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== シン・アスカ(Shinn Asuka) ==
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{{登場人物概要
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
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| 外国語表記 = Shinn Asuka
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| 登場作品 = [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| 声優 = 鈴村健一
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| デザイン = 平井久司
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
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*登場作品:[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
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{{登場人物概要
<!-- **続編、或いは個別作品に出演した作品のみ。 -->
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| タイトル  = プロフィール
<!-- ** -->
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| 種族 = [[コーディネイター]]
*声優:鈴村健一
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| 性別 = 男性
*種族・性別:[[コーディネイター]]・男
+
| 生年月日 = [[C.E.]]57年9月1日
*生年月日:C.E.57年9月1日
+
| 年齢 = 16歳
*年齢:16歳
+
| 没年月日 =
*身長:168cm
+
| 出身 = [[オーブ連合首長国]]
*体重:55kg
+
| 身長 = 168cm
*血液型:O型
+
| 体重 = 55kg
*所属:民間人→[[ザフト軍]]
+
| 血液型 = O型
*階級:
+
| 職業 = [[MS]]パイロット
*役職・称号など:[[MS]]パイロット、[[FAITH]]
+
| 所属 =
*主な搭乗機:[[インパルスガンダム]][[デスティニーガンダム]]
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| 所属組織 = 民間人 ⇒ [[ザフト軍]]
*キャラクターデザイン:
+
| 所属部隊 = [[ミネルバ]](後に特務隊[[FAITH]]
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| 称号 = ザフトレッド
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| 階級 =
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| 主な搭乗機 = [[インパルスガンダム]] [[デスティニーガンダム]]
 +
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
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[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]」の主人公。[[キラ・ヤマト]]、[[アスラン・ザラ]]に続く「[[機動戦士ガンダムSEED]]シリーズ」における「第3の主人公」に位置する。
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== 概要 ==
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[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の主人公。[[キラ・ヤマト]]、[[アスラン・ザラ]]に続く「[[機動戦士ガンダムSEED]]シリーズ」における「第3の主人公」に位置する。
    
人種は[[コーディネイター]]であり、人種を問わず、法さえ守れれば国民となれる[[オーブ連合首長国]]で平和に暮らしていた。両親と妹の4人家族。
 
人種は[[コーディネイター]]であり、人種を問わず、法さえ守れれば国民となれる[[オーブ連合首長国]]で平和に暮らしていた。両親と妹の4人家族。
 
彼自身述懐しているように、当時は「遠い世界の戦争の話より、テレビゲームの発売日が気になるような」普通の少年だった。コーディネーターの意識としてはあくまでも「病気などに悩まされるよりは生まれる前から耐性があればいい」というレベルでしか考えておらず、ナチュラルへの特権意識や敵愾心は持っていなかったようだ。
 
