{{登場メカ概要
| 外国語表記 = Jamru-Fin
| 登場作品 =
*[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
*[[機動戦士ガンダムF90FF]]
| デザイナー = 明貴美加
}}
{{登場メカ概要
| タイトル = スペック
| 分類 = 宇宙用試作型[[可変モビルアーマー]]
| 型式番号 = AMA-01X
| 全長 =
*20.5m(MA形態)
*28.2m(メガ・ブースター合体時)
| 頭頂高 = 15.0m
| 全高 = 17.2m
| 全幅 =
*14.9m(MA形態)
*15.2m(メガ・ブースター合体時)
| 本体重量 =
*24.7t
*35.5t(メガ・ブースター合体時)
| 全備重量 =
*58.5t
*103.6t(メガ・ブースター合体時)
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
| ジェネレーター出力 = 4,750kW
| スラスター総推力 =
*82,600kg (34,400kg、24,100kg×2)
*160,000kg(メガ・ブースター合体時)
| 姿勢制御バーニア数 = 10基
| 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]]
| センサー有効半径 = 13,400m
| 開発組織 = [[ネオ・ジオン]]軍
| 所属 =
*[[ネオ・ジオン]]軍
*NSP
| 主なパイロット =
*[[ジャムルの3D]] ([[デル]]、[[ダニー]]、[[デューン]])
*[[キッチ・キッチナー]]
}}
概要
[[ネオ・ジオン]]軍が最初に開発に着手した[[モビルアーマー]]。当初は[[ビグ・ザム]]系統の大型機として開発が進められていたが、ネオ・ジオンの優勢に陰りが見え始めたのを契機に上層部からの命令で即戦力が求められた結果、開発途上で急遽設計変更が行われ本来のボディである胴体に急造された頭部と四肢を取り付けられ、[[可変モビルアーマー]]としてロールアウト。初期生産分として3機が生産され、「ジャムルの3D」こと[[3D隊]]によって運用された。
機体中央部のハイ・メガ・キャノンと高性能スラスターによる一撃離脱戦法を得意としており、上層部はこのハイメガ砲の威力に注目し、人型兵器として余分な機能を極力廃した自走砲的な機体として扱っている。
また、専用の追加オプションとして高出力ビーム砲を搭載したメガ・ブースターが用意されている。ジャムル・フィン本体の可変機構も、このメガ・ブースターとのドッキングを想定した物である。メガ・ブースターには機首にコックピットがあり大型戦闘機メガ・ファイターとしても運用が可能。メガ・ブースターとドッキングした状態では、双方のジェネレーターからパワー供給を受け、メガ・ランチャーの出力も向上する。
メガ・ブースターの他にも木星圏での運用を前提としたビッグ・ブースターの開発も計画されていたが、実際に運用される事なく終戦を迎え、ブースターも[[エゥーゴ]]に鹵獲・接収された。
登場作品と操縦者
;[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
:第38話で登場。「[[3D隊]]」の[[ダニー]]、[[デル]]、[[デューン]]の三機一体の連携攻撃で[[ΖΖガンダム]]を苦しめた。第45話で他のネオ・ジオン機に混ざって本機の姿が確認できるが、その後の動向は不明。
;[[機動戦士Ζガンダム外伝 審判のメイス]]
:機体そのものは登場しないが、ビッグ・ブースターがエゥーゴに鹵獲された事が語られており、彗星の軌道変更ユニットとして「審判のメイス」作戦の阻止に使用されている。
;[[機動戦士ムーンガンダム]]
:ハマーン戦死後の回想にて、リュース・クランゲルの檄に呼応して参集した機体群の中に本機が確認されている。
;[[機動戦士ガンダムF90FF]]
