句にその場に居た多数の一般人を皆殺しにしてしまうという醜態をさらしてしまった(しかも部下の犠牲に気を取られていたのか、民間人の犠牲についてはイオク自身は一片も触れていない)<br />鉄華団がハシュマルを撃破して以降は彼の火星での問題行動は他のセブンスターズの知る所となり、敬愛していたラスタルからも厳しく叱責されてしまう。だが、これが逆にイオク自信を後戻りできない状況に追い込んでしまい(ラスタルは「秩序を重んじるギャラルホルンとしての本質を見失うな」と釘を刺したに過ぎなかったが)、協力を申し出た[[ジャスレイ・ドノミコルス]]の甘言に乗せられてしまう事になる。<br />ジャスレイに乗せられたイオクは鉄華団の後ろ盾である[[タービンズ]]を潰すため、禁止兵器である『ダインスレイヴ』を利用。タービンズに禁止兵器運用の罪をでっち上げて摘発。挙句、そのダインスレイヴをタービンズの避難船に打ち込んで多くの構成員を虐殺してしまう。しかし戦闘中にも関わらずブリッジを収納していなかった怠慢さと[[ハンマーヘッド]]の撃ち上げた降伏信号を無視して虐殺を敢行したため、[[名瀬・タービン|名瀬]]と[[アミダ・アルカ|アミダ]]の命を賭した反撃を喰らって自軍の戦力をも削いでしまう結果となった。 | + | :エリオン家と共にアリアンロッドを統括するクジャン家の当主として登場する。<br />当初はラスタルと同じく組織内で発言力を強めていく[[マクギリス・ファリド|マクギリス]]に警戒心を抱いていたが、[[鉄華団]]と[[マクギリス]]の派遣した地球外縁統制統合艦隊との合同作戦にも横槍を入れる形で参戦。戦用のレギンレイズで出撃したが、[[ジュリエッタ・ジュリス|ジュリエッタ]]や[[三日月・オーガス|三日月]]、[[昭弘・アルトランド|昭弘]]達の活躍には遠く及ばず重要参考人である[[サンドバル・ロイター]]の身柄拘束の功も奪われてしまった。<br />その後、[[ガラン・モッサ]]の企てたアーブラウとSAUの紛争でもマクギリスの不行き届きを弾劾するが、[[ガルス・ボードウィン]]等がマクギリスを擁護したことで渋々引き下がらざるを得なかった。さらにマクギリスが極秘裏に火星圏に向かった際にはジャスレイからの情報でマクギリスがMAを倒し七星勲章を手に入れてセブンスターズの序列を変える事で謀反を企んでいるを決めつけて、MSで拘束に向かった。それによりむやみに[[MS]]を近付けてしまったためにエイハブ・ウェーブに反応したハシュマルを起動させ、[[鉄華団]]が主導する爆破作戦の足止めのための戦闘では、部下の仇を取る為に単独でハシュマルに挑むが、タイミングが悪くハシュマルの進路を変更させてしまい鉄華団の作戦を失敗させている。結果、避難の済んでいない農業プラントにハシュマルを招き入れた挙句にその場に居た多数の一般人を皆殺しにしてしまうという結果をもたらしてしてしまった。その後、自身の攻撃が無意味だったと知ると再びハシュマルに挑むが、これもタイミングが悪くハシュマルの移動速度を上げて鉄華団の作戦を妨害する形になってしまう。<br />鉄華団がハシュマルを撃破して以降は彼の火星での問題行動は他のセブンスターズの知る所となり、敬愛していたラスタルからも厳しく叱責されてしまう。だが、これが逆にイオク自信を後戻りできない状況に追い込んでしまい(ラスタルは「秩序を重んじるギャラルホルンとしての本質を見失うな」と釘を刺したに過ぎなかったが)、協力を申し出た[[ジャスレイ・ドノミコルス]]の甘言に乗せられてしまう事になる。<br />ジャスレイに乗せられたイオクは鉄華団の後ろ盾である[[タービンズ]]を潰すため、禁止兵器である『ダインスレイヴ』を利用。タービンズに禁止兵器運用の罪をでっち上げて摘発。挙句、そのダインスレイヴをタービンズの避難船に打ち込んで多くの構成員を虐殺してしまう。しかし戦闘中にも関わらずブリッジを収納していなかった怠慢さと[[ハンマーヘッド]]の撃ち上げた降伏信号を無視して虐殺を敢行したため、[[名瀬・タービン|名瀬]]と[[アミダ・アルカ|アミダ]]の命を賭した反撃を喰らって自軍の戦力をも削いでしまう結果となった。 |
