「デミトレーナー チュチュ専用機」の版間の差分
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− | 大型[[ビームライフル]] | + | 大型[[ビームライフル]]を活用した一撃離脱戦法を主体とするコンセプトで、脚部を中心とした加減速性能の向上が図られており、激しい急加速と急制動を繰り返す本機の機動は、厳しい耐G訓練を乗り越えたパイロットですら対応が難しいレベルにあったという。また、頭部ユニットは標準的な複合センサーを独立タイプに変更し、大型ビームライフルに最適化する事によって個々の精度を高めている。 |
退くことを嫌う性格のチュチュにとって離脱を多用する本機の特性は不本意なものであったが、現状の地球寮に勝利をもたらせるための最善の選択であると深く理解していた模様。 | 退くことを嫌う性格のチュチュにとって離脱を多用する本機の特性は不本意なものであったが、現状の地球寮に勝利をもたらせるための最善の選択であると深く理解していた模様。 | ||
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:既存の大型火器をカスタマイズした専用装備。携行時はアームユニットで股間部にマウントする。<br/>バックパックからエネルギーチューブで直接給電を行うエネルギー直結式で、収束率の調整によりショートレンジからロングレンジまで対応した射撃が可能。 | :既存の大型火器をカスタマイズした専用装備。携行時はアームユニットで股間部にマウントする。<br/>バックパックからエネルギーチューブで直接給電を行うエネルギー直結式で、収束率の調整によりショートレンジからロングレンジまで対応した射撃が可能。 | ||
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+ | :大型ビームライフルのバレルを換装したガトリングガン。デダラス規格の換装装備の一つ。 | ||
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;シールド | ;シールド | ||
:左肩にマウントされる盾。反対に右肩にはアーマーが装備されず、ロールバーを有した簡素な仕様になっている。 | :左肩にマウントされる盾。反対に右肩にはアーマーが装備されず、ロールバーを有した簡素な仕様になっている。 | ||
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== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
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+ | :『水星の魔女』第9話より。[[グラスレー寮]]との6対6の決闘にあたり、狙撃ポイントを確保しようとした矢先、露払いに現れた[[シャディク・ゼネリ]]のミカエリスに先手を取られてしまう。味方の4機の[[ザウォート]]が瞬く間に戦闘不能に陥る中、必死に持ちこたえてはいたものの、射出されたビームブレイサーにより右腕を破壊され、ビームライフルで殴りかかろうとするも[[ベギルペンデ]]の攻撃で両脚を破壊されてしまった。<br/>残された[[ガンダム・エアリアル]]はアンチドートによる機能不全から立ち直り、形勢を逆転し始めたものの、左脚を破壊されミカエリスに止めを刺されそうになる。しかしその直前、横合いからのビームがミカエリスの頭部を撃ち貫いた。それは損傷したザウォートに総出で支えられたチュチュ機からの一撃だった。エアリアル1機にグラスレー寮が気を取られている隙に準備を整えた地球寮メンバーの意地、シャディクが自らの手で決着を付けにいくと見据えたミオリネの判断が実を結んだ瞬間である。 | ||
== 関連機体 == | == 関連機体 == |
2023年6月15日 (木) 21:21時点における最新版
デミトレーナー チュチュ専用機 | |
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外国語表記 | CHUCHU'S DEMI TRAINER |
登場作品 | 機動戦士ガンダム 水星の魔女 |
デザイナー | 海老川兼武 |
スペック | |
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分類 | 量産型モビルスーツ |
生産形態 | パーソナルカスタム機 |
型式番号 | MSJ-105CC |
頭頂高 | 17.4m |
重量 | 63.5t |
原型機 | デミトレーナー (旧世代型) |
改修 | 地球寮 |
所属組織 |
|
主なパイロット | チュアチュリー・パンランチ |
概要[編集 | ソースを編集]
チュアチュリー・パンランチ(チュチュ)が搭乗する地球寮所属のデミトレーナー。地球寮は経済的な理由から新型のデミトレーナーを導入出来ないため、最初期に建造された旧世代型をニカ・ナナウラらが中心となって独自のカスタムを行い、性能差を埋める「プロジェクト・チュチュ」により完成した。
