「熱核ロケットエンジン」の版間の差分
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− | [[熱核融合炉]]の炉心内部の熱エネルギーで推進剤を加熱・噴射<ref> | + | [[熱核融合炉]]の炉心内部の熱エネルギーで推進剤を加熱・噴射<ref>噴射は端末であるスラスター部分で行われる。</ref>し、その反動で推進力を生み出す熱核スラスターの一種。 |
− | 構造が小型かつシンプルでエネルギー変換効率にも優れ、最適噴射速度は光速の9%に達する<ref>過去の核分裂炉タイプは4%。</ref>事から航宙機や艦艇から[[MS]]、[[MA]]に至るまで幅広く使用されている。また、融合炉の熱を添付した上で噴射する性格上、推進剤は冷却材としての機能も兼ねる<ref> | + | 構造が小型かつシンプルでエネルギー変換効率にも優れ、最適噴射速度は光速の9%に達する<ref>過去の核分裂炉タイプは4%。</ref>事から航宙機や艦艇から[[MS]]、[[MA]]に至るまで幅広く使用されている。また、融合炉の熱を添付した上で噴射する性格上、推進剤は冷却材としての機能も兼ねる<ref>基本的には動力炉のみならずコンピューター等他の機材のいらない熱も拾って利用している。</ref>。 |
− | + | 主に宇宙用の機体や艦艇を中心に使用されるが、地上での使用も可能<ref>炉心内部で加熱した推進剤を噴射するという性質上、旧型の熱核融合炉での運用は宇宙空間に限定されていたが、M&Y型熱核反応炉を搭載した機体の場合、炉心内の放射線は[[Iフィールド]]によって遮断される為、地上での使用も可能となっている。</ref>。同じ熱核スラスターである[[熱核ジェットエンジン]]よりも出力重量比と冷却性能に優れるが、推進剤の積載量は有限であり、活動可能時間には限界がある。一部の機体ではプロペラント・タンクを機外に装着する事で推進剤容量を増やし、活動時間を延長させる事が可能。プロペラント・タンクは内容物が空になったり重量を軽減したい時などにパージする事でデッドウェイト化を回避出来る。 | |
宇宙・地上双方での運用を想定した汎用機は、熱核ロケット・ジェットエンジン双方の機能を併せ持つ熱核ハイブリッドエンジンを採用するケースも見受けられる<ref>[[ドム]]のように陸戦型ではあるが冷却性能の向上を狙いハイブリットエンジンを採用する例も存在する。</ref>他、エンジンを換装して運用環境に対応する場合もある。 | 宇宙・地上双方での運用を想定した汎用機は、熱核ロケット・ジェットエンジン双方の機能を併せ持つ熱核ハイブリッドエンジンを採用するケースも見受けられる<ref>[[ドム]]のように陸戦型ではあるが冷却性能の向上を狙いハイブリットエンジンを採用する例も存在する。</ref>他、エンジンを換装して運用環境に対応する場合もある。 |
2020年7月30日 (木) 19:14時点における最新版
熱核ロケットエンジン(Nuclear Rocket Engine)[編集 | ソースを編集]
熱核融合炉の炉心内部の熱エネルギーで推進剤を加熱・噴射[1]し、その反動で推進力を生み出す熱核スラスターの一種。
構造が小型かつシンプルでエネルギー変換効率にも優れ、最適噴射速度は光速の9%に達する[2]事から航宙機や艦艇からMS、MAに至るまで幅広く使用されている。また、融合炉の熱を添付した上で噴射する性格上、推進剤は冷却材としての機能も兼ねる[3]。
主に宇宙用の機体や艦艇を中心に使用されるが、地上での使用も可能[4]。同じ熱核スラスターである熱核ジェットエンジンよりも出力重量比と冷却性能に優れるが、推進剤の積載量は有限であり、活動可能時間には限界がある。一部の機体ではプロペラント・タンクを機外に装着する事で推進剤容量を増やし、活動時間を延長させる事が可能。プロペラント・タンクは内容物が空になったり重量を軽減したい時などにパージする事でデッドウェイト化を回避出来る。
宇宙・地上双方での運用を想定した汎用機は、熱核ロケット・ジェットエンジン双方の機能を併せ持つ熱核ハイブリッドエンジンを採用するケースも見受けられる[5]他、エンジンを換装して運用環境に対応する場合もある。
登場作品 [編集 | ソースを編集]
関連技術 [編集 | ソースを編集]
- 熱核融合炉
- 熱エネルギーソースとなる。
- 熱核ジェットエンジン
- レーザーロケット
- 核パルスエンジン
- ミノフスキークラフト
- ミノフスキー粒子の斥力効果による力場浮揚技術。
- ミノフスキードライブ
- ミノフスキー粒子の斥力効果による次世代推進システム。