彼自身述懐しているように、当時は「遠い世界の戦争の話より、テレビゲームの発売日が気になるような」普通の少年だった。コーディネーターの意識としてはあくまでも「病気などに悩まされるよりは生まれる前から耐性があればいい」というレベルでしか考えておらず、ナチュラルへの特権意識や敵愾心は持っていなかったようだ。
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しかし[[C.E.]]71年の[[地球連合軍]]による[[オーブ解放作戦|オーブ侵攻]]で、家族と共に避難艇に向かっている最中、妹[[マユ・アスカ|マユ]]の落とした携帯を拾おうと家族から離れた瞬間に[[フリーダムガンダム|フリーダム]]と[[カラミティガンダム|カラミティ]]の戦闘に巻き込まれて家族を失う。(但し、映像的にはフリーダムとカラミティが互いに砲撃を行った直後に起きた爆風で家族は死んでいるだけで、両機の戦闘が直接原因かどうかは不明)。その時の絶望と哀しみ、戦争の諸悪への激しい怒りが、彼の行動の機軸となる。<br />家族を失った後は、[[トダカ]]の勧めで[[プラント]]へ移住した。家族を失い、戦争を憎む執念が原動力となり、優秀な成績でアカデミーを卒業。晴れて[[ザフト軍]]に入隊、エリート集団「赤服」の一員となる。そして、新型[[モビルスーツ]]・[[インパルスガンダム|インパルス]]を駆り、活躍する事になる。
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しかし[[C.E.]]71年の[[地球連合軍]]による[[オーブ解放作戦|オーブ侵攻]]で、家族と共に避難艇に向かっている最中、妹[[マユ・アスカ|マユ]]の落とした携帯を拾おうと家族から離れた瞬間に[[フリーダムガンダム|フリーダム]]と[[カラミティガンダム|カラミティ]]の戦闘に巻き込まれて家族を失う。(但し、映像的にはフリーダムとカラミティが互いに砲撃を行った直後に起きた爆風で家族は死んでいるだけで、両機の戦闘が直接原因かどうかは不明)。その時の絶望と哀しみ、戦争の諸悪への激しい怒りが、彼の行動の機軸となる。
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パイロットとしての技量は、エリートとはいえまだ新米ということもあり、アスランやキラ、イザークなど前作から引き続き登場するキャラと比べると劣り、劇中序盤はさしたる戦果を挙げられなかった。しかし中盤に[[S.E.E.D.]]能力が覚醒して以降は目覚ましい成長を遂げる。特に目覚しい戦果としては、無敵を誇っていたフリーダムをインパルスのドッキングシステムを利用して撃破した事や、[[デストロイガンダム|デストロイ]]との戦闘で素早く反応して格闘戦に持ち込み、単独で3機、レイやルナマリアと協力して1機の計4機を撃破した事などが挙げられる。<br />射撃よりは格闘を好み、万能機である[[デスティニーガンダム|デスティニー]]でも積極的に格闘戦を仕掛けていた。<br />拳銃射撃は日頃からレイと共に訓練しているが、最終的に銃口を向ける相手が居なかったので生かされなかった。
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家族を失った後は、[[トダカ]]の勧めで[[プラント]]へ移住した。家族を失い、戦争を憎む執念が原動力となり、優秀な成績でアカデミーを卒業。晴れて[[ザフト軍]]に入隊、エリート集団「赤服」の一員となる。そして、新型[[モビルスーツ]]・[[インパルスガンダム|インパルス]]を駆り、活躍する事になる。
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パイロットとしての技量は、エリートとはいえまだ新米ということもあり、アスランやキラ、イザークなど前作から引き続き登場するキャラと比べると劣り、劇中序盤はさしたる戦果を挙げられなかった。しかし中盤に[[S.E.E.D.]]能力が覚醒して以降は目覚ましい成長を遂げる。特に目覚しい戦果としては、無敵を誇っていたフリーダムをインパルスのドッキングシステムを利用して撃破した事や、[[デストロイガンダム|デストロイ]]との戦闘で素早く反応して格闘戦に持ち込み、単独で3機、レイやルナマリアと協力して1機の計4機を撃破した事などが挙げられる。射撃よりは格闘を好み、万能機である[[デスティニーガンダム|デスティニー]]でも積極的に格闘戦を仕掛けていた。拳銃射撃は日頃からレイと共に訓練しているが、最終的に銃口を向ける相手が居なかったので生かされなかった。
    
ガンダムシリーズではOVAを除けば最初から軍人である唯一の主人公である。しかし終盤においては、軍人であり続けた事が悲劇に繋がったと言える。また歴代のガンダム主人公達が戦いの中で多くの人間に出会って成長していった事に比べると、彼自身は良き大人との出会いに恵まれず、人間的な成長の描写が乏しかったことが挙げられる
 
ガンダムシリーズではOVAを除けば最初から軍人である唯一の主人公である。しかし終盤においては、軍人であり続けた事が悲劇に繋がったと言える。また歴代のガンダム主人公達が戦いの中で多くの人間に出会って成長していった事に比べると、彼自身は良き大人との出会いに恵まれず、人間的な成長の描写が乏しかったことが挙げられる
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彼の「主人公」としての扱いは各メディアによって大きく違い、TV版、漫画版、小説版のいずれの作品も最後は敗北という結末を迎えるものの、そこに至るまでの描写や表現が異なっている。
 
