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− あくまで一年戦争中の戦時条約である為、戦争が終結した0080年1月1日にその効力は失効しているが、後に勃発した諸紛争においてもその基本概念は受け継がれており、地球圏における戦闘中のタブーとして不文律的に扱われている。
→南極条約(Antarctic Treaty)
[[宇宙世紀]]0079年1月31日に[[地球連邦政府]]と[[ジオン公国]]の間で結ばれた戦時条約。名称は条約が締結された南極に由来する。
[[宇宙世紀]]0079年1月31日に[[地球連邦政府]]と[[ジオン公国]]の間で結ばれた戦時条約。名称は条約が締結された南極に由来する。
当初は[[一週間戦争]]から[[ルウム戦役]]の快進撃を背景にジオンが連邦に持ちかけた休戦条約であった。その実態はジオン優勢の降伏勧告であり、連邦側もそれを飲まざるを得ない状況にまで追い込まれていたが、ルウム戦役でジオン側の捕虜になった[[レビル]]将軍が連邦特殊部隊の手によって救出され、全地球規模で「[[レビルの演説 (ジオンに兵なし)|ジオンに兵無し]]」の演説を行った事でジオンの内情を暴露し、ジオンとの徹底抗戦を主張。この演説によりジオン側は休戦条約を取り下げ、戦時条約へと変更される事になった。
当初は[[一週間戦争]]から[[ルウム戦役]]の快進撃を背景にジオンが連邦に持ち掛けた休戦条約であった。その実態はジオン優勢の降伏勧告であり、連邦側もそれを飲まざるを得ない状況にまで追い込まれていたが、ルウム戦役でジオン側の捕虜になった[[レビル]]将軍が連邦特殊部隊の手によって救出され、全地球規模で「[[レビルの演説 (ジオンに兵なし)|ジオンに兵無し]]」の演説を行った事でジオンの内情を暴露し、ジオンとの徹底抗戦を主張。この演説によりジオン側は休戦条約を取り下げ、戦時条約へと変更される事になった。あくまで一年戦争中の戦時条約である為、戦争が終結した0080年1月1日にその効力は失効しているが、後に勃発した諸紛争においてもその基本概念は受け継がれており、地球圏における戦闘中のタブーとして不文律的に扱われている。
NBC兵器および大質量兵器の使用禁止<ref>毒ガスや核によるコロニーへの攻撃及びコロニー落としへの対応の為。</ref>、[[グラナダ]]を除く月面都市や[[サイド6]]など中立地帯の承認、捕虜の取扱いなどが定められている。しかし、条約締結が成された後も[[オデッサ作戦]]における[[マ・クベ]]による水爆の使用、両軍によるサイド6への研究・開発機関の設立、捕虜の虐待や殺害など、遵守されないケースも目立った。
NBC兵器および大質量兵器の使用禁止<ref>毒ガスや核によるコロニーへの攻撃及びコロニー落としへの対応の為。</ref>、[[グラナダ]]を除く月面都市や[[サイド6]]など中立地帯の承認、捕虜の取扱いなどが定められている。しかし、条約締結が成された後も両軍によるサイド6への研究・開発機関の設立、捕虜の虐待や殺害など、遵守されないケースも目立った。特に条約を持ち掛けたジオン側の方が、自分達が圧倒的優位にあるという認識からか条約を軽視している傾向が強く、[[オデッサ作戦]]における[[マ・クベ]]による水爆の使用、ラサへの撤退作戦時における[[ユーリ・ケラーネ]]による核の使用、捕虜となった[[バスク・オム]]大佐に対し視力障害を患う程の拷問に及ぶ等、その違反内容はかなり酷くなっていた。これらが大きく影響したのか、一年戦争終結後はジオンの核使用やコロニー落としの「抑止力」として核弾頭搭載モビルスーツである[[ガンダム試作2号機]]が開発される事態となっており、更にジオン残党軍は「正規軍」と認めず「テロリスト」と認定する事で捕虜の扱いが適用されなくなり、連邦の情報局から容赦の無い拷問が行われる事になっている。
== 登場作品 ==
== 登場作品 ==