21行目: |
21行目: |
| 軌道エレベーター事件では、その確執から軍を裏切ったと誤解し、父セルゲイを何のためらいもなく殺してしまった。だが、最終決戦で撃墜され、戦場を漂っていた彼は「自分に対して何も言ってはくれなかった」という持論に対して、[[ソーマ・ピーリス|マリー]]から「セルゲイの事を理解しようともしなかった」と目を逸らしていた過ちを指摘され慟哭している。その後、過ちに気付いた彼は、両親の意思を継いで軍人として市民を守る事を誓っている。 | | 軌道エレベーター事件では、その確執から軍を裏切ったと誤解し、父セルゲイを何のためらいもなく殺してしまった。だが、最終決戦で撃墜され、戦場を漂っていた彼は「自分に対して何も言ってはくれなかった」という持論に対して、[[ソーマ・ピーリス|マリー]]から「セルゲイの事を理解しようともしなかった」と目を逸らしていた過ちを指摘され慟哭している。その後、過ちに気付いた彼は、両親の意思を継いで軍人として市民を守る事を誓っている。 |
| | | |
− | [[ルイス・ハレヴィ]]に一目惚れし何度かアプローチを試みたり、パイロットを止めるよう説得したりしたが、何れも失敗に終わった。殆ど眼中にないどころか、鬱陶しがられていた節もあったが、彼が撃墜された(と思われた)時には、[[ルイス・ハレヴィ|ルイス]]が怒りを露にするなど、少なくともどうでもいい人ではなかったようである。 | + | [[ルイス・ハレヴィ]]に一目惚れし何度かアプローチを試みたり、パイロットを止めるよう説得したりしたが、いずれも失敗に終わった。異性として見られないどころか鬱陶しがられていた節もあったが、彼が撃墜された(と思われた)時には、[[ルイス・ハレヴィ|ルイス]]が怒りを露にするなど、少なくともどうでもいい人ではなかったようである。 |
| | | |
− | 登場当初は00の中でも屈指の人格者の父、セルゲイを憎み否定的な発言も多く、勝手な思い込みからセルゲイを殺すなどして視聴者からは嫌われていたが、劇場版の最後で見直した視聴者も多いと思われる。良くも悪くも真っ直ぐ過ぎるのである。
| + | 登場当初は00の中でも屈指の人格者の父セルゲイに対して否定的な発言が目立ち、勝手な思い込みからセルゲイを殺してしまったことから嫌う視聴者が多かったが、劇場版の最期のシーンで「見直した」「彼に泣かされるとは…」と彼を評価し直す視聴者もまた多かった。良くも悪くも真っ直ぐ過ぎるのである。 |
| | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
29行目: |
29行目: |
| :2ndから登場。アロウズの一員としてソレスタルビーイングと対峙する。 | | :2ndから登場。アロウズの一員としてソレスタルビーイングと対峙する。 |
| ;[[劇場版 機動戦士ガンダム00]] | | ;[[劇場版 機動戦士ガンダム00]] |
− | :大尉に昇格している。[[ELS]]との最終決戦ではバスターソードを装備した[[ジンクスIV (指揮官機)|指揮官用ジンクスIV]]で出撃。最期は防衛ラインを突破した大型ELSに特攻し、トランザムのオーバーロードによる自爆を仕掛け大型ELSを道連れにして戦死した。 | + | :大尉に昇格している。[[ELS]]との最終決戦ではバスターソードを装備した[[ジンクスIV (指揮官機)|指揮官用ジンクスIV]]で出撃。最期は防衛ラインを突破した大型ELSに特攻し、トランザムのオーバーロードによる自爆を仕掛け大型ELSを道連れにして戦死した。彼の立場はあくまで「一般の兵士」であり、制作サイドもそのつもりで描いたらしい。 |
| ;[[機動戦士ガンダム00I 2314]] | | ;[[機動戦士ガンダム00I 2314]] |
| :[[擬似太陽炉]]を確保する為に潜入していた[[ハヤナ]]を整備兵と勘違いし、「オーダーした武装はまだか」と尋ねていた。 | | :[[擬似太陽炉]]を確保する為に潜入していた[[ハヤナ]]を整備兵と勘違いし、「オーダーした武装はまだか」と尋ねていた。 |
76行目: |
76行目: |
| : | | : |
| ;「なら…どうしてあの時、何も言ってくれなかったんだ!言ってくれなきゃ、何も分からないじゃないか!言ってくれなきゃ…うぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」 | | ;「なら…どうしてあの時、何も言ってくれなかったんだ!言ってくれなきゃ、何も分からないじゃないか!言ってくれなきゃ…うぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」 |
− | : | + | :最終決戦時に刹那が起こしたトランザムバーストの影響でソーマ・ピーリス(マリー・パーファシー)と会話した際、セルゲイを殺したことを批難する彼女に反発するも、彼女の言葉でセルゲイの心情と自分への愛情を理解し、取り返しの付かないことをしてしまったことを痛感して涙した。対話していれば分かり合えたことを理解して涙するという、この直前に対話によって和解した沙慈とルイスのシーンと対照的なシーンになっている。 |
| | | |
| === 劇場版 === | | === 劇場版 === |
84行目: |
84行目: |
| : | | : |
| ;「'''私は市民を守る、連邦軍の軍人だぁッ!'''」 | | ;「'''私は市民を守る、連邦軍の軍人だぁッ!'''」 |
− | :劇場版屈指の名シーン。防衛ラインを突破した大型ELSに特攻し、自爆した時の最期の台詞。トランザムを発動してELSに肉迫するも、機体は侵食されてしまう。が、それでも臆する事無くトランザムをオーバーロードさせ、大型ELSともども自爆。両親の姿を思い浮かべつつ散っていった彼の最期は、グラハムの特攻に負けず劣らず視聴者の号泣をさそった。この時のアンドレイは、まさに「市民を守る軍人」に相応しい姿だったと言えるだろう。折りしも劇中では石川智晶の「もう怖くない、怖くはない」の切ない曲が流れており、彼の決意と散り際を一層引き立てた。なお、この時僚機も随伴して、大型ELSに自爆を仕掛けている。 | + | :劇場版屈指の名シーン。防衛ラインを突破した大型ELSに特攻し、自爆した時の最期の台詞。トランザムを発動してELSに肉迫するも、機体は侵食されてしまう。が、それでも臆する事無くトランザムをオーバーロードさせ、大型ELSともども自爆。両親の姿を思い浮かべつつ散っていった彼の最期は、グラハムの特攻に負けず劣らず視聴者の号泣をさそった。この時のアンドレイは、まさに「市民を守る軍人」に相応しい姿だったと言えるだろう。折りしも劇中では石川智晶の「もう怖くない、怖くはない」の切ない曲が流れており、彼の決意と散り際を一層引き立てた。小説版ではさらにアンドレイの決意に満ちた心理描写も追加され、映画で泣いてなお小説で泣かされた視聴者もいた。なお、この時僚機も随伴して、大型ELSに自爆を仕掛けている。 |
| | | |
| == 搭乗機体・関連機体 == | | == 搭乗機体・関連機体 == |