彼の「主人公」としての扱いは各メディアによって大きく違い、TV版、漫画版、小説版のいずれの作品も最後は敗北という結末を迎えるものの、そこに至るまでの描写や表現が異なっている。
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ボンボン版(執筆した作家の高山瑞穂から高山版とも言われる)の評価は特に高く、シン・アスカを最後の最後まで主人公として描いた本作は高山氏が、「作家生命を賭けてでも描き切る」とまで発言したという逸話があるほど。<br/>かつての自分を投影し、戦いをやめさせようとするアスランに対し、それを理解しながらも自分自身の信念を持って対峙する。激闘の末敗れたシンは、それでも生きている限りは前に進み続けるという、敗北の苦味と未来へ歩み行く希望を含ませて終わる。
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ボンボン版(執筆した作家の高山瑞穂から高山版とも言われる)の評価は特に高く、シン・アスカを最後の最後まで主人公として描いた本作は高山氏が、「作家生命を賭けてでも描き切る」とまで発言したという逸話があるほど。かつての自分を投影し、戦いをやめさせようとするアスランに対し、それを理解しながらも自分自身の信念を持って対峙する。激闘の末敗れたシンは、それでも生きている限りは前に進み続けるという、敗北の苦味と未来へ歩み行く希望を含ませて終わる。
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久織ちまき氏の『THE EDGE』版も高山版に匹敵するほどの人気を誇る。「アスランからの視点で物語を見る」というコンセプトではあるが、アスランがシンに対して抱く感情とシンの感情の衝突を通じてシンというキャラクターを伝える、という描かれ方をされている。<br/>絶望の感情に満ちて力に傾倒し、アスランと一進一退の攻防を繰り広げるも敗北。月面に墜落した後の顔に明るさは無かったものの、力の呪縛から一時的に解き放たれて、必死に希望を掴もうとする表情のシンが立ち上がった所で彼のパートは終了となる。<br/>後にアスラン以外の様々な主要メンバーの視点で補完したオムニバス『THE EDGE Desire』も追加され、そこでは士官学校時代のシンも描かれている。
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久織ちまき氏の『THE EDGE』版も高山版に匹敵するほどの人気を誇る。「アスランからの視点で物語を見る」というコンセプトではあるが、アスランがシンに対して抱く感情とシンの感情の衝突を通じてシンというキャラクターを伝える、という描かれ方をされている。絶望の感情に満ちて力に傾倒し、アスランと一進一退の攻防を繰り広げるも敗北。月面に墜落した後の顔に明るさは無かったものの、力の呪縛から一時的に解き放たれて、必死に希望を掴もうとする表情のシンが立ち上がった所で彼のパートは終了となる。後にアスラン以外の様々な主要メンバーの視点で補完したオムニバス『THE EDGE Desire』も追加され、そこでは士官学校時代のシンも描かれている。
    
小説版では、ステラを助ける為に連合へ送った事で起きたデストロイの被害(ステラを返さなかったとしても、スティングが搭乗したであろうが)、アスランを撃墜した後の精神の不安定さ、そして最後のレイとの会話等、様々な部分が書き足されている。
 
小説版では、ステラを助ける為に連合へ送った事で起きたデストロイの被害(ステラを返さなかったとしても、スティングが搭乗したであろうが)、アスランを撃墜した後の精神の不安定さ、そして最後のレイとの会話等、様々な部分が書き足されている。
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TV版では、序盤ではカガリ関連を除けば口や態度がちょっと悪いが仲間思いな少年として描かれていたものの、中盤以降になって過激で物騒な発言や、自己中心的・身勝手な行動がだんだんと増えていき、視聴者に悪い印象を与えていくようになっていく。一部では「ストーリーの都合で、視聴者に嫌われるような演出になったのではないか?」と推察されている。<br/>家族を失った事による怒りや憎しみによる「負の要素」からの人間関係のもつれ・視野狭窄故に周囲が見えてない事などから、視聴者には主人公として悪いイメージが付きまとった。これは彼の人間的未熟さに起因するものではあるが、残念ながらそれを導いてやれる人物に恵まれなかった。
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TV版では、序盤ではカガリ関連を除けば口や態度がちょっと悪いが仲間思いな少年として描かれていたものの、中盤以降になって過激で物騒な発言や、自己中心的・身勝手な行動がだんだんと増えていき、視聴者に悪い印象を与えていくようになっていく。一部では「ストーリーの都合で、視聴者に嫌われるような演出になったのではないか?」と推察されている。家族を失った事による怒りや憎しみによる「負の要素」からの人間関係のもつれ・視野狭窄故に周囲が見えてない事などから、視聴者には主人公として悪いイメージが付きまとった。これは彼の人間的未熟さに起因するものではあるが、残念ながらそれを導いてやれる人物に恵まれなかった。
    
