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、 2020年2月22日 (土) 15:49
== ビーム・サーベル(Beam Sabre) ==
ガンダムシリーズに登場する[[モビルスーツ]]用の格闘兵装の一種。[[ビーム・ライフル]]とともにガンダムシリーズの代表的な武器として扱われている。物理的な刀身を持たないものの、概ね実体剣との鍔迫り合いが可能な設定が付与されている。また、手首を高速で回転させる事で、[[ビーム・シールド]]のように防御に用いる事が出来る。
柄を兼ねた本体からビームの刀身を形成する「光の剣」であり、その形態は映画『STAR WARS』シリーズのライトセイバーに似る。
== 各世界観のビーム・ライフル ==
=== 宇宙世紀 / リギルド・センチュリー ===
[[エネルギーCAP]]に貯蔵された高エネルギー状態の[[ミノフスキー粒子]]で刀身を形成するビームの刃。刀身の形成には[[Iフィールド]]が用いられ、Iフィールドの形状に応じて刀身の形状が変化する<ref>[[メタス]]のビーム・サーベルが斧状のビーム刃を形成している他、この原理を応用したビーム・フラッグの存在が知られている。</ref>。
単純な出力では[[ビーム・ライフル]]に劣るものの、[[モビルスーツ]]の装甲を容易に溶断するだけの切断力を誇り、使用時のみビーム刃を展開する為、ヒート系の格闘武器と比較して装備そのものはコンパクトである。反面、ヒート系武装と比べて要求出力や技術的ハードルが高く、水中での使用にも制限が加わるといった欠点も有する。サーベルは(一部の例外を除き)機体の掌に備わったコネクタに接続され、MSからの電力や管制用の電気信号をやりとりする。
Iフィールドから発せられる斥力によりビーム刃同士は元より、プラズマ化したヒート系装備の刀身との鍔迫り合いが可能。柄の両端からビーム刃を展開するビーム・ナギナタ、斧状のビーム刃を展開するビーム・アックスといったバリエーションが存在し、一部のモデルでは収納状態でビームガンやビーム・キャノンの砲身を兼ねる<ref>[[ガンダム試作1号機]]や[[キュベレイ]]等。</ref>。
[[宇宙世紀]]0090年代には斬りつける時以外にビーム刃の形成を最小限にしたリミッター機能を備えるモデルが用いられている。
=== 未来世紀 ===
[[ガンダムファイト]]のリング衛生のビームロープにも用いられる「疑似ビーム技術」と呼ばれるナノテクノロジーが用いられる。この疑似ビームは本来熱量を持たないが、ガンダムファイトでは攻撃目的で熱量を付与している。
形状を自在にコントロールする事ができ、布状や鎖状にして使用する他、ビームそのものをマニピュレータで掴んだり、ビームロープの反動を推進力するといった芸当も可能。
=== アフター・コロニー ===
[[トールギス]]の段階で既に実用化されているビーム兵装であり、荷電粒子を発生させ強力な磁界フィールドによって意図的に電離領域を生成・制御する。ビームそのものではなく、その周辺の空間が超高熱を帯びて破壊力を持つ。
[[ガンダムタイプ]]の使用する物は[[ガンダニュウム合金]]の素材強度によってビーム発生装置の出力が向上しており、複合的なビームの層を形成する事で水中でも減衰する事なく使用する事が可能。
=== アフター・ウォー ===
詳しい原理は不明だが、他作品と同じくMSの標準装備として使用されている。
=== 正暦 ===
[[∀ガンダム_(MS)|∀ガンダム]]のビーム・サーベルは、プラズマエネルギーを電磁場で刀状に封じ込めた物が使用されている。
=== コズミック・イラ ===
[[ミラージュコロイド]]用の磁場形成理論の応用技術によってビームを刃状に固定している。サーベルの刃は互いに反発せずにすり抜ける為、これを防ぐ為に耐ビームコーティングを用いたシールドで相手の斬撃を防御する<ref>作中では演出ミスによって鍔迫り合いが描写されていたが、HDリマスター時に修正されている。</ref>。
対艦戦闘を前提とした「対艦刀」と呼ばれる大型のモデルも存在し、そちらでは大型の実体剣の刃としてビーム刃が発生する。
他のビーム兵器と同様に稼働に伴い電力を消費する為、[[バッテリー]]駆動型のモビルスーツではエネルギー消費を抑える目的で実体剣を装備する例も存在する。特殊な例としては柄にパワーセルを内蔵した[[ハイペリオンガンダム]]のロムテクニカがある。
なお、基幹技術であるミラージュコロイドは[[ユニウス条約]]の締結時に使用制限が課されているが、ビームサーベル用の磁場形成理論は「応用技術」という解釈を取る事で引き続き使用されている。
=== 西暦 ===
陽電子で作り出された空間に、圧縮した[[GN粒子]]を充填する事で刀身を形成するGNビームサーベルが主流。なお、[[ユニオン]]、[[AEU]]の開発したプラズマソードは、Eカーボン製のソニックブレードからプラズマの刃を発生させるビーム兵器開発の過程で発展した装備である。
GNソードのように刀身にGN粒子を定着させ、実体剣とビームサーベル双方の特性を併せ持つ装備も開発されており、GN粒子を刀身にまとわせた実体剣は[[GNフィールド]]を貫通する事が出来る他、GNビームサーベルを形作る陽電子の作用によって、ビームサーベルと鍔迫り合いを行う事が可能となっている。
[[ダブルオーライザー]]や[[ダブルオークアンタ]]は[[ツインドライヴシステム]]と[[トランザムシステム]]によって超長大な<ref>ダブルオーライザーの物で1万kmものサイズを誇る。</ref>ビームサーベルであるライザーソードを使用可能。
=== アドバンスド・ジェネレーション ===
[[ヴェイガン]]の運用するモビルスーツは一部の例外を除き掌部にビームバルカン兼用のビームサーベルを標準装備しているが、[[ギラーガ]]や[[フォーンファルシア]]のように任意の形状のビームを発生させるウェポンを持つ機体も存在する。
[[地球連邦軍_(AGE)|連邦軍]]では[[ガンダムAGE-1 ノーマル]]でビームサーベルを実用化し、以降はAGE-1に装備されたサーベルをベースにした物が全軍に配備されている。
== 関連技術 ==
;[[ミノフスキー粒子]] / [[GN粒子]]
;[[Iフィールド]]
;[[エネルギーCAP]]
;[[GNドライヴ]] / [[GNコンデンサー]]
;[[ビーム・シールド]]
;[[ビーム・ライフル]]
;[[ミラージュコロイド]]
== リンク ==
*[[小辞典]]
*[[技術]]
*[[武器・装備]]
== 脚注 ==
<references/>
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{{DEFAULTSORT:ひいむ さあへる}}<!-- 濁点・半濁点は除く。「っ」のような小書き文字は「つ」のように大きくする。「・」のような区切り文字は半角空白「 」に変える。 -->
[[Category:機動戦士ガンダム]]
[[Category:技術]]
[[Category:技術は行]]
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