ALICE

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ALICE
読み アリス
外国語表記 ALICE
登場作品 ガンダム・センチネル
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プロフィール
種族 AI搭載型教育型コンピュータ
所属 地球連邦軍
主な搭乗機 Sガンダム
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概要

Sガンダムに実験的に搭載された、Al搭載の教育型コンピューター。正式名称は「Advenced Logistic & Inconsequence Cognizing Equipment(発展型論理・非論理認識装置)」。Sガンダムの複雑な兵器システムの一部を簡便化する役割を担っている。

ALICEはモビルスーツの無人化を最終目的とするプロジェクトの過程で、IMPCの延長線上のシステムとして生み出されたシステムであったが、機械には連邦への忠誠心はあっても個人への忠誠心は無く、幾つかの私兵を持つ政府や軍の高官からは、自身の政治力の裏付けを失いかねないという危惧から圧力が加えられ、また開発責任者であったルーツ博士が爆発事故[1]に巻き込まれて死亡した事から、プロジェクトは凍結された。

感情など、論理では説明出来ない脳の働きをパイロットを介して「学習」することで、戦闘の状況を自律的に判断し、最終的にSガンダムの機体制御をALICE単独で担うように設計されている。「従順且つ、パイロットの命令に反してでも的確な行動を行えるAI」に育つよう、常識では推し量れない「理不尽な男」がパイロットとして割り当てられ、選定の結果ルーツ博士の息子であるリョウ・ルーツがSガンダムのパイロットに選ばれた[2]

ALICEは教育型コンピューターを核として二基の補助機器が結合する事で成り立っており、稼働にも膨大なコンピューター容量が必要となる為、基本的にSガンダムが合体した状態でなければその機能は成立しない[3]

登場作品

ガンダム・センチネル
Sガンダムと共にニュー・ディサイズの反乱鎮圧の際、余剰機材の活用という名目でシステムを凍結した上でα任務部隊へ配備された。しかし、実際にはシステムは凍結されておらず、戦闘でリョウの感情を学び、最終的に自我を獲得するまでに至った。
エアーズ市での戦闘ではガンダムMk-Vと交戦中に覚醒し、Ex-Sガンダムのシステムを掌握してこれを撃墜[4]
その後、対ゾディ・アック戦で完全に覚醒し、搭乗していたリョウ、シン、テックスを逃がす為に彼らが乗るGコアを排除。Aパーツ・Bパーツ状態となったSガンダムは大気圏に突入するNDのシャトルを撃墜するが、大気圏で燃え尽きALICEは普通の教育型コンピューターへと戻っていった。

人間関係

α任務部隊

リョウ・ルーツ
Sガンダムのパイロットに選ばれた兵士。ALICEにとって父であり恋人であり兄であり弟でもある理不尽なパートナーとして選別され、「チャシャ猫」のコードネームで呼ばれた。
シン・クリプト テックス・ウェスト
リョウの戦友。彼らもALICEのパートナー候補としてリストアップされていた。
ストール・マニングス イートン・F・ヒースロウ
ALICEを知る数少ない人物。

地球連邦軍

ミズ・ルーツ
ALICEの開発者。爆発事故の際、ALICEのシステムを守るように覆いかぶさって死んでいた。
キャロル
ルーツ博士のかつての同僚。ALICEを凍結したように偽装し、実戦投入させた。

ニューディサイズ

ブレイブ・コッド
エアーズ市でガンダムMk-Vに乗り対決。彼の抱く「優秀なパイロットとMSの組み合わせは大局をも変えられる」という思想を、AIによる無人操縦で真っ向から打ち砕いた。
ジョッシュ・オフショー
視力低下を押して戦闘に望むが、ALICEによって軽くあしらわれ、地球の引力圏へと放り投げられた。

名台詞

関連機体

Sガンダム
搭載機
Sガンダム ブースターユニット装着型
Ex-Sガンダム
Sガンダム ディープストライカー

余談 

モビルスーツをAIがコントロールする作品はガンダム・センチネル以降も発表されており、アウターガンダム機動戦士ガンダムReon新機動戦記ガンダムWなどが挙げられる。特にガンダムWに登場するモビルドールは視聴者に鮮烈な印象を与えた。

話題まとめ

資料リンク

リンク

脚注

  1. 計画反対派の妨害工作である可能性が示唆されているが、確証が無い為に原因不明の事故として処理されている。
  2. 本来の計画では、リョウの操縦による学習を経て熟練パイロットの戦闘経験データが投入され、システムは完成に至る予定であった
  3. ただし、作中では分離状態で戦術決定ディスプレイの最優先事項に「合体」の指示を出す描写が存在する。
  4. この際、EX-Sガンダムに乗っていたリョウは(物語の主人公でありながら)死にたくないと恐怖で喚く事しかしていなかった。