:第23話~第24話でNSPの[[キッチ・キッチナー]]の駆るビッグ・ブースター装備機が登場。コロニー・[[アメリア]]を訪れていた[[ファステスト・フォーミュラ]]の母艦[[フェア・レディ]]を襲撃し、圧倒的火力と加速で窮地に陥れた。その後、フェア・レディに合流しようとした[[リヴ・アンゲリカ|ディル]]のリファインド・[[ザクII|ザク]]に標的を移すも、増援からの妨害を受け撃墜に失敗。[[ガンダムF90V]]のヴェスバーを防いだ拍子にIフィールドがオーバーヒートし、次弾でビッグ・ブースターを破壊された。直後に[[サイファー]]の[[MSA-120]]の援護を受け、味方機と共に戦域を離脱している。
装備・機能
特殊機能
;変形
:[[MS]]形態または[[MA]]形態に変形可能。
;合体
:メガ・ブースター及びビッグ・ブースターとの合体が可能。更にビッグ・ブースターの両舷にMSを二機搭載可能。
;[[Iフィールド]]
:ビッグ・ブースターに搭載。相対した[[フェア・レディ]]側のデータには登録されておらず、資料漏れあるいは改造機と推測されている。
武装・必殺攻撃
本体側
;3連装小型ミサイル・ランチャー
:両肩の翼端に装備されている。資料によってはミサイル以外の装備も装填可能とされる。
;腕部メガ・ビーム砲
:左右の掌底部に内蔵されているビーム砲。出力を調整する事で[[ビーム・サーベル]]としても使用できる。
;ハイ・メガ・キャノン
:機体中央部の[[メガ粒子砲]]。MS形態では常時露出するが、MA形態では非使用時には腕部装甲の一部がカバーとして機能する。
:戦艦の重装甲をセンサー有効半径ぎりぎりの距離から一撃で貫通・撃沈するだけの威力を誇る。
:出力の変更が可能で、MS形態では6~10MW、MA形態では30.1MWにまで向上する。
メガ・ブースター
;メガ・ランチャー
:メガ・ブースターの機首に装備されているメガ粒子砲。単独では6.2MWの出力を有するが、ジャムル・フィンと合体することで40.5MWにまで出力が向上する。
;ミサイル・ランチャー
:機首左右に計18発ずつ内蔵されている赤外線誘導ミサイル。
;ビーム砲
:両翼下に計2門装備されている。
;ボンバー・ユニット
:機体中央下部に搭載されている。MS用の武装も搭載可能。
対決・名場面
関連機体
;ビッグ・ブースター
:上述した惑星間航行用の大型ブースター。[[ガンプラ]]「1/144 ジャムル・フィン」の説明書に掲載されている。木星重力圏での運用が考慮されており、本機の数十倍の大きさを誇る。メガ・ブースターと合体した本機に接続され、両舷にモビルスーツを1機ずつ懸架できる他、ブースター上部には大型ビーム砲(『F90FF』ではハイメガキャノンとして描写)が確認できる。
;[[ビグ・ザム]]
:この機体の系統を引き継いでいる。
;[[ビグ・ザムール]]
:[[ジオンマーズ]]が本機の完成形として独自に開発した機体。
;[[シルバー・ランス]]
:ブースターに上記ビッグ・ブースター (惑星間巡航用核パルス推進ブースター)が用いられている。側面に設けられているグリップで[[リック・ドムII]]を2機牽引した。
余談
:OVA『ガンダムUC』のメカニック作画監督の玄馬宣彦氏によると、EP7内の戦闘において、当初の設計に沿った完全版ジャムル・フィン<ref>カトキハジメ氏のラフでは、[[ネオ・ジオング]]と同様に本機をコアにして、[[ザクレロ]]を彷彿とさせる巨大なカマとブースターをつけた機体であった模様。</ref>を出す構想があり、[[ネェル・アーガマ]]に対して[[シュツルム・ガルス]]2機を懸架して強襲を仕掛けるなどのプランがあったようだが、尺の都合から没になっている。
商品情報
[[ガンプラ]]
<amazon>B001GZ0BSE</amazon>
リンク
*[[登場メカ]]
{{DEFAULTSORT:しやむる ふいん}}
[[Category:登場メカさ行]]
[[Category:機動戦士ガンダムΖΖ]]
[[Category:機動戦士ガンダムF90FF]]