シンの声優を担当した鈴村氏は、キラやアスランなどのシンが反目するキャラクターを好きな視聴者から「キラと対立するから嫌い」「アスランの言う事を聞かないから嫌い」等の批判の手紙が送られてきたということもあってか「シンの人格を理解したうえで彼を嫌ってくれるなら嫌いでいいですし、役者冥利に尽きます。しかし、折角各キャラクターを多面的に見られるアニメという媒体で、デュランダル議長に与するから、キラやアスランの敵だからという'''記号的な理由でシンを嫌う'''のはどうなのでしょうか?(意訳)」との感想を小説版第4巻のあとがきに綴っており、シン自体は嫌われてもしょうがないキャラクターである事は理解しながらも、その嫌われる理由に対しては問題提起をしていた。
 
シンの声優を担当した鈴村氏は、キラやアスランなどのシンが反目するキャラクターを好きな視聴者から「キラと対立するから嫌い」「アスランの言う事を聞かないから嫌い」等の批判の手紙が送られてきたということもあってか「シンの人格を理解したうえで彼を嫌ってくれるなら嫌いでいいですし、役者冥利に尽きます。しかし、折角各キャラクターを多面的に見られるアニメという媒体で、デュランダル議長に与するから、キラやアスランの敵だからという'''記号的な理由でシンを嫌う'''のはどうなのでしょうか?(意訳)」との感想を小説版第4巻のあとがきに綴っており、シン自体は嫌われてもしょうがないキャラクターである事は理解しながらも、その嫌われる理由に対しては問題提起をしていた。
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 +
=== 家族 ===
 +
;[[マユ・アスカ]]
 +
:実妹。シンにとって可愛い妹であったが、オーブで戦闘が行われた際、フリーダムとカラミティの砲撃に巻き込まれて死亡。シンはマユの落とした携帯電話を拾いに行ったために砲撃に巻き込まれずに済んだ。シンは彼女の遺品である携帯電話を大切に保管しており、留守録に吹き込まれたマユの肉声を聞いている描写があった。また『THE EDGE Desire』においては、士官学校の同期にその携帯を見つけられただけでシンがヒステリックな反応を示すシーンがあり、心の傷の深さを改めて読者に訴えかけている。ちなみにマユの担当声優は後にシンと恋仲になるルナマリアと同じ坂本真綾氏。声が似ているというのは付き合ったことには関係ない…はず。
 +
 +
=== ザフト ===
 
;[[ルナマリア・ホーク]]
 
;[[ルナマリア・ホーク]]
:士官学校からの友人。シンにとっては数少ない、うち解け合う関係に。<br/>ストーリー中盤でシンが彼女の妹である[[メイリン・ホーク|メイリン]]をアスラン討伐に巻き込む形で撃墜してしまい、彼女に涙ながらに責められる。しかし、シンもまた妹を失っており、自分が受けた悲しみを生むことを、自分自身が行ったことを後悔し、傷ついていることを感じ取ったルナマリアは彼を許し、戦争が原因で肉親を失ったトラウマを共有することで恋仲に近い関係になった。<br/>最終話では撃墜されたシンを介抱し、陥落するメサイアを目前にしつつ、共に涙を流した。
+
:士官学校からの友人。シンにとっては数少ない、うち解け合う関係に。ストーリー中盤でシンが彼女の妹である[[メイリン・ホーク|メイリン]]をアスラン討伐に巻き込む形で撃墜してしまい、彼女に涙ながらに責められる。しかし、シンもまた妹を失っており、自分が受けた悲しみを生むことを、自分自身が行ったことを後悔し、傷ついていることを感じ取ったルナマリアは彼を許し、戦争が原因で肉親を失ったトラウマを共有することで恋仲に近い関係になった。最終話では撃墜されたシンを介抱し、陥落するメサイアを目前にしつつ、共に涙を流した。
 