− | :後にジャスレイが鉄華団に粛清された直後、マクギリス達の決起によってタービンズに働いた非道行為が白日の下に晒されてしまった。 | + | :後にジャスレイが鉄華団に粛清された直後、マクギリス達の決起によってタービンズに働いた非道行為が白日の下に晒されてしまった。度重なる失態により一時は謹慎処分を受けるも部下の嘆願によりマクギリスがクーデターを起こした際に復帰している。数々の失態とラスタルの叱責を経て、自らの血筋に甘えていた事を自覚し、火星圏へと逃亡したマクギリスに対してギャラルホルンを背負う者として力に執着した者の最後を見届ける為に追撃部隊に志願し、指揮権を持たない一般兵として参加する。鉄華団の本部を包囲し、マクギリスが包囲網を突破する為に出撃した際には相手が手を出すまで手を出せない為、友軍機がやられるのを黙って見ているしかない状況に自らがその役目を買って出てマクギリスのガンダム・バエルに武装を解除しながら突撃し、ガンダム・バエルに自身の機体を破壊させて攻撃の口実を作る役目を果たした。 |
| | | |
| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| === ギャラルホルン === | | === ギャラルホルン === |
| ;[[ラスタル・エリオン]] | | ;[[ラスタル・エリオン]] |
− | :アリアンロッドにおいて絶大な発言権を有するエリオン家当主。年長者であり、イオクとは親交もあるため全幅の信頼を置いている。 | + | :アリアンロッド艦隊司令官にしてエリオン家当主。年長者であり、イオクとは幼少期から親交もあるため全幅の信頼を置いている。 |
| ;[[ジュリエッタ・ジュリス]] | | ;[[ジュリエッタ・ジュリス]] |
− | :ラスタルの擁する秘蔵っ子であり、自身と同じ[[レギンレイズ]]のパイロット。イオクとは共に前線で戦う間柄であるが、性格の違いやパイロットとしての技量差もあって当のジュリエッタからは邪険にされている模様。 | + | :ラスタルの擁する秘蔵っ子であり、自身と同じ[[レギンレイズ]]のパイロット。イオクとは共に前線で戦う間柄であるが、彼には珍しく馬が合わずジュリエッタからは邪険にされている模様(ただし、ジュリエッタにはその自覚はない)。 |
| ;[[ヴィダール]] | | ;[[ヴィダール]] |
| :アリアンロッド艦隊が保有する謎の機体『[[ガンダム・ヴィダール]]』の専任パイロット。 | | :アリアンロッド艦隊が保有する謎の機体『[[ガンダム・ヴィダール]]』の専任パイロット。 |
38行目: |
40行目: |
| === テイワズ === | | === テイワズ === |
| ;[[ジャスレイ・ドノミコルス]] | | ;[[ジャスレイ・ドノミコルス]] |
− | :テイワズ幹部にして、クジャン家と繋がりのあるJPTトラストの代表取締役。組織内で台頭する鉄華団と後見人であるである[[名瀬・タービン|名瀬]]を出し抜くため、マクギリスの動向をリークした。自分にとって邪魔な存在であるタービンズと鉄華団、果てはマクマードさえも消す事を企んでおり、イオクとアリアンロッドを利用してそれらを一掃しようと画策している。 | + | :テイワズ幹部にして、クジャン家と繋がりのあるJPTトラストの代表取締役。組織内で台頭する鉄華団と後見人であるである[[名瀬・タービン|名瀬]]を出し抜くため、マクギリスの動向をリークした。自分にとって邪魔な存在であるタービンズと鉄華団、果てはマクマードさえも消す事を企んでおり、イオクとアリアンロッドを利用してそれらを一掃しようと画策している。彼の入れ知恵でタービンズを壊滅させた際には手書きの感謝状を送り、共闘して鉄華団を叩く算段になっていたが、マクマードとラスタルの間に取引が成立した事で部隊を送る事は無かった。 |
| | | |
| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
52行目: |
54行目: |
| :アリアンロッドが新たに開発した新型MS、レギンレイズのうち、イオク専用機として支給されたもの。せめて前線に出ないようにと長距離用のレールガンを備えた後方支援仕様にカスタマイズされているが、やたらと前線に出たがるイオクの性分もあって存分に活躍しているとは言い難い。 | | :アリアンロッドが新たに開発した新型MS、レギンレイズのうち、イオク専用機として支給されたもの。せめて前線に出ないようにと長距離用のレールガンを備えた後方支援仕様にカスタマイズされているが、やたらと前線に出たがるイオクの性分もあって存分に活躍しているとは言い難い。 |
| | | |
− | グレイズ(イオク機) | + | ;[[グレイズ(イオク機)]] |
− | | + | :イオク専用のグレイズ。 |
− | イオク専用のグレイズ。 | |