EWAC

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EWACイーワック (Early Warning And Control)

主に宇宙世紀作品において早期警戒・管制を行う偵察機を指す用語。主に大型のレドームを搭載した偵察用モビルスーツの呼称として用いられるが、ザクフリッパーなどの高性能の光学機器などを搭載した偵察機自体を指すケースもある。

宇宙世紀においてはミノフスキー粒子のECM効果によってレーダー兵器の価値が一挙に下落しているものの、粒子が拡散すると効果が激減してしまう事から頻繁に散布する必要があり、戦時下でも宙域によっては粒子の濃度にムラが生じている。そのため、レーダーの使用頻度は未だに高く、艦船やモビルスーツにはレーザー・センサー、赤外線センサーなどと併用してレーダーが装備されている。

EWAC機は基地や艦隊防衛のため様々なセンサーを搭載し、敵の行動に関する情報を早期に獲得したり、自軍の兵力を展開するための管制を行う事を運用形態としている。宇宙ではモビルスーツでEWAC任務を行う事が多く、センサーやデータ・プロセッサー、通信装置などの電子機器を収めている巨大な頭部がこれらのMSの外観上の特徴となっている。

1機または2機をペアで常に滞宙させ全天の監視を行い、情報はデジタル処理されレーザー、電波通信を併用して母艦の戦闘情報室(CIC)にリアルタイムでデータ送信される。つまりEWAC機は母艦を中心としたEWACシステムの「目」の役割を担っており、CICや他のモビルスーツと連携し、システマティックに運用される事によって真価が発揮される。

宙域によってはミノフスキー粒子のムラがあるため、同じEWAC機でも環境によって索敵可能な範囲が変わるものの、場合によっては非常に有利な情報を獲得できるため、戦場における偵察任務では重要な役割を担っている。

登場作品 

機動戦士ガンダムΖΖ
出典元。頭部とレドームが一体化した偵察機であるアイザックが登場。EWACの名称については機体名のスペルの内の1つ(EWAC-Zack)に用いられている。この機体の登場以降、主に頭部にレドームを搭載した機体に「EWAC」の名称が付記されるようになる。
ガンダム・センチネル
機体名に「EWAC」が記された機体としてEWACネロが登場した。EWACについても、より具体的な解説が行われている。
新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT
アイザックなどと同様、頭部にレドームを搭載した偵察機として偵察型リーオーが登場。『Gジェネ』シリーズにおいて「EWACリーオー」表記で実装されている。
ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに
EWACジムガンダムTR-6[キハールII]EWAC形態など、換装によりEWAC機として運用される機体が登場。
機動戦士ガンダムUC (小説版)
地の文のみの登場ではあるものの、ジェスタの装備バリエーションとしてジェスタ (EWAC)が登場。
機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより―
ことぶきつかさ氏がデザインしたEWACジェガンが登場。
UC-MSV / 機動戦士ガンダムUC (OVA版)
カトキハジメ氏がデザインしたEWACジェガンが登場。EWACジェガンとしてはこちらが公式機体となっている。
A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-
EWACアッシマーが登場。

関連用語 

早期警戒管制機 (AWACS、AEW&C)
現実世界におけるレーダーによる長距離索敵や友軍に対する管制を行う航空機。機体の上部にレドームを搭載した機体が多い。

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