;[[レイ・ザ・バレル]]
 
;[[レイ・ザ・バレル]]
:士官学校からの友人。のちにシンに自分の過去を打ち明ける。<br/>アニメではシンを利用する悪役のような面が目立ったが、小説版ではシンを親友と思いつつも利用しなければならないレイの心の葛藤が描かれ、メサイア陥落後に自分を助けるためにインパルスで駆けつけたシンとルナマリアに遺言を託した。
+
:士官学校からの友人。のちにシンに自分の過去を打ち明ける。アニメではシンを利用する悪役のような面が目立ったが、小説版ではシンを親友と思いつつも利用しなければならないレイの心の葛藤が描かれ、メサイア陥落後に自分を助けるためにインパルスで駆けつけたシンとルナマリアに遺言を託した。
 
;[[アスラン・ザラ]]
 
;[[アスラン・ザラ]]
:直属の上官で作戦指揮官。常にそりが合わず衝突していて、後に引導を渡される形となってしまった。シンは本気で彼のことを尊敬しており、だからこそ毅然たる「ヒーロー」として振舞ってくれない彼に苛立ちをぶつけてしまっていたことも原因である。何かと挑発してみたり、突っかかってみたりしたのはそのため。後に彼と対峙する時の極端な怒りの感情の中にも逡巡が見え隠れする。これは、彼の故郷である[[オーブ連合首長国]]が「非戦争」を貫くとしながらも結局は戦いに巻き込まれ、結果、シンは家族を目の前で失うという「裏切り」にあったためである。シンがアスランを尊敬もし、信頼していたからこそ「裏切られた」と感じたことが(実際裏切りではあるが)反動となったことが理由といえる。<br/>シンがアスランを一人の人間として受け入れられるだけの度量を持っておらず、人間的に未熟だったこともあるが、アスランもまたシンを受け入れてやれるだけの大きさがなかった。本来ならば、その間を取り持つのが[[ハイネ・ヴェステンフルス]]であったのだろうか。
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:直属の上官で作戦指揮官。常にそりが合わず衝突していて、後に引導を渡される形となってしまった。シンは本気で彼のことを尊敬しており、だからこそ毅然たる「ヒーロー」として振舞ってくれない彼に苛立ちをぶつけてしまっていたことも原因である。何かと挑発してみたり、突っかかってみたりしたのはそのため。後に彼と対峙する時の極端な怒りの感情の中にも逡巡が見え隠れする。これは、彼の故郷である[[オーブ連合首長国]]が「非戦争」を貫くとしながらも結局は戦いに巻き込まれ、結果、シンは家族を目の前で失うという「裏切り」にあったためである。シンがアスランを尊敬もし、信頼していたからこそ「裏切られた」と感じたことが(実際裏切りではあるが)反動となったことが理由といえる。シンがアスランを一人の人間として受け入れられるだけの度量を持っておらず、人間的に未熟だったこともあるが、アスランもまたシンを受け入れてやれるだけの大きさがなかった。本来ならば、その間を取り持つのが[[ハイネ・ヴェステンフルス]]であったのだろうか。
 +
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]
 +
:上官。ハイネの性格によりアスランと少しは打ち解けるきっかけとなるが、ダーダネルス海峡での戦闘で戦死している。
 +
;[[ギルバート・デュランダル]]
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:シンをインパルス、デスティニーのパイロットに任じた最高評議会議長。後に[[FAITH]]の権限を与え、メサイア攻防戦に至るまで彼を重用している。
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=== ファントムペイン ===
 
;[[ステラ・ルーシェ]]
 
