{{登場メカ概要
| 外国語表記 = Kshatriya
| 登場作品 = [[機動戦士ガンダムUC]]
| デザイナー = カトキハジメ
}}
{{登場メカ概要
| タイトル = スペック
| 分類 = [[ニュータイプ]]専用試作型[[モビルスーツ]]
| 生産形態 = ワンオフ機
| 型式番号 = NZ-666
| 全高 = 22.3m
| 本体重量 = 29.7t
| 全備重量 = 74.02t
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
| ジェネレーター出力 = 16,540kW
| スラスター総推力 = 197,800kg
| 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]]
| センサー有効半径 = 18,500m
| 開発組織 = [[アナハイム・エレクトロニクス社]]
| 所属組織 = [[ネオ・ジオン]]軍 ([[袖付き]])
| 所属部隊 = [[ガランシェール隊]]
| 母艦 = [[ガランシェール]] ⇒ [[ネェル・アーガマ]]
| 主なパイロット = [[マリーダ・クルス]]
}}
概要
[[ネオ・ジオン]]軍([[袖付き]])が開発した試作型[[モビルスーツ]]。
[[クィン・マンサ]]を基にした[[ニュータイプ]]専用機で、コクピット周辺への[[サイコフレーム]]搭載による[[サイコミュシステム]]の小型化と複数の機能を集約したサイドバインダーを2枚から4枚に増加させた事により、原型機の性能を維持しつつ20m級へのダウンサイジングに成功している。
このサイドバインダーは[[AMBAC]]ユニットを始め、ファンネルコンテナやフレキシブルスラスター、シールドなども兼ねる多機能ユニットであり、メガ粒子砲やサブ・アーム(隠し腕)、プロペラントタンクも搭載されている。本体には[[ムーバブルフレーム]]によって接続されており、フレキシブルに可動する他、表面には2基のメガ粒子砲が装備されており、4枚計8基のバインダーで機体周囲360°を攻撃範囲としてカバーすることができる。
前述したように、サイコフレームは胸部コックピット周囲を中心に構造材の一部に使用されているが、現在のネオ・ジオン軍ではサイコフレームの独自生産が不可能、サイコフレームの備蓄が「シャアの反乱」時に[[アナハイム・エレクトロニクス社]]から供給されたものが全て、などといった事情から、本機はほぼ完全なワン・アンド・オンリー機となってしまっており、破損した部位の完全な修復すらままならない状態である。また、サイコフレームを採用しているとはいえ、[[強化人間]]やニュータイプ能力の高いパイロットでなければ、その性能を発揮しきれない。
なお「クシャトリヤ」とは古代インドのバラモン用語の「刹帝利」であり、ヴァルナ階級の王族や武将階級に位置する。また、4基の大型バインダーを有することから、連邦からは「四枚羽根」の通称で呼ばれている。
登場作品と操縦者
;[[機動戦士ガンダムUC]] (原作小説版)
:初出作品。パイロットは[[マリーダ・クルス]]で、実質的に彼女の専用機となっている。<br />[[インダストリアル7]]内部で[[ロンド・ベル]]隊のモビルスーツを多数撃破し、その性能を見せ付けたが、[[ユニコーンガンダム]]との戦闘により機体は損傷し、撤退。[[パラオ]]攻略戦の際にも再度戦闘を行ったが、戦闘の末に敗北し[[ネェル・アーガマ]]に収容される。<br />その後はパイロット不在かつ損傷したままの状態で艦内に放置されていたが、ネェル・アーガマが[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]・袖付きの両方から追われる立場になるとマリーダの復帰に合わせて戦力として投入される。最終決戦においては[[バナージ・リンクス|バナージ]]に代わって[[フル・フロンタル]]の[[シナンジュ]]と死闘を繰り広げ、互いに激しく損傷しつつ撃退に成功するも、最後は[[リディ・マーセナス]]の[[バンシィ]]の攻撃からネェル・アーガマを庇って撃破された。
;[[機動戦士ガンダムUC]] (OVA版)
