レッド・ウルフ隊

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レッド・ウルフ隊 (Red Wolf) [編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』に登場するモビルスーツ部隊。

イリヤ・ソラリ大尉率いるMS中隊であり、ルウム戦役で3隻の戦艦を撃沈した戦果を持つ。地球侵攻作戦による戦況膠着が続く中、欧州方面軍第七混成機動旅団へ編入され、地球へ降下した。運用するザクIIF型は隊員ごとにカスタマイズされ、各機が左肩と特定部位が部隊カラーである赤に塗装されている。

宇宙世紀0079年11月6日に実施されたクルジュ=ナポカ基地奪還作戦において敵戦車部隊を撃破する功績を挙げる。だが、同日夜に基地を強襲したガンダムEXの攻撃を受け、運用MSは全滅。隊員もソラリとニーランド・ルショーンを除き戦死し、ソラリは生き残った兵たちと共に基地からの敗走を余儀なくされた。

旅団本部まで撤退した一行ではあったが、本部もまたガンダムの襲撃を受けて壊滅しており、やむなく後方のリサイクル・センターへと目的地を変更。そこで負傷者を預け、ガンダムに対抗するために独断でジャンクから無識別型ザクIIのレストアを行う。センターの司令官であるロルフ・ロネの反対を受け、レストア作業は中止が言い渡されるが、ガンダムの襲撃とユーリ・ケラーネの来訪により、ザクのレストアは有耶無耶のうちに承認され、ソラリはケラーネの依頼により連邦軍前線基地でジムの強奪作戦を展開。しかし、基地に居合わせたガンダムEXの出現で窮地に陥り、バックアップとして待機していたルショーンがソラリの窮地を救うものの、ルショーンはこの戦闘で戦死。ソラリも負傷を追うが、仲間たちに回収され、リサイクル・センターの兵士たちと共にオデッサへ撤退する。その後、ソラリは自ら殿を志願してミッドナイターズと共にオデッサに残り、仲間と分かれてガンダムとの決戦に臨んだ。

登場作品[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム
初登場作品。主人公のソラリ率いる部隊として紹介されたが、第1話でソラリとルショーンを除き全滅する憂き目を見た。
左肩が赤く塗装されたザクを運用する部隊であり、一部からは『装甲騎兵ボトムズ』に登場するレッドショルダー隊を想起する声があった(ただし、レッドショルダーのマークは右肩)。

構成員 [編集 | ソースを編集]

イリヤ・ソラリ
レッド・ウルフの女隊長。階級は大尉。元は有名なヴァイオリニスト。
リード・ゲルフィ(チャブス)
レッド・ウルフ副官。ソラリの部下としては最古参のエースパイロット。
ニーランド・ルショーン
中尉。皮肉屋で短気だが、パイロットしての腕と軍への忠誠は確か。
ケイル・ザヴァレタ
少尉。部隊の選抜射手を務める。

戦力 [編集 | ソースを編集]

ザクIIF型 (ソラリ機)
ソラリ専用にカスタマイズされたザクIIF型。コードネームはレッド・ウルフ・アルファ。指揮官機として頭部アンテナが増設されている。部隊カラーは両肩。
ザクIIF型 (チャブス機)
チャブス専用機。コードネームはレッド・ウルフ・ブラヴォー。威嚇目的でショルダーアーマーが増設されている。部隊カラーは左肩と頭部。
ザクIIF型 (ルショーン機)
ルショーン機。コードネームはレッド・ウルフ・チャーリー。部隊内で一番戦歴が浅いためカスタマイズはあまり行われておらず、部隊カラーも左肩のみ。
ザクIIF型 (ケイル機)
ケイルが運用する中~遠距離支援機。コードネームはレッド・ウルフ・デルタ。部隊カラーは左肩とマニピュレータに施され、ロングライフルを装備する。
無識別型ザクII
リサイクル・センターでレストアされたザクII。ソラリ機とルショーン機が建造され、運用された。

関連部隊 [編集 | ソースを編集]

ミッドナイターズ
同じく欧州に展開するMS部隊。ソラリは同隊の指揮官のロフトと面識がある。

リンク[編集 | ソースを編集]