エラン・ケレス

提供: ガンダムWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
エラン・ケレス
外国語表記 Elan Ceres
登場作品 機動戦士ガンダム 水星の魔女
声優 花江夏樹
テンプレートを表示
プロフィール
種族 人間 (スペーシアン)
性別
職業 学生 (パイロット科3年)
所属
主な搭乗機 ガンダム・ファラクト
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

ペイル・テクノロジーズが擁立するパイロット。パイロット科3年。学籍番号「KP002」。ペイル寮の筆頭で、決闘委員会にも所属している。ある事情から本人と、本物のエランと瓜二つに整形された影武者を合わせて3人のエランが存在している。また、影武者はGUND-ARM搭乗のために身体改造された強化人士となっている。

強化人士4号[編集 | ソースを編集]

最初に学園に送り込まれたエラン・ケレスの影武者。他人に興味を示さず学園内の誰にも心を開かない孤高の人で、無表情とその冷たい印象から一部の生徒からは「氷の君」と呼ばれている。

強化人士として改造された際に過去の記憶を失っており、ガンダムに乗ることだけが自身の存在意義として捉えている。パイロットとしての操縦技量は高く、決闘の個人戦オッズランキングでも最上位に位置している。決闘自体はあまり受けてないらしく、スレッタとの決闘前までの戦績は7勝0敗0分け。

他人に興味を持たない彼であったが、スレッタとグエルの決闘を見てスレッタに興味を抱いた。これはエアリアルがガンダムであり、スレッタもまたガンダムに乗るために作られた人間であると感じ取り、自分と同じ境遇にあると思ったためであった。だが、エアリアルはパイロットに負荷をかけないガンダムであったため、彼女と自分が違いことに気づき、彼女に歪んだ憎悪を向けることとなった。

スレッタとの決闘を経て記憶を思い出し、自分にも幸せな過去があったことを知り、スレッタと束の間に心を通わせた。だが、体が限界に達し強化人士としての使命を果たせなくなったため、ペイル社によって処分された。

強化人士5号[編集 | ソースを編集]

強化人士4号の後を継いで学園に送り込まれた影武者。天使のような笑顔を持つが、オリジナルのエランに似た性格の悪さを隠し持つ。

自身のことを「命の安い者」と例えながら誰よりも生に執着し、生き延びようと足掻いてきた人物で、整形を受け強化人士となったものも生きるためである。強化人士4号とは対照的に社交的な性格で、株式会社ガンダムの面々とも打ち解けていた。パイロットとしての技量は高いが、生への執着からGUNDフォーマットの使用は必要な際に限定している。

性格は悪いが誠実さも持っており、自身に非があれば面子を気にせずに謝罪する面もある。ペイル社からの任務を手段を選ばず忠実にこなそうとしていたが、任務を達成できずに処分されそうになると、生きるためにペイル社から脱走している。脱走後はグラスレー寮に身を隠しており、そこで共に監禁されていたノレアに共感し、彼女が学園を無差別攻撃した際には止めようと行動した。ノレアを救うことはできず、その後は地球寮の仮設の建物の裏で身を隠していたが、スレッタの出自やクワイエット・ゼロの情報などを聞き、スレッタにこれまでの非礼を詫び、自身も見逃すことを条件に協力を申し出た。

ガンダムに乗ることはあらかじめ断っており、ミオリネ達の護衛としてクワイエット・ゼロ内部へと侵入した。そしてミオリネが停止コードを入力する時間稼ぎをし、プロスペラを無力化させて作戦を成功に導いた。ベネリットグループが解散してから3年後には、ノレアがスケッチに残していた光景を探して、地球を旅している。

オリジナル[編集 | ソースを編集]

ペイル社が擁しているオリジナルのエラン。「ペイルグレード」のトップの評価を持つ時期CEO候補。

頭脳明晰な人物であるが、モビルスーツの操縦適性に関しては低い。そのため、デリングミオリネの花婿を決める決闘を開始した際には、影武者である強化人士を送り、自身はペイル社に身を隠すこととなった。

しかし、長い間飼い殺しの状況に不満を持っており、ベネリットグループの解散が宣言された際に見切りを付け、ヘッドハンティングされる形でペイル社を辞職した。3年後にはセセリアを手を組んで、ジェターク・ヘビー・マシーナリーに事業斡旋などを活動を行なっている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム 水星の魔女
初登場作品。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ペイル・テクノロジーズ[編集 | ソースを編集]

ゴルネリ / ネボラ / カル / ニューゲン
ペイル社の共同CEO。強化人士のことは消耗品としか見ていない。オリジナルとは対等な関係であったが、最終的に辞表を出された。
ベルメリア・ウィンストン
ペイル社の技術研究員。強化人士の発案者で、身を案じてはいるものの、強化人士4号からは特に興味を持たれていない。強化人士5号からは若干の恨みはあるものの、立場の苦しさを理解されていた。

アスティカシア高等専門学園[編集 | ソースを編集]

スレッタ・マーキュリー
ガンダム・エアリアルのパイロット。強化人士4号が珍しく興味を抱いた人物で、自身と同じ境遇にあると感じ取った。事実は異なっていたが、束の間に心を通わせた。強化人士5号はペイル社からの指示で距離を縮めようとしていたが、言動が変わり過ぎていたため警戒された。後にこれまでの行動を謝罪し、強化人士4号のことを伝えた。
ミオリネ・レンブラン
デリングの一人娘。強化人士4号と5号共に特に興味はなく、ミオリネは御三家の関係者ということもあって警戒している。
グエル・ジェターク
決闘委員会に所属するジェターク寮の筆頭。強化人士4号と5号共に特に興味を持っておらず、グエルからもよくわからん奴と思われている。オリジナルとはグループ解散から3年後に事業斡旋で関わりを持ち、区別のためか「ケレスさん」と呼ばれている。ただ、かなり利益配分をぶん取っているようで、グエルの顔を引きつらせている。
シャディク・ゼネリ
決闘委員会に所属するグラスレー寮の筆頭。強化人士4号は興味を持っていないが、シャディクはエランがスレッタに興味を抱いた際には珍しいと言っていた。強化人士5号はペイル社に居場所がなくなった際に交渉して、グラスレー寮に逃げ込んでいる。
セセリア・ドート
決闘委員会に所属するブリオン寮の生徒。強化人士4号と5号共にあまり関わりはなかったが、5号に対しては冗談まじりで「別人なんじゃないの?」と言っている。オリジナルとはグループ解散から3年後に手を組んで事業斡旋などを行なっている。
ニカ・ナナウラ
株式会社ガンダムの同寮。強化人士5号がグラスレー寮に逃げ込んだ際に共に監禁されており、自身の正体を明かした。
ノレア・デュノク
フォルドの夜明けのガンダムパイロット。強化人士5号やニカと共に監禁されており、自らの境遇が重なって死に急ぐ彼女を救おうと行動した。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

ガンダム・ファラクト
主な搭乗機。強化人士5号はパーメットスコアを上昇させずに運用している。
ザウォート
強化人士4号がダイゴウ寮と決闘する際に搭乗。
ガンダム・エアリアル
強化人士4号がスレッタの許可を得て調査のために搭乗した。
ガンダム・エアリアル (改修型)
強化人士5号が奪取するために搭乗したが起動すらできなかった。
ガンダム・ルブリス・ウル
強化人士5号がノレアのルブリス・ソーンを止めるために搭乗した。

リンク[編集 | ソースを編集]