マゼラン級
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マゼラン級(MAGELLAN)
- 登場作品:機動戦士ガンダム、機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑、密会〜アムロとララァ、GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079、ガンダム・カバード ネメシスの天秤、機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像、ガンダム・センチネル、機動戦士ガンダム MS IGLOO、機動戦士ガンダム THE ORIGIN、機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(マゼラン改級〈0083版〉)、ガンダム・センチネル(マゼラン改級〈センチネル版〉)
- デザイナー:大河原邦男(テレビシリーズ)、あさのまさひこ(ガンダム・センチネル)
- 分類:宇宙戦艦
- 全高:88.0m
- 全長:327m
- 全幅:94.5m
- 本体重量:41,000t
- 全備重量:62,900t
- 推進機関:熱核ロケット・エンジン×4基
- 所属:地球連邦軍
- 主な指揮官:レビル将軍、マクファティ・ティアンム中将、ヴォルフガング・ワッケイン少将など
宇宙世紀0070年代の軍備増強計画にて就役した地球連邦軍の宇宙戦艦。艦隊決戦思想に趣を置いた、いわゆる大艦巨砲主義の色を濃く出した戦艦である。旧世代の戦艦であるため長距離索敵と誘導兵器の使用を前提としており、外観からもジオン公国軍の平均的な軍艦に比べレーダーや火力が充実しているのが見てとれる。 海上艦に倣った形状(艦尾の推進動力部を除く)だが、正面切った砲戦を前提に避弾経始を重視して極端に薄い艦首から艦橋辺りまで徐々に膨らむ構造を採っており、艦体四面のうち三面を上甲板とし、それぞれに指揮所・砲塔を配置する事で上下(艦橋←→艦底方向)360度の射界を確保している。 基本的に遮蔽物のない宇宙空間では、いかにモビルスーツ(MS)といえども遠距離で探知され、長射程ビームや誘導ミサイルにより接近する以前に撃墜されてしまうと考えられていたため、戦前の連邦軍首脳部はMS戦決戦思想を軽んじていた。 しかし、想定を大幅に上回るジオン軍のミノフスキー粒子を用いた対電子戦と、MSによる有視界戦闘により、その本来の持ち味が全く発揮できず、ブリティッシュ作戦やルウム戦役ではほぼ一方的な惨敗を喫してしまい、不本意にも時代遅れの大艦巨砲主義の象徴、連邦軍の見掛け倒しの弱さの象徴と化してしまうことになった。