バーニィのビデオレター
バーニィのビデオレター[編集 | ソースを編集]
クリスマス作戦の開始前、バーニィがアルに宛てた、別れのメッセージを残したビデオレター。作戦開始前夜にジオン軍によるコロニーへの核攻撃に関する証拠品を収めた包みと共にアルへと手渡し、万が一作戦が失敗した時に見るよう伝えた。
ミーシャですら勝てなかった新型ガンダムとの戦いを前に死を覚悟しながらも、コロニーを救うべく自分の信念に従って戦う道を選んだ旨を語っており、戦いの結末も合わせて本作の泣き所となっている。
なお、バーニィは嘘を付く際に目を逸らすという癖が設定されており、ビデオレターのシーンではこの癖が意図的に盛り込まれている。そのため、バーニィのセリフと視線を意識すれば心情がより分かりやすくなっている。
内容[編集 | ソースを編集]
アル、いいかい、よく聞いてくれ
この包みの中には、俺の証言を収めたテープや、証拠の品が入っている
このコロニーが、核ミサイルの目標になった訳を、知る限り喋った
もし、俺が死んだら、これを警察に届けてくれ
大人が本当だと信じてくれたら、このコロニーは救われると思う
俺が直接、警察に自首しようかとも思ったんだが…、なんていうか……
そうするのが逃げるみたいに思えて
ここで戦うのをやめると、自分が自分でなくなるような……
連邦が憎いとか、隊長たちの仇を討ちたいとか、いうんじゃないんだ
上手く言えないけど、あいつと、ガンダムと戦ってみたくなったんだ
俺が兵士だからなのか、理由は自分でもよくわからない
アル、俺はたぶん死ぬだろうが
そのことで、連邦軍の兵士や、ガンダムのパイロットを恨んだりしないでくれ
彼らだって、俺と同じで自分がやるべきだと思った事をやってるだけなんだ
無理かもしれないけど、他人を恨んだり、自分の事を責めたりしないでくれ
これは俺の、最後の頼みだ
もし、運よく生き延びて戦争が終わったらさ、必ず、このコロニーに帰ってくるよ
会いに来る、約束だ
これでお別れだ、じゃあなアル
元気で暮らせよ!クリスによろしくな
登場作品[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- 第6話「ポケットの中の戦争」より。