;[[ステラ・ルーシェ]]
:[[ファントムペイン]]所属のパイロットで[[エクステンデッド]]の少女。第1話でシンが偶然胸を触ってしまう。その後ディオキアの海で溺れた際に助けられたことが切っ掛けで惹かれ合う。<br/>最初は溺れる原因となったステラの行動に怒ったシンであったが、無意識にステラのブロックワードである「死」を口走ってしまい、錯乱した彼女を『戦争でトラウマを負った少女』と誤解して必死に宥め、その後も優しく接していた。このシチュエーションはアスランとカガリが初めて出会った時と似ている。<br/>何気なく再会を約束した両者であったが、皮肉にも戦場で敵として遭遇してしまう。シンはステラを戦場から引き離すために奔走したが、結局ステラは戦場から逃れられず、乗機であったデストロイを脅威と感じたキラに機体を大破させられた時の怪我により絶命。その死はシンの今後に暗い影を落とした。<br/>最終回では月面に墜落し一時気を失っていたシンの精神世界に魂となった彼女が現れ、明日への希望をシンに語った。<br/>なお、最終回の描写は前作『SEED』では魂となってキラに語りかけた[[フレイ・アルスター]]との対比となっている。敗れたシンにはステラの声が届いていたが、勝利するキラにはフレイの声が届いていなかったという興味深い違いがある。<br/>鈴村氏はシンとステラの関係について「ステラは恋人というより戦争を感じさせる人間」と述べている。(恋人として死にゆく彼女に寄り添うよりも'''一人の人間として生きていてほしい'''という願いを最優先したから、ステラを[[ネオ・ロアノーク|ネオ]]の下へと帰した。恋愛とは人間関係の一つの形だが決して最上級のものではなく、シンとステラの間にはもっと大きな繋がりがあると考えて演技した、とも述べている。)
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:[[ファントムペイン]]所属のパイロットで[[エクステンデッド]]の少女。第1話でシンが偶然胸を触ってしまう。その後ディオキアの海で溺れた際に助けられたことが切っ掛けで惹かれ合う。最初は溺れる原因となったステラの行動に怒ったシンであったが、無意識にステラのブロックワードである「死」を口走ってしまい、錯乱した彼女を『戦争でトラウマを負った少女』と誤解して必死に宥め、その後も優しく接していた。このシチュエーションはアスランとカガリが初めて出会った時と似ている。何気なく再会を約束した両者であったが、皮肉にも戦場で敵として遭遇してしまう。シンはステラを戦場から引き離すために奔走したが、結局ステラは戦場から逃れられず、乗機であったデストロイを脅威と感じたキラに機体を大破させられた時の怪我により絶命。その死はシンの今後に暗い影を落とした。最終回では月面に墜落し一時気を失っていたシンの精神世界に魂となった彼女が現れ、明日への希望をシンに語った。なお、最終回の描写は前作『SEED』では魂となってキラに語りかけた[[フレイ・アルスター]]との対比となっている。敗れたシンにはステラの声が届いていたが、勝利するキラにはフレイの声が届いていなかったという興味深い違いがある。鈴村氏はシンとステラの関係について「ステラは恋人というより戦争を感じさせる人間」と述べている。(恋人として死にゆく彼女に寄り添うよりも'''一人の人間として生きていてほしい'''という願いを最優先したから、ステラを[[ネオ・ロアノーク|ネオ]]の下へと帰した。恋愛とは人間関係の一つの形だが決して最上級のものではなく、シンとステラの間にはもっと大きな繋がりがあると考えて演技した、とも述べている。)
 +
 
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=== オーブ ===
 
;[[キラ・ヤマト]]
 