:映像化に合わせ、バインダー接続部など機体の一部形状が変更された。ネェル・アーガマに鹵獲されるところまでは原作と同様だが、ストーリー中での再登場の予定が無かったがためにパラオ戦で頭部や右脚を破壊されるなど損傷がかなり酷い状態となっている。後に再登場させる方向へ方針が変更されたため、episode 6において同艦が袖付きと協力体制をとっている際に[[クシャトリヤ・ベッセルング|補修]]が行われた。
装備・機能
特殊機能
;[[サイコフレーム]]
:フレームの構造材に金属粒子レベルの大きさのサイコ・チップを封じ込めたもの。これによってサイコミュの小型化が可能になった。本機には胸部コックピット周囲を中心に構造材の一部に使用されている。
;サブ・アーム
:「隠し腕」とも呼ばれる。サイドバインダー内に各1基装備。
;[[Iフィールド|Iフィールド・ジェネレーター]]
:サイドバインダーに内蔵されている対ビームバリア発生装置。
武装・必殺攻撃
;[[メガ粒子砲]]
:バインダーに各2門、胸部に4門、計12門を内蔵。収束、拡散の2種類のビームを放つ事ができる。
;マシン・キャノン
:胸部メガ粒子砲のすぐ傍に内蔵されている2門の実弾兵器。主に牽制などに使用される。作中未使用。
;[[ビーム・サーベル]]
:両腕部に1基ずつマウントされているビーム・ガン兼用のビーム・サーベル。この他、[[インダストリアル7]]内の戦闘では[[リゼル]]の物を奪って使用している。
:;ビーム・ガン
::腕部にビーム・サーベルをマウントした状態で使用可能となる。
;小型ビーム・サーベル
:サブ・アームに各1基を内蔵している。
;[[ファンネル]]
:本機の主兵装である無線式の誘導兵器で、各サイドバインダーに6基ずつ、計24基を搭載。使用時にはバインダーが半ばから開放し、そこからファンネルが射出される。基本構造は[[キュベレイ]]系に搭載されている物と同じだが、以前より小型化されたため機動性と性能が向上した。ビーム数発発射ごとにバインダーに収容され、電力チャージが行われる。
;ビーム・ガトリングガン
:本機のオプション装備として開発された武装で、ファンネルやメガ粒子砲といったパイロットや機体に大きな負担がかかり、限定的な使い方しか出来ない武装を補助するために用意された。[[ヤクト・ドーガ]]のメガ・ガトリングガンをベースに改良が加えられており、[[U.C.]]0096時の標準的な携行式ビーム兵器と同等の威力のビーム弾を高速で連射するようになっている。<br />パラオ攻略戦ではユニコーンガンダムが本武装を持ち出したため、その戦闘で本機が装備することはなかったものの、後にネェル・アーガマの艦載機となった際、損傷した右腕に固定装備し最終決戦に臨んだ。
その他
;サイドバインダー分離
:サイドバインダーの基部をビーム・サーベルで強制的に切り離し、緊急的にファンネルとして扱う。駆動部にサイコフレームが張り込まれているため、ファンネルと同様、感応波による遠隔操作が可能であり、サブ・アームからのビーム攻撃に加え、バインダー自体を質量弾として突撃させる所謂[[ファンネルミサイル]]と同様の攻撃ができる。<br />『UC』第10巻のシナンジュとの戦闘でファンネルが尽きた際、この手段で反撃を行い撃退に成功している。
対決・名場面
;対[[スタークジェガン]]
:
;対[[ユニコーンガンダム]]
:
;対[[シナンジュ]]
:
関連機体
;[[クシャトリヤ・ベッセルング]]
:OVA版UCにおいてパラオ攻略戦後に補修された状態。アニメ版および外伝漫画に登場。
:;[[クシャトリヤ・リペアード]]
::ベッセルングを更に改修した機体。
;[[クィン・マンサ]]
:ベース機。
商品情報
[[ガンプラ]]
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フィギュア
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リンク
*[[登場メカ]]
{{DEFAULTSORT:くしやとりや}}
[[Category:登場メカか行]]
[[Category:機動戦士ガンダムUC]]
[[Category:機動戦士ガンダムUC バンデシネ]]