大型ビームライフルを活用した一撃離脱戦法を主体とするコンセプトで、脚部を中心とした加減速性能の向上が図られており、激しい急加速と急制動を繰り返す本機の機動は、厳しい耐G訓練を乗り越えたパイロットですら対応が難しいレベルにあったという。また、頭部ユニットは標準的な複合センサーを独立タイプに変更し、大型ビームライフルに最適化する事によって個々の精度を高めている。
退くことを嫌う性格のチュチュにとって離脱を多用する本機の特性は不本意なものであったが、現状の地球寮に勝利をもたらせるための最善の選択であると深く理解していた模様。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女
- 初登場作品。第4話より登場し、学園の実習に使用した。実習でメカニック科の女生徒2人組が密かに吹きかけた遅効性塗料でメインカメラを使用不能とされた事で失格となり、後日行われた追試も2人組のせいでふいになりスレッタ共々再試験する羽目になるという苦いデビューとなったが、第9話ではミカエリスの前にダメージを負いながらも地球寮の仲間の乗るザウォートと共に、決闘での勝利に貢献。その後、第14話では旧式のデミトレーナーのパーツで補修を行いつつランブルリングに参加。その最中にフォルドの夜明けによるテロに巻き込まれ損傷しながらも、身動きの取れないジェターク寮チームに襲いかかろうとしたガンヴォルヴァ1機を撃墜した。
ランブルリング後、機体は一度フロント管理社の管轄に置かれた後、損傷したままの状態で地球寮へ返還されるが、第20話でのガンダム・ルブリス・ソーンによる学園内部での無差別攻撃の際、格納庫が砲撃に巻き込まれ、大破焼失した。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- ウィルダッシュプラス
- 足の裏に装着された車輪を回転させて地面を滑走するローラーダッシュ機構。デミトレーナー本来の物に加えてヒールにも車輪を増設し、駆動力を倍増させている。
- フレキシブルブースター
- 脚部側面に装着されるブースターユニット。基部が可動し、噴射口の方向を変化させる事が可能。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- ビームバルカン
- 頭部ユニットに2門内蔵された小型ビーム砲。ベース機には装備されていない新規装備。
- 大型ビームライフル
- 既存の大型火器をカスタマイズした専用装備。携行時はアームユニットで股間部にマウントする。
バックパックからエネルギーチューブで直接給電を行うエネルギー直結式で、収束率の調整によりショートレンジからロングレンジまで対応した射撃が可能。 - ビームガトリング
- 大型ビームライフルのバレルを換装したガトリングガン。デダラス規格の換装装備の一つ。
- サーベルスティック
- 棒状の携行装備。取り回しに優れ、非常に扱いやすいため、対モビルスーツ格闘術の基礎訓練に適している。
- シールド
- 左肩にマウントされる盾。反対に右肩にはアーマーが装備されず、ロールバーを有した簡素な仕様になっている。
- サーキュラーソー
- デダラス規格の丸ノコ。高速回転した刃で資材などを切断する。『水星の魔女』第8話の実習で使用したが、地球寮を強引に株式会社ガンダムの本社としたミオリネに対する不満もあり、資材に八つ当たりする形で叩き切るように荒々しく切断した。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 対ミカエリス
- 『水星の魔女』第9話より。グラスレー寮との6対6の決闘にあたり、狙撃ポイントを確保しようとした矢先、露払いに現れたシャディク・ゼネリのミカエリスに先手を取られてしまう。味方の4機のザウォートが瞬く間に戦闘不能に陥る中、必死に持ちこたえてはいたものの、射出されたビームブレイサーにより右腕を破壊され、ビームライフルで殴りかかろうとするもベギルペンデの攻撃で両脚を破壊されてしまった。
残されたガンダム・エアリアルはアンチドートによる機能不全から立ち直り、形勢を逆転し始めたものの、左脚を破壊されミカエリスに止めを刺されそうになる。しかしその直前、横合いからのビームがミカエリスの頭部を撃ち貫いた。それは損傷したザウォートに総出で支えられたチュチュ機からの一撃だった。エアリアル1機にグラスレー寮が気を取られている隙に準備を整えた地球寮メンバーの意地、シャディクが自らの手で決着を付けにいくと見据えたミオリネの判断が実を結んだ瞬間である。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- デミトレーナー
- 原型機。チュチュ専用機は年次改修が行われていない旧式機をベースとしている。
余談[編集 | ソースを編集]
- チュチュのパイロットスーツ設定画に釘バットを持った姿が描かれている事もあり、ネット画像では本機に釘バットを持たせたイラストやガンプラ画像が散見される。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]