{{登場メカ概要
| 外国語表記 = Pezun Dowadge
| 登場作品 =
*[[MS-X]]
*[[機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星]]
*[[機動戦士ガンダム カタナ]]
*[[機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス]]
*[[機動戦士ガンダム アグレッサー]]
| デザイナー = 大河原邦男
}}
{{登場メカ概要
| タイトル = スペック
| 分類 = 試作型[[モビルスーツ]]
| 生産形態 = 試作機
| 型式番号 = MS-10
| 頭頂高 = 18.9m
| 全高 =
| 本体重量 = 61.4t
| 全備重量 =
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
| ジェネレーター出力 =
| スラスター総推力 =
| 装甲材質 =
| センサー有効半径 =
| 開発組織 = [[ジオン公国軍]]
| 開発拠点 = [[ペズン]]
| 所属 = [[ジオン公国軍]]
| 主なパイロット =
*[[バロム]]
*[[ジン・ライム]]
*[[ダイアン・ノイス]]
*他
}}
概要
[[ジオン公国軍]]のMS開発計画「[[ペズン計画]]」によって開発された[[ドム]]系列の発展機。
重装甲と重火器携帯の突撃型という発想の基に開発された局地戦用の機体で、背面に大型のスラスターを3基、さらに腰部や脚部のカウリング内に中型スラスターを搭載することで、ドムや[[リック・ドム]]よりも速力や突進力の強化が図られている。スラスターの強化により重装甲化が進められたことで生存性も向上しており、腕部には格闘戦を想定したスパイク付きの装甲が取り付けられている。基本的には宇宙用の機体とされているが地上でも運用可能であり、ホバー走行による高い機動性を持つ。また、作戦行動時間の拡大も図られており、総合的な能力向上を果たしている。武装面では改造型のジャイアント・バズや8連装420mmロケット砲の装備が想定されており、対艦攻撃に有効であったとされている。
ドム系列機の発展後継機として十分な性能を持つ機体であったが、[[一年戦争]]の終結により試作機が製造されるに留まり量産されることはなかった。戦後には他のペズン計画機と同様に試作機が[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]に接収されたが、機体コンセプトが時代のニーズにそぐわず、次世代機としての要件を満たさなかったために採用されていない。
本機の開発時の名称は「ドワッジ」であったが、同名の[[ドワッジ|MS-09G]]が制式化されたことに伴い、本機の名称は開発拠点の[[ペズン]]の名を冠した「ペズン・ドワッジ」へと改められている。この名称の混同は「ドワッジ」の名が、ドム系列機の次期[[モビルスーツ]]の候補として挙がっていたためと推測されている。
登場作品と操縦者
;[[MS-X]]
:出典元。上述したようにこの時は「ドワッジ」表記で、カラーバリエーションは赤と黒のツートン、白と黒のツートンの2種類(後に紫を主体としたカラーリングが追加<ref>書籍『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』</ref>)。後に『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』で同名の別機体が登場したため、以降は「ペズン・ドワッジ」表記が標準化している。
;[[機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星]]
:[[一年戦争]]終結直後に[[アクシズ]]に渡航しようとしていた[[シャア・アズナブル|シャア]]を単機で襲撃した。この機体は無人機であり[[ニュータイプ]]によって遠隔操作が可能となっていた。
;[[機動戦士ガンダム カタナ]]
:[[シン・フェデラル]]によって運用されている。「超妖刀」の再現のために腕部が[[ゾゴック]]のロッド・アームに換装されており、ビーム・バズーカを携行している。
;[[機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス]]
:木星圏の[[ネオ・ジオン]]がシャア率いるネオ・ジオンに対抗するために運用したが、巨神の全方位ミサイルにより他の機体共々全滅している。
;[[機動戦士ガンダム アグレッサー]]
:万乗大智氏によるアレンジ版が登場。機体形状から見るにGUNDAM FIX FIGURATION版デザインがイメージソースと思われる。顔面から頭頂部まで伸びているブレードアンテナが印象的で、[[リック・ドム]]系のカラーリングとなっている。この機体は陸戦用のデータ収集機として使用された機体で、宇宙用に戻した機体に[[ヤロスラフ]]からの頼みで[[ダイアン・ノイス]]が搭乗した。[[チェイス・スカルガード|チェイス]]の[[レッドライダー]]と交戦し、右腕を切断され母艦への突破を許したものの、作戦のための時間稼ぎには成功した。ノイスがヤロスラフとは別れた後も引き続き使用され、ジオンからの脱走時に使用された。その後、連邦に亡命するために[[第23独立艦隊]]に接近し、[[ジム]]4機を損傷させた後に機体から降りて亡命の意思を示した。降りた後の機体は、反撃した[[カチュア]]のジムによって破壊された。
装備・機能
武装・必殺攻撃
;改造ジャイアント・バズ (専用ジャイアント・バズ)
:大口径の実弾兵器。360mmの実体弾を発射する。改良されており、センサーが増設されている。<br/>元々『MS-X』で[[アクト・ザク]]用に考案されていた武装<ref>「機動戦士ガンダム THE ORIGIN メカニカルアーカイブス」アクト・ザクの項より</ref>でグリップ形状がザク・マシンガンに類似している。現在では本機の武装として定着しており、一部ゲーム作品などで使用している。
;ヒート・サーベル
:主に[[ドム]]系列機に装備された加熱式の実体剣。非使用時には腰背部に配置され、[[プロトタイプドム]]のように真横にマウントする方式となっている。
;8連装420mmロケット砲
:携行式の8連装ロケット砲。2つあるグリップを両手で保持し胴体部で支える形で使用される。
;ビーム・キャノン
:文字設定のみの武装。本機ではジェネレーター出力が不足しているため、2機1組で使用する特異な形態であったとされる。
;拡散ビーム砲
:左胸部に内蔵されたビーム砲。一部資料で確認される武装で、出力の向上によりある程度のダメージが期待できるようになったとされている。
;ビーム・バズーカ
:[[リック・ドム]]RS型と共に開発された試作ビーム砲。『カタナ』やゲーム作品に登場する本機が装備している。
;[[ザク・マシンガン]]
:ドラムマガジン式の120mm口径マシンガン。『アグレッサー』のノイス機が装備した。
対決・名場面
関連機体
;[[ドム]] / [[リック・ドム]]
:開発ベース機。一部資料では[[リック・ドムII]]から発展した機体ともされている。
;[[ドワッジ]]
:ドムの最終量産型として開発された方のドワッジ。
;[[ペズン・ドワッジ (サンダーボルト版)]]
:本機のサンダーボルト版デザイン。
商品情報
フィギュア
<amazon>B0002YNQV4</amazon>
<amazon>B0002YNQVE</amazon>※パーツ組み換えで[[シャア専用リック・ドム|シャア専用リックドム]]に変更可能
リンク
*[[登場メカ]]
脚注
<references />
{{DEFAULTSORT:へすん とわつし}}
[[Category:登場メカは行]]
[[Category:MS-X]]
[[Category:機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星]]
[[Category:機動戦士ガンダム カタナ]]
[[Category:機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス]]
[[Category:機動戦士ガンダム アグレッサー]]