5行目: |
5行目: |
| *[[F91-MSV]] | | *[[F91-MSV]] |
| *[[機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91]](小説版) | | *[[機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91]](小説版) |
| + | *[[機動戦士ガンダムF90FF]] |
| <!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 --> | | <!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 --> |
| | デザイナー = 大河原邦男 | | | デザイナー = 大河原邦男 |
28行目: |
29行目: |
| | 母艦 = | | | 母艦 = |
| | 主なパイロット = | | | 主なパイロット = |
| + | *[[ドーフマン]] |
| + | *[[リヴ・アンゲリカ|ディル・ライダー]] |
| }}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> | | }}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 --> |
| | | |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[ヘビーガン]]の武装強化型。「フル装備」「ハワードウェポンタイプ」とも呼ばれる。 | + | [[ヘビーガン]]の武装強化型。資料によっては「フル装備」「ハワードウェポンタイプ」とも呼称される。 |
| + | |
| + | ヘビーガンは元々戦闘用の機体として火力不足が指摘されており、[[地球連邦軍 (UC)|連邦軍]]では[[モビルスーツ]]の性能は機動性の高さだけで決まる訳ではないと考えていた事もあり、それを補う目的でハードポイントを積極活用した重武装化計画が[[Gキャノン]]を皮切りに行われた。 |
| + | |
| + | ヘビーガン重装攻撃型は、[[Gキャノン パワードウェポンタイプ]]から遅れること1ヶ月後に試作1号機が開発された。 |
| | | |
| 連邦の15m級[[モビルスーツ]]の武装強化案は[[Gキャノン]]から始まり次にヘビーガンが選ばれている。このような武装強化案は[[クロスボーン・バンガード]]との戦闘で、[[地球連邦軍 (UC)|連邦軍]]首脳部から戦力不足という意見があったためと言われている。試作1号機はGキャノンから遅れて一ヶ月後に完成した。 | | 連邦の15m級[[モビルスーツ]]の武装強化案は[[Gキャノン]]から始まり次にヘビーガンが選ばれている。このような武装強化案は[[クロスボーン・バンガード]]との戦闘で、[[地球連邦軍 (UC)|連邦軍]]首脳部から戦力不足という意見があったためと言われている。試作1号機はGキャノンから遅れて一ヶ月後に完成した。 |
| | | |
− | ヘビーガンも元々戦闘用の機体として火力が低いという問題があったため、[[Gキャノン パワードウェポンタイプ|Gキャノン長距離支援仕様]]に続く中距離支援を目的とした火器を追加している。追加兵装は肩から腕部にかけて装着される物で、本機の汎用性を損なわないものとなっている他、これらの追加武装は炸薬によってパージが可能であるため、白兵戦への移行や撃ち殻のデッドウェイト化を回避出来た。
| + | 追加兵装は肩から腕部にかけて装着される物で、本機の汎用性を損なわないものとなっている他、これらの追加武装は炸薬によってパージが可能であるため、白兵戦への移行や撃ち殻のデッドウェイト化を回避出来た。また、規格を同じくする[[ハーディガン]]も本機のオプションを装備する事が可能である。 |
− | | |
− | だが、ヘビーガンのジェネレーターは出力不足によりビーム兵器の同時使用数に制約が掛かっており、また兵装を限界まで装備した割にはGキャノン長距離支援仕様の様な推力強化処置は施されていない為、機動力の低下も懸念されていた。そのため実際の運用時には必要なオプションのみ追加する方法が行われており、フル装備状態で出撃する事は稀であったとされている。
| |
| | | |
− | なお、ヘビーガンと同規格となる[[ハーディガン]]もこのオプション装備を換装する事が可能である。
| + | だが、ヘビーガンのジェネレーターは出力不足によりビーム兵器の同時使用数に制約が掛かっており、また兵装を限界まで装備したもののGキャノンの様な推力強化処置は施されていない為、機動力の低下も懸念されていた。そのため実際の運用時には必要なオプションのみ追加する方法が行われており、フル装備状態で出撃する事は稀であったとされている。 |
| | | |
| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
46行目: |
51行目: |
| ;[[機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91]] | | ;[[機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91]] |
| :小説版で306部隊の副長であるドーフマンが搭乗。 | | :小説版で306部隊の副長であるドーフマンが搭乗。 |
| + | ;[[機動戦士ガンダムF90FF]] |
| + | :第25話でテスト用の新型機に[[リヴ・アンゲリカ|ディル・ライダー]]が搭乗。[[MSA-120]]に対してパージを活用した戦術で渡り合うが、ディルの操縦技術にヘビーガン自体が追いついておらず、辛うじて善戦した程度に終わっている。 |
| | | |
| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
| === 特殊機能 === | | === 特殊機能 === |
− | ;分離 | + | ;換装 |
− | :追加オプション兵装を分離可能。 | + | :追加オプション兵装の換装が可能。オプション兵装は状況に応じてパージし、デッドウェイト化を回避出来る。 |
| | | |
| === 武装・必殺攻撃 === | | === 武装・必殺攻撃 === |
68行目: |
75行目: |
| :左肩アーマーそのものを換装して搭載する二基の多砲身機関砲で1基毎に4門の砲身を有する。Gキャノン用の物を小型・軽量化した武装で、APFSDS弾を使用することで装甲に高い威力を発揮する。 | | :左肩アーマーそのものを換装して搭載する二基の多砲身機関砲で1基毎に4門の砲身を有する。Gキャノン用の物を小型・軽量化した武装で、APFSDS弾を使用することで装甲に高い威力を発揮する。 |
| ;グレネードランチャー | | ;グレネードランチャー |
− | :右前腕部に装備されている二連装グレネード発射機。 | + | :右前腕部に装備されている二連装グレネード発射機。ダブルビームガンとする資料も存在する。 |
| ;2連シールドガン | | ;2連シールドガン |
− | :左前腕部に装備されているシールド機能を有する装甲を付けたレールガン。 | + | :左前腕部に装備されているシールド機能を有する装甲を付けたレールガン。資料によってはこちらがダブルビームガンとされる事もある。 |
− | ;ショート・ビーム・ランチャー | + | ;ショート・ビーム・ランチャー(SBR) |
| :短砲身の携行式ビーム砲で、[[ガンダムF90-Aタイプ|F90Aタイプ]]のメガビームバズーカを短縮化した簡易量産型の派生武装。発射可能回数は少ないが高い威力を有する。非使用時にはリアアーマーにマウントされる。 | | :短砲身の携行式ビーム砲で、[[ガンダムF90-Aタイプ|F90Aタイプ]]のメガビームバズーカを短縮化した簡易量産型の派生武装。発射可能回数は少ないが高い威力を有する。非使用時にはリアアーマーにマウントされる。 |
| | | |