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サイズ変更なし 、 2023年3月8日 (水) 16:43
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主な改装点は、ランドセルを機雷散布ポッドに換装し、通信強化デバイスとランドセルの諸制御装置のリンケージのため、ヘッドユニットとボディユニットのエネルギーサプライケーブルをランドセルにバイパスする程度であり、F型への再改装も簡便であった。
 
主な改装点は、ランドセルを機雷散布ポッドに換装し、通信強化デバイスとランドセルの諸制御装置のリンケージのため、ヘッドユニットとボディユニットのエネルギーサプライケーブルをランドセルにバイパスする程度であり、F型への再改装も簡便であった。
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機雷散布ポッドには補助推進剤タンクが装備され、通常よりも航続距離の延長が図られていた。このユニットは推進剤を兼ねた冷却材タンク、宇宙機雷散布装置などによって構成されており、通信能力を通常より強化するデバイスも装備されていた。構造的には後に[[高機動型ザクII|06R型]]に採用される高機動型ランドセルとの共通点も散見される。推進剤タンクの容量はF型の5倍相当であったと言われ、機雷は規格タイプのドラムなら10基~12基が搭載可能。同行するムサイ級にも、作業の効率化を図るため専用の補給ベッドが設けられる場合が多かった。ただし、機雷散布ポッド自体の重量は機体の機動性を低下させるほど重いものであったため、[[一週間戦争]]やルウム戦役などでコロニーの原則作業中に狙撃された多くのザクと同様の危険を抱えていた事も事実であった。
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機雷散布ポッドには補助推進剤タンクが装備され、通常よりも航続距離の延長が図られていた。このユニットは推進剤を兼ねた冷却材タンク、宇宙機雷散布装置などによって構成されており、通信能力を通常より強化するデバイスも装備されていた。構造的には後に[[高機動型ザクII|06R型]]に採用される高機動型ランドセルとの共通点も散見される。推進剤タンクの容量はF型の5倍相当であったと言われ、機雷は規格タイプのドラムなら10基~12基が搭載可能。同行するムサイ級にも、作業の効率化を図るため専用の補給ベッドが設けられる場合が多かった。ただし、機雷散布ポッド自体の重量は機体の機動性を低下させるほど重いものであったため、[[一週間戦争]]やルウム戦役などでコロニーの減速作業中に狙撃された多くのザクと同様の危険を抱えていた事も事実であった。
    
散布する機雷は、規格に応じたものが各種想定されており、小惑星や軍事施設にトラップとして固定敷設する事が可能なものから吸着剤を充填されたもの、敵の侵入を関知すると閃光弾を複数射出するもの、更には核弾頭装備のものも準備されていたと言われている。実際には、標準的な宇宙艦艇に損害を与え、作戦行動を不能にする程度の「制御された」威力のものが最も多く投入された。これら「宇宙空間に放出される」機雷の敷設は、「必要な宙域に限定的に滞留する軌道」に乗るよう制御して放出されており、一定期間、あるいは敷設宙域を極端に離れた場合は無力化されるよう配慮されている。特に暗礁宙域などでは重力が不安定であるため、信管の作動条件は高度に抑制されていた。これは、[[ジオン公国]]の[[スペースノイド]]としての矜持であり、レーゾンデートルであったと言われている。無論、宇宙空間における戦争行為自体が無数のスペースデブリを発生させるものであり、これは自己矛盾の極みとも言えるが、それでも[[宇宙世紀]]においては、無秩序な殺傷兵器の使用は人道上の重大な犯罪であるというコンセンサスが醸成されていた。このため、宇宙空間における機雷の有効期間は非常に短く、定期的に回収と敷設を繰り返す必要があり、マインレイヤーが[[一年戦争]]の初期から末期まで、その仕様をほとんど変える事なく運用され続けた理由となっている。
 
散布する機雷は、規格に応じたものが各種想定されており、小惑星や軍事施設にトラップとして固定敷設する事が可能なものから吸着剤を充填されたもの、敵の侵入を関知すると閃光弾を複数射出するもの、更には核弾頭装備のものも準備されていたと言われている。実際には、標準的な宇宙艦艇に損害を与え、作戦行動を不能にする程度の「制御された」威力のものが最も多く投入された。これら「宇宙空間に放出される」機雷の敷設は、「必要な宙域に限定的に滞留する軌道」に乗るよう制御して放出されており、一定期間、あるいは敷設宙域を極端に離れた場合は無力化されるよう配慮されている。特に暗礁宙域などでは重力が不安定であるため、信管の作動条件は高度に抑制されていた。これは、[[ジオン公国]]の[[スペースノイド]]としての矜持であり、レーゾンデートルであったと言われている。無論、宇宙空間における戦争行為自体が無数のスペースデブリを発生させるものであり、これは自己矛盾の極みとも言えるが、それでも[[宇宙世紀]]においては、無秩序な殺傷兵器の使用は人道上の重大な犯罪であるというコンセンサスが醸成されていた。このため、宇宙空間における機雷の有効期間は非常に短く、定期的に回収と敷設を繰り返す必要があり、マインレイヤーが[[一年戦争]]の初期から末期まで、その仕様をほとんど変える事なく運用され続けた理由となっている。
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