;[[キラ・ヤマト]]
:[[フリーダムガンダム|フリーダム]]のパイロットで、シンにとってはステラの仇。ただ、キラ本人が仇と知るのは「機動戦士ガンダムSEED DESTINY FINAL PLUS ~選ばれた未来~」の中で、アスランがキラをフリーダムのパイロットとして紹介した時である。<br />キラが「一緒に戦おう」と語りかけると、シンは涙ながらに「はい」と答え、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」は本当のエンディングを迎えるのであった。
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:[[フリーダムガンダム|フリーダム]]のパイロットで、シンにとってはステラの仇。ただ、キラ本人が仇と知るのは「機動戦士ガンダムSEED DESTINY FINAL PLUS ~選ばれた未来~」の中で、アスランがキラをフリーダムのパイロットとして紹介した時である。キラが「一緒に戦おう」と語りかけると、シンは涙ながらに「はい」と答え、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」は本当のエンディングを迎えるのであった。
;[[マユ・アスカ]]
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:実妹。シンにとって可愛い妹であったが、オーブで戦闘が行われた際、フリーダムとカラミティの砲撃に巻き込まれて死亡。シンはマユの落とした携帯電話を拾いに行ったために砲撃に巻き込まれずに済んだ。<br/>シンは彼女の遺品である携帯電話を大切に保管しており、留守録に吹き込まれたマユの肉声を聞いている描写があった。また『THE EDGE Desire』においては、士官学校の同期にその携帯を見つけられただけでシンがヒステリックな反応を示すシーンがあり、心の傷の深さを改めて読者に訴えかけている。<br/>ちなみにマユの担当声優は後にシンと恋仲になるルナマリアと同じ坂本真綾氏。声が似ているというのは付き合ったことには関係ない…はず。
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;[[ギルバート・デュランダル]]
  −
:シンをインパルス、デスティニーのパイロットに任じた最高評議会議長。後に[[FAITH]]の権限を与え、メサイア攻防戦に至るまで彼を重用している。
   
;[[トダカ]]
 
;[[トダカ]]
 
:オーブ軍一佐。オーブ解放戦の時に家族を失ったばかりのシンを保護し、プラントへの移住を進めた。しかし、後のクレタ島沖海戦の時に皮肉にもシンの手によって命を失っている。
 
:オーブ軍一佐。オーブ解放戦の時に家族を失ったばかりのシンを保護し、プラントへの移住を進めた。しかし、後のクレタ島沖海戦の時に皮肉にもシンの手によって命を失っている。
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]
  −
:上官。ハイネの性格によりアスランと少しは打ち解けるきっかけとなるが、ダーダネルス海峡での戦闘で戦死している。
      
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
<!-- :台詞:説明 -->
 
<!-- :台詞:説明 -->
 
=== TV版 ===
 
=== TV版 ===
;「何でこんな事…また戦争がしたいのか、アンタ達は!?」
+
;「何でこんな事…また戦争がしたいのか!アンタ達は!!」
 
:記念すべき1話で登場。1話における彼の出番自体が少なく、番組終了間際に飛び出た台詞から各所で話題を呼んだ。
 
:記念すべき1話で登場。1話における彼の出番自体が少なく、番組終了間際に飛び出た台詞から各所で話題を呼んだ。
 
;「さすが奇麗事はアスハのお家芸だな!」」
 
;「さすが奇麗事はアスハのお家芸だな!」」
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;「なんで議長までチェックしてるんだぁぁぁ!」
 
;「なんで議長までチェックしてるんだぁぁぁ!」
 
:フレッツCMより。デュランダルにCMで「CMの方が喋ってる」と揶揄される。あながち間違っていない?
 
:フレッツCMより。デュランダルにCMで「CMの方が喋ってる」と揶揄される。あながち間違っていない?
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== 搭乗機体・関連機体 ==
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;[[インパルスガンダム]]
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:前半の搭乗機。
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;[[デスティニーガンダム]]
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:後半の搭乗機。
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<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
<!-- *<amazon>B000BUNV78</amazon> -->
 
<!-- *<amazon>B000BUNV78</amazon> -->
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== 話題まとめ ==
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<!-- *[[namazu:シン・アスカ]] (全文検索結果) -->
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== 資料リンク ==
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<!-- *[[一覧:シン・アスカ]] -->
      
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
 +
 +
<!-- == 脚注 == -->
 +
<!-- <references /> -->
 +
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 +
{{DEFAULTSORT:しん あすか}}
 +
[[Category:登場人物さ行]]
 +
[[Category:機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
 +
<!-- DEFAULTSORTとCategoryを元に、各カテゴリページに表示・自動整列されます。 -->

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