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410 バイト追加 、 2020年6月1日 (月) 22:11
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Ζガンダムの性能は(ピーキーすぎる物ではあったが)折り紙つきであり、カラバが量産機として[[Ζプラス]]シリーズを開発し、後に地球連邦軍の一部でも正式採用されて様々なバリエーション機が少数ながらも製造・運用された。本機は、そのΖプラスシリーズの中でもコストダウンを目指した(本体の変形機構を簡略化し、着脱式の大型バックパックを使用して変形する)R型から発展、製造された機体である。
 
Ζガンダムの性能は(ピーキーすぎる物ではあったが)折り紙つきであり、カラバが量産機として[[Ζプラス]]シリーズを開発し、後に地球連邦軍の一部でも正式採用されて様々なバリエーション機が少数ながらも製造・運用された。本機は、そのΖプラスシリーズの中でもコストダウンを目指した(本体の変形機構を簡略化し、着脱式の大型バックパックを使用して変形する)R型から発展、製造された機体である。
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本機はΖガンダムのMS形態での優秀さを受け継ぎ、宇宙戦闘機形態を採るためにはオプションパーツ「バック・ウェポン・システム(BMS)」を装備する事が必要となっている。このシステムは飛行能力と攻撃力増強を目的とし、機動兵器としての火力や推力面を追及し、かつ可変機構を持つMSと比べてコストダウンを目指したものである。これに搭載されている武装の火力は非常に高く、一斉射撃時は巡洋艦クラスを一撃で沈める事ができる。
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本機はΖガンダムのMS形態での優秀さを受け継ぎ、航宙戦闘機形態を採るためにはオプションパーツ「バック・ウェポン・システム(BMS)」を装備する事が必要となっている。このシステムは飛行能力と攻撃力増強を目的とし、機動兵器としての火力や推力面を追及し、かつ可変機構を持つMSと比べてコストダウンを目指したものである。これに搭載されている武装の火力は非常に高く、一斉射撃時は巡洋艦クラスを一撃で沈める事ができる。中央部に主砲のメガビームキャノンを有し左右一対二門のビームキャノンを有する構成は[[メタス改]]の機首ユニットとΖプラスのWR形態を折衷し開発された物と思われる。
    
BWSは出撃時に装着し、戦闘空域までの[[サブ・フライト・システム]]としての本体の運搬、戦闘空域到達後は火力による前線突破の後はパージしMS形態での通常戦闘に移行するという戦術を採る。その為BWSによる変形は典型的な不可逆変形システムとなっている。
 
BWSは出撃時に装着し、戦闘空域までの[[サブ・フライト・システム]]としての本体の運搬、戦闘空域到達後は火力による前線突破の後はパージしMS形態での通常戦闘に移行するという戦術を採る。その為BWSによる変形は典型的な不可逆変形システムとなっている。
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上記の戦術により、MS形態に移行後は出撃中のBWS再装着は想定されていない本機の運用自体は弊害は存在しないと言えるが、着脱したBWSも回収と再利用が事実上は可能であっても、実際には戦闘で破壊されて再利用不可能な場合が多く、結果としてコストダウンには繋がらないものであった。この為、正式な量産にはいたらず、少数が生産・配備されるに留まっている。
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上記の戦術により、MS形態に移行後は出撃中のBWS再装着は想定されていない本機の運用自体は弊害は存在しないと言えるが、着脱したBWSも回収と再利用が事実上は可能であっても、実際には戦闘で破壊されて再利用不可能な場合が多く、結果としてコストダウンには繋がらないものであった。この為、正式な量産には至らず、試験運用を目的とした少数が生産・配備されるに留まっている。
    
なお、MS⇔WRという可逆変形を達成した[[リ・ガズィ・カスタム]]という発展型が当機の上位機として存在する。オリジナルであるΖガンダム(や他のΖプラスシリーズ)よりは変形機構が簡略化されているとはいえ、コストダウンを目標に製造された簡易変形機の筈が完全変形機に戻される事になるのは本末転倒であり、皮肉であると言わざるを得ない。
 
