マゼラン級

提供: ガンダムWiki
2019年2月2日 (土) 09:58時点におけるA.B.C. (トーク | 投稿記録)による版 (→‎マゼラン級戦艦)
ナビゲーションに移動 検索に移動

マゼラン級(MAGELLAN) 

宇宙世紀0070年代の軍備増強計画にて就役した地球連邦軍の宇宙戦艦。艦隊決戦思想に趣を置いた、いわゆる大艦巨砲主義の色を濃く出した戦艦である。旧世代の戦艦であるため長距離索敵と誘導兵器の使用を前提としており、外観からもジオン公国軍の平均的な軍艦に比べレーダーや火力が充実しているのが見てとれる。 海上艦に倣った形状(艦尾の推進動力部を除く)だが、正面切った砲戦を前提に避弾経始を重視して極端に薄い艦首から艦橋辺りまで徐々に膨らむ構造を採っており、艦体四面のうち三面を上甲板とし、それぞれに指揮所・砲塔を配置する事で上下(艦橋←→艦底方向)360度の射界を確保している。 基本的に遮蔽物のない宇宙空間では、いかにモビルスーツ(MS)といえども遠距離で探知され、長射程ビームや誘導ミサイルにより接近する以前に撃墜されてしまうと考えられていたため、戦前の連邦軍首脳部はMS戦決戦思想を軽んじていた。 しかし、想定を大幅に上回るジオン軍のミノフスキー粒子を用いた対電子戦と、MSによる有視界戦闘により、その本来の持ち味が全く発揮できず、ブリティッシュ作戦ルウム戦役ではほぼ一方的な惨敗を喫してしまい、不本意にも時代遅れの大艦巨砲主義の象徴、連邦軍の見掛け倒しの弱さの象徴と化してしまうことになった。