なお、MS⇔WRという可逆変形を達成した[[リ・ガズィ・カスタム]]という発展型が当機の上位機として存在する。オリジナルであるΖガンダム(や他のΖプラスシリーズ)よりは変形機構が簡略化されているとはいえ、コストダウンを目標に製造された簡易変形機の筈が完全変形機に戻される事になるのは本末転倒であり、皮肉であると言わざるを得ない。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
<!-- :作品名:説明 -->
   
;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
 
;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
 
:[[Ζガンダム]]の配備を申請した[[アムロ・レイ]]に対し、ロンド・ベルの戦力増強を望まない軍上層部の判断で代わりに配備された。
 
:[[Ζガンダム]]の配備を申請した[[アムロ・レイ]]に対し、ロンド・ベルの戦力増強を望まない軍上層部の判断で代わりに配備された。
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:2連装式のグレネードランチャー。両腕に1門ずつ内蔵。
 
:2連装式のグレネードランチャー。両腕に1門ずつ内蔵。
 
;ビーム・サーベル
 
;ビーム・サーベル
:バックパックに2基装備。エネルギー消費を抑えるため、斬撃直前にビーム刃を展開するリミッターが設けられている他、ビーム刃を扁平に展開できるよう、ビーム発生器先端が横長に伸びた独自の形状になっている。
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:バックパックに2基装備。エネルギー消費を抑えるため、斬撃直前にビーム刃を展開するリミッターが設けられている他、ビーム刃を扁平に展開できるよう、ビーム発生器先端が十字鍔状に横長に展張する独自の形状になっている。
 
;ビーム・ライフル
 
;ビーム・ライフル
 
:手持ちの中口径ライフル。[[エネルギーCAP]]式を採用しており、マガジンに相当する部分は「メガ・エネルギーパック」の呼称を持つ。
 
:手持ちの中口径ライフル。[[エネルギーCAP]]式を採用しており、マガジンに相当する部分は「メガ・エネルギーパック」の呼称を持つ。
 
;シールド
 
;シールド
:防御用の実体盾。裏側にビーム・ライフルをマウント可能。BWS装備時には下部に装備されている。
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:防御用の実体盾。裏側にビーム・ライフルをマウント可能。BWS装備時には機体を保護する様に下部に装着されている。
 
:;ミサイルランチャー
 
:;ミサイルランチャー
 
::シールド内側上部に3基装備。BWS装備時に使用可能。
 
::シールド内側上部に3基装備。BWS装備時に使用可能。
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==== バック・ウェポン・システム側 ====
 
==== バック・ウェポン・システム側 ====
 
;ビームキャノン
 
;ビームキャノン
:上部に2門装備。
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:上部に左右一対2門装備。
 
;メガビームキャノン
 
;メガビームキャノン
 
:機首の先端に1門内蔵。
 
:機首の先端に1門内蔵。
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;[[Ζガンダム]]
 
;[[Ζガンダム]]
 
:本機を開発する元となった機体。
 
:本機を開発する元となった機体。
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;[[Ζプラス]]
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:本機と同じく[[Ζガンダム]]の量産機として開発された機体。
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;[[ΖプラスR型]]
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:本機のBWSの評価試験機かつ原型機。
 
;[[ΖII]]
 
;[[ΖII]]
:本機と同じく[[Ζガンダム]]の量産機として開発された。[[メタス]]の変形機構を導入し、自由な変形と低コスト化を両立し、一定の評価を得たが、量産化されていない。
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:Ζプラスと同じく[[Ζガンダム]]の量産機として開発された機体。[[メタス]]の変形機構を導入し、自由な変形と低コスト化を両立し、一定の評価を得たが、量産化されていない。
 
;[[リゼル]]
 
;[[リゼル]]
:[[ΖII]]のコンセプトに、[[ジェガン]]の部品を共有することで量産化に成功した。
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:[[ΖII]]のコンセプトに、[[ジェガン]]の部品を共有することで量産化に成功した派生機。
;[[Ζプラス|ΖプラスR型]]
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:本機のBWSの評価試験機。
   
;[[νガンダム]]
 
;[[νガンダム]]
 
:この機体の設計には、アムロがリ・ガズィに搭乗していた頃の経験も活かされている。
 
:この機体の設計には、アムロがリ・ガズィに搭乗していた頃の経